致死率100%のウイルスが世界に蔓延したので、人として生きることをやめました
三日月ハウス
プロローグ
血の海を這いつくばりながら、シオンは叫ぶ。
「誰か……! 誰でもいいからいないのか!! 頼む、頼む……」
地獄にたらされる救いの糸を探し求め、すがるような声を出す。
体からおびただしい量の血があふれ出すのが分かった。
≪素晴らしい活躍だった。だがあと1手、足りなかったようだ。≫
彼が言った言葉が脳裏をフラッシュバックした、その瞬間。
世界がなくなった。
ーーーすまねぇ、どうやら俺は世界の救世主にはなれなかったみたいだ。
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