概要
争い続きの都から離れて、南国の海辺でゆっくり育まれる穏やかな愛
アウシュリスはイステア王国の王弟。まだ若いながら王国軍を率いて周辺国家の軍隊を蹴散らしてきたこと、彼自身も武術の腕が立つことから、イステアの軍神と呼ばれていた。
しかしある時、王国の南の果てで暮らす海の民ガラサが反乱を起こす。イステア側はなすすべもなく敗北し、和睦を試みることに。結果、アウシュリスは人質としてガラサの長バダルのもとに送られることになってしまう。奴隷扱いされることも覚悟していたアウシュリスだったが、バダルはアウシュリスに甘い言葉をささやいてきて――?
※すべてのエピソードを章にかかわらず連番で表記しており、番号が飛んでいるところ(10話、17話、22話)は18禁相当の性描写のシーンがあるエピソードなのでわざと公開を控えています。
【コンテスト用あらすじ(ネタバレあり)】
イ
しかしある時、王国の南の果てで暮らす海の民ガラサが反乱を起こす。イステア側はなすすべもなく敗北し、和睦を試みることに。結果、アウシュリスは人質としてガラサの長バダルのもとに送られることになってしまう。奴隷扱いされることも覚悟していたアウシュリスだったが、バダルはアウシュリスに甘い言葉をささやいてきて――?
※すべてのエピソードを章にかかわらず連番で表記しており、番号が飛んでいるところ(10話、17話、22話)は18禁相当の性描写のシーンがあるエピソードなのでわざと公開を控えています。
【コンテスト用あらすじ(ネタバレあり)】
イ
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!海のように広い心に包まれ、想いを通じ合わせていく。
主人公・アウシュリスの悲しい境遇。
そこに加え、人質として送られることに。彼が心を閉ざしてしまう気持ちもわかります。
けれど、彼はバダルという青年に会い、少しずつ、少しずつ変わっていきます。
あたたかく、優しいバダル。
アウシュリスを奴隷として扱うことは一切なく、一人の人間として接してくれます。それこそ、海のように広い心で。
そんな彼にも実は秘密があり、これがまたたまらなく素敵。そうだったのかと胸が締め付けられました。
そして、少しずつ想いを通じ合わせていく二人。
気が付けば、アウシュリスもすっかりガラサの男で、バダルの……。
政治が絡む中、二人が心を通じ合わせていく素敵な物語です。
…続きを読む - ★★★ Excellent!!!いつか時が来たら、彼をこの海に迎え入れよう。そして共に幸せに
イステア王国の王弟であるアウシュリスは、イステアの軍神と呼ばれて国を担う若き軍人だったのですが、王国の海の民ガラサが反乱を起こします。見る間に進軍され、和睦のあかしとして賠償金と。
それから人質としてアウシュリスが差し出されることになります。
もうね。ここでね、確信しました。
アウシュリス、幸せになる、と。
なにしろ王族たちがあまりにもアウシュリスを蔑ろにするのです。もう彼の存在価値がまるでわかっていない。苦労人であり、かわいそうな境遇なんです、このアウシュリス! 有能なのに!
で。
ほら、こんなとき隣国や敵国に行くひとの結末は決まっているじゃないですか。
幸せになるんです。
幸せに…続きを読む