概要
沈んだ記憶の先に繋がるのは、君との物語――
平凡な高校二年生であった叶光はある日、見知らぬ場所で目を覚ました。
自分の住む場所とはどこか違うその場所で、叶光は一人の青年と出会う。
見知らぬはずのその青年は、驚いた様子で叶光の名を紡いだ。
青年が自身の名を知っていることに恐怖を感じた叶光はその場から逃げ出した。
――青年とのその出会いをきっかけに、叶光の『時』が動き出す。
見知らぬ場所、知らぬ青年、そして新たな出会い。
叶光は自身の記憶が失われているということを聞かされ、戸惑いながらもそれを探し求めはじめる。
慣れぬ場所で周囲に支えられながら生活を始めた叶光は、仲間との絆を徐々に深めていく。
そんな中で不意に感じる懐かしさや、不思議な気持ち。時折見る夢の中の風景。それらは全て一つに繋がっていく。
埋もれた真実に辿り
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