「やめて」を含む小説

「いかにして私は原爆について心配するのをやめ、原爆を愛するようになったか」ならぬ「いかにして私はボツリヌス菌について心配するのをやめ、ボツリヌス菌を愛するようになったか。」

時代は少し近未来。世界に致死率100％の謎のウイルス―――HKV（Human　Kill　Virus）が突如現れ世界は大混乱に叩き落された。 そんな中、ある一つの国が人造人間技術…

これは、滅んでしまった後の世界のお話。 人工冬眠から目覚めた記憶喪失の少女と、彼女を助けた女性型オートドール。地下図書館をベースキャンプに、”世界の探索”をしているというオートド…

最後の5分がテーマということで書いてみました。 何だよそういうオチなのか！と思って頂けたら幸いです。 〈あらすじ 〉 世界滅亡が確定して、皆働くことをやめた。好きなように余生…

近代文学ぽい怪談ワンドロ(嘘) だいぶ前に書いた短篇、この頃は近代文学いろいろ読んでたのかな……。 昔、一度鉄瓶を買おうと思ったことがあったんですが、あれは日々使い手入れし続け…

春の選抜甲子園、決勝でノーヒットノーランを達成した明豊学園の投手、クリス。自他ともに認める大天才であるが、地方の秋季大会で弱小校のバッター、相良にホームランを打たれたのが気がかり…

遥か昔、世界は滅亡の危機を迎えました。 人類は「人間」であることをやめ、動物と遺伝子を掛け合わせた 「ミックス」という種族に生まれ変わることで生き残りました。 そしてミックスが…

由貴(よしたか)高校3年男子 悠貴(はるき)高校2年男子 花恋(かれん)高校1年女子 趣味はベース。最近友達のバンドのベースがやめてしまったため代わりにメンバー入りした。 …

　 一人の女子大生が、飛び降りて死んだ。 　 所属する研究室の窓から踏み出して、落ちて死んだ。 大した理由でもない。 ありふれた、どこにでもある理由で、生きることをやめたのだ。 …

吐いた唾は呑めぬというものの、吐いた煙が食えない女になるとは。 電子アロマに駆逐された紙巻煙草をやめ損なった男の元に現れた美女。 特に何が起こるでもない、彼らの出会いと、そのち…

誰からも尊重されず、不幸な目にばかり遭い続けてきた少女がいました。 うまく心を開くことのできなくなった彼女の前に、ある日、救世主が現れます。 彼は提案するのです。「君の支えになり…

夫とは二年前に離婚。二人暮しだった息子は病気で亡くした。 若気の至りとはよく言うもので、家庭を顧みず散財に走り、他の男に現を抜かしたバチが当たったのだ。 人生で最大の過ちを犯して…

新人社会人、三つ雲渡が出会ったのは、ヒーローを名乗る少女だった。だがその見た目、言動は、およそヒーローからかけ離れていた。つまり、不審者であった。

世界各所に七大魔山《セブンサミッツ》が出現し、空前の冒険者ブームが訪れて14年。エバンスはある理由からパーティーを解散し、持ち前の「音波耐性」を活かして、収穫の際に怪音波を放つ作…

この自伝について。 （2018/5/27追記） ある程度は時系列順に書いていく形式にするつもりですが、筆者がそれをやり切れる人でない事をご了承下さい。 そして、少し暗い話が多くな…

登場人物 〇黒川毬……高校生の女の子。高校の教師である五十嵐誠とは歳の離れた幼馴染。 〇五十嵐誠……毬の通う高校の教師。ようやく学校で毬を『黒川』と呼ぶのに慣れだした。 ・晴天…

「会社辞めます。」 ３０歳、雄太はサラリーマンをやめて祖母が農業をやっている田舎へとやって来た。 会社勤めはもうコリゴリだ。だけどお腹は空く。 食べるために仕方ない。 婆…

　俺、尾関暖人（おぜきはると）には、物心ついたときから感情と呼べるものが存在しなかった。 　心がない俺は、誰かを傷つけてしまうかもしれない。そう思って、他人と深く関わることはやめ…

　蒼衣（アオイ）は親が家をよく空けるという以外は全く普通の少女だった。 　突然巻き込まれた交通事故の衝撃で、輸送されていた謎の鉱石を体に埋め込まれた結果『機装唱女（きそうしょう…

かつてこの世界で、最も発展したのは倉庫業だった。生き物以外ならなんだって、軍用品から日用品まで、全ての物体が電子的に移動する。その生活を支える莫大な基幹インフラは、イデア・エレベ…