第11話 いつもの場所の秘密
その後皆合流したが時間も遅かったので明日また遊ぶ約束をして解散した。
次の日の学校も終わり、公園に向かう最中に何で遊ぶかの話になる。
「今日は何であそぶ?」
「すなばで大きな山作りたい!」
「良いなそれ!」
「じゃあすなばでお山作りね」
どうやら何で遊ぶか決まったようだ。そして公園に着き砂場の所へ。
掘っては山に盛り、掘っては山に盛ってどんどん山は大きくなっていく。
ある程度大きくなった所でみーちゃんが言った。
「あっみんな、わたし森の友達に会いに行くからじゃあね」
「うん。バイバイ」
「またな」
「明日もここであそんでいるから、来てくれても良いのよ?」
「分かったの。ひまだったら来るね」
手を振って三人と別れ、りょーちゃんに会いに行くことにするようだ。
しばらくして森に入りいつもの場所に着く。今回は普通に着いたのでみーちゃんは不思議に思った。
今日も飛ぶ練習をしているりょーちゃんに話しかける。
「りょーちゃん、来たよ!」
「今日も来てくれたね、みーちゃん」
みーちゃんは疑問に思ったことを話す。
「どうして昨日ここに来れなかったの?」
「ボクはみーちゃん以外はここに来てほしくないんだ。だから来れなくしたんだよ」
「なんで来てほしくないの?」
りょーちゃんは少し言いづらそうにしているが言った。
「……ボクね、恥ずかしがり屋だからみーちゃん以外は緊張しちゃうんだ。だから少し嫌だったんだよ」
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