神霊樹の巫女―再演・Myosotis（ミュオソティス）

分かりやすさやストーリーのテンポといった部分では昨今の流行にややそぐわない部分があるものの、アジアンテイストなファンタジー世界を紡ぎ出す文章には見習いたいものがありました。世界観を形作り、映し出す文章は見事であり、緻密に練られたのであろう設定を遺憾なく発揮している印象でした。

しかし途中まで読んでいて気になったのはジャンル設定が『SF』である、という点でした。ファンタジーじゃないの？……と思わせてからの後半の展開。
ネタバレになるので明言は避けますが、「ははぁ、そう来るか」と素直に感服しました。たしかにこの作品はSF分野だと思います。
ともすれば急展開とも思える場面も、確固たる文章力と堅牢…続きを読む

これはＳＦではなくて、ファンタジーですね。
みなさん、竜とかドラゴンとかめっちゃ好きですね。多いですよ、竜やドラゴンが出てくるＳＦ書いている人。
まあ、内容は、けっこうなんか記憶とかそういう神秘的な要素があってよかったですが、もっとそういう神秘的な要素を増やしてほしいですね。ファンタジーとしては。
ＳＦにはＳＦの神秘的な要素がたくさんあるので、そういうのをご存じでしたら、書いていただけるとありがたいです。