概要
ーーああ フードの下のこの顔は、いったいどんな表情をしているのだろう
魔女は焦っていた。とても焦っていた、ので普段なら目に留まりもしない古びた魔道具屋が不思議と目に留まり、普段なら絶対に入りもしない一見の店に入り、「右腕は置いてないかしら」とかいう突拍子もない痛々しい言葉を口にしたのである。しかも、あろうことか店主は義手で、すごい酷いことを言ってしまったかもしれないなと落ち込み中。そして何より――なんだあの扉は!明日は絶対に筋肉痛!
これは、世界に嫌われた少女と義手の青年の物語
ーーああ、フードの下のこの顔はいったいどんな表情をしているのだろう
これは、世界に嫌われた少女と義手の青年の物語
ーーああ、フードの下のこの顔はいったいどんな表情をしているのだろう