概要
立派な紳士を目指していたはずが……兄様、僕の恋人になって下さい!
立派な紳士になりたい。それが片田舎の貴族に生まれたジュールの夢だった。女性をスマートにエスコートできるようになることを目標に、ダンスのレッスンなど頑張るものの、片田舎では女性との接点が欠片もなくて。ジュールは女性との出会いを夢見、十八歳を機に親元を離れ王都の貴族学院に通うことに。家族からの庇護から抜け出し、自立という新たな生活に意気込むジュールだったが、王都に着き向かった先は学院の寄宿舎ではなく、母親の実家である公爵家だった。また庇護下に置かれる。憤るジュールの前に現れたのは、年若い公爵、レオリール。凜としていて気品の漂う彼は、ジュールが理想とする紳士そのもので……
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