まず、本編を読む前にこの物語の紹介を読んでください。
物語は、十姉妹の語りで始まります。
その相手は、神の使いであるカラス。日々の営みの中で腐れ縁ともいえるようになった彼らは、ふとしたことから願いをかなえるという話になる。カラスが神様に頼むことで。
そして、物語は動きます。神様に願う願いは、一日だけの短いモノ。
『人間にしてください』
そう十姉妹は願います。恩を返すために。
さあ、あとは皆さまで読み進めてください。無事、恩を返すことが出来るのかどうか。
ただ、ほんの少しだけ。私から皆様にお伝えします。
読み終えたあと、きっと誰かに何かを伝えたくなりますよ。