概要
神殿で可愛がられてただけなのに神獣のわたしが聖女ですか!?
長らく神獣と人間はどちらが優れ、世界を支配するかで争ってきた。そんな中で治癒の能力を持った神獣、エミは、人間にも友好的で、人間もエミにだけは友好的だった。
ある日の聖女の急死により、エミは治癒の能力を評価されて聖女の座に就いた。
神獣はこの決定に反対したが、人間側は、平和の証として強引に決定づけた。
「わたしが聖女になって神獣と人間が仲良く共存出来るように出来ないかな、?」
ある日の聖女の急死により、エミは治癒の能力を評価されて聖女の座に就いた。
神獣はこの決定に反対したが、人間側は、平和の証として強引に決定づけた。
「わたしが聖女になって神獣と人間が仲良く共存出来るように出来ないかな、?」
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!神獣と人間の関係性、身分差など、現代にも通じるテーマ性
エミ・クロックが聖女になるまでの経緯と、その後の聖女としての日々を丁寧に描いたファンタジー小説です。
エミが神獣でありながら、人間と共存したいという強い思いを持って聖女になる姿は感動的でした。一方で、人間から差別的な扱いを受ける苦悩もリアルに描かれています。でも、エミは高貴な心を失わず、神官の問題行動にも真摯に向き合っていく姿勢が素晴らしいと思いました。
ラリーとの出会いを通して、エミが身分の低い人々の苦しみにも目を向け始めるシーンが印象的でした。二人の関係がどう展開していくのか楽しみです。
時折コミカルなエミの心の声が挟まれ、重苦しくなりすぎない語り口も好感が持てました。神獣…続きを読む