作品投稿3年以内に作家デビュー!?カクヨムコン7受賞者アンケート公開!

本日より応募受付開始となった第8回カクヨムWeb小説コンテストですが、併せて、昨年開催した第7回カクヨムWeb小説コンテストの受賞作発売記念特設サイトも公開しました。
どのような作品が受賞したのかはもちろん、どんな作家が受賞したのかは、カクヨムコン8に応募される皆様も気になるかと思います。

そこで今回は、カクヨムコン7受賞者(大賞、特別賞、ComicWalker漫画賞)の方々にご協力いただき、カクヨムでの活動経歴や、日々の活動で意識している事についてアンケートを実施しました(回答率83%)。
「カクヨムでの作品投稿歴は何年くらいか」「これまでカクヨムコンに参加した事はあるのか」「普段作品を書くときに意識している事は何か」等の気になるデータを、カクヨムコン8の参加に役立つ情報とセットで公開します。

ぜひ最後までご覧ください。

アンケート① 受賞者のカクヨムでの活動経歴

受賞者はこれまでに、カクヨムでどの程度の執筆経験があるのか、また、コンテストへの応募や受賞経験はどのくらいあるのか等、基本的な活動経歴をお伺いしました。

カクヨムでの作品投稿歴を教えてください。

 

1年未満:14% 1~3年:53% 4年以上:33%

カクヨムコン7受賞者のうち、カクヨムで作品投稿を始めて3年以内のユーザーが約70%を占めており、うち14%は1年未満で受賞を果たしています。カクヨムで一定の投稿経験がある方はもちろん、投稿を始めて間もない方でも受賞の可能性を秘めている事が分かります。

カクヨムコン参加歴を教えてください。

1回:50% 2~4回:42% 5回以上:8%

カクヨムコン7受賞者のこれまでのカクヨムコン参加歴は、初参加者と2回以上の参加者で半々となっています。これまでにカクヨムコン参加経験がない方も、リベンジ参加となる方も、それぞれ受賞のチャンスがあります。
※カクヨムコン1~7の受賞経験があり、今回も参加される方は、カクヨムプロ作家部門にのみ参加可能となります。ご注意ください。

カクヨムコンの受賞歴を教えてください。

 

【カクヨムコン(特別賞)受賞歴】初受賞:73% 2回以上:27%
【カクヨムコン(CW賞)受賞歴】初受賞:100%

特別賞を初受賞したユーザーは約70%、CW賞(ComicWalker漫画賞)は受賞者全員が初受賞となっています。いずれの賞もフレッシュなユーザーに受賞のチャンスがあり、特にCW賞が顕著となっています。

さらにカクヨムコン8では、カクヨムコン受賞者及びカクヨム発書籍化作家はカクヨムプロ作家部門に参加するルールとなっているため、それ以外の7部門に参加する作者の方は、読者選考通過のハードルが前回よりも下がる見込みです。初受賞を狙うユーザーには絶好のチャンスですので、ぜひご応募ください。

カクヨムコン初受賞時点で、すでに書籍化を経験していたか教えてください。

経験なし:78% 経験あり:22%

カクヨムコンで初受賞するまで書籍化経験がなかった=アマチュアだった多くのユーザーが受賞しています。また、カクヨムコンはプロ・アマ問わず参加可能なため、様々な編集部からの書籍化に挑戦したいプロの方もチャンスをつかんでいます。カクヨムコン8では、総数40もの編集部・レーベルが選考に参加していますので、ぜひチャレンジしてください。

アンケート② 受賞者が日々の活動で意識している事

受賞者はどのような事を意識して日々作品を投稿しているのか、2択のうち当てはまる方をお伺いしました。必ずしも割合が多い方が正しい、という事ではありませんが、ご自身の傾向と照らし合わせてみてください。

作品の投稿スタイルは「書きながら考える」or「書いてから投稿する」?

作品を書きながら・更新しながら、構想を考えていく方である:56%
ある程度作品のストックをためてから、投稿する方である:44%

作品の投稿スタイルは概ね半々となりました。読者を定着させるためには、更新を止めずに毎日投稿する事、ストックを切らさず用意しておく事、どちらも重要になります。カクヨムコンの応募受付期間は12月1日〜1月31日の2か月間となりますので、完結を見据えた計画的な投稿を心掛けましょう。

作品を書くときは「自分が書きたいものを優先する」or「流行を意識する」?

Web小説の流行はあまり意識せず、自分の書きたいものを優先して書く方である:47%
Web小説の流行をある程度意識して書く方である:53%

こちらも概ね半々となりました。流行を意識して作品を書く方法でも、自分が書きたいものを優先して書く方法でも、変わらず受賞できている事が分かります。但し、後者であっても読者の支持が不可欠となりますので、先ずは好みの作品を探している読者に見つけてもらえるよう、人気のタグ等を参考に、作品に関連するタグを可能な限り設定しましょう。

作品を書くときは「自分が書きたいものを優先する」or「刊行レーベルを意識する」?

刊行したいレーベルはあまり意識せず、自分の書きたいものを優先して書く方である:61%
刊行したいレーベルをある程度意識して書く方である:39%

作品を書くときは「自分が書きたいものを優先する」回答が多くなりました。今回から新設されたエンタメ総合部門では、SF・ミステリー・歴史など、他の応募部門以外のジャンルから広く募集していますので、応募部門の一つとして検討してみてください。

なお、読者選考後の最終選考では、小説コミック編集部が受賞作を選出します。各編集部の参加部門・概要・参考作品等も確認しておきましょう。

作品を更新するときは「自身のペースで更新する」or「読者評判を意識する」?

評判はあまり意識せず、自分のペースで更新する方である:58%
読者の評判を考慮して更新する方である:42%

作品を更新するときは「自身のペースで更新する」が若干多くなりますが、概ね半々となりました。先ずは自分のペースで計画的な投稿を心掛け、ある程度読者が定着して作業にも余裕が出てきたら、読者評判を考慮して調整してもよいでしょう。熱心な読者向けには、作品更新に限らず限定近況ノートを活用する事もおすすめです。

コンテスト応募作品は「その都度新しく執筆する」or「1作品を活用する」?

応募するコンテストに合わせて、新しい作品を執筆する方である:69%
1つの作品を複数のコンテストに応募したり、リメイクして応募する方である:31%

コンテスト応募作品は「その都度新しく執筆する」が70%を占めています。カクヨムコン8を機に新たな作品の執筆に挑んでいく事が理想的ではありますが、手元の作品で再チャレンジする場合にも、その年の募集部門や選考編集部、読者のニーズ等を踏まえて作品を見直し、新作に生まれかわらせる意気込みでブラッシュアップする事をおすすめします。

作品の情報発信には「他のツールも使う」or「作品投稿に集中する」?

近況ノートやSNS等での情報発信も積極的に行う方である:58%
特にそういった事は意識せず、作品投稿のみに集中する方である:42%

作品の情報発信には「他のツールも使う」が若干多くなりましたが、概ね半々となりました。もし作品のPVが伸び悩むようであれば、作品を読んでもらうために近況ノートを活用して読者とコミュニケーションをとったり、SNSを使って外部からの流入を増やすのも手です。

特にカクヨムコン開催時期はTwitter上での話題が増えますので、まだアカウントをお持ちでない方は作成し、カクヨムのプロフィールページにてTwitterアカウントを表示するといいかもしれません。


以上、カクヨムコン7受賞者アンケートをお届けしました。
本記事がカクヨムコン8に参加する皆様の参考になりましたら幸いです。
また、アンケートにご協力いただきました受賞者の方々には、この場を借りてお礼申し上げます。

それでは引き続き、カクヨムコン8へのご応募をお待ちしております。

kakuyomu.jp