第26話 親VS先生

 昼休憩が終わり生徒たちがそれぞれの組のテントに集まり始める。

 アナウンスで生徒たちの親が入場門に集められ校庭の真ん中に誘導された。先生たちも一緒である。

 生徒の親たち対先生たちのリレーが始まるようだ。

 走る順番を決め指定された場所に散らばりピストルの音が鳴るとコースに沿って走り出す。

 途中から親チームがリードしているが先生チームはまだ余裕の表情だ。

 何故なら体育の田中先生が待っているからだ。今のうちに親チームは距離を取っておきたい所。

 ついに親チームのアンカーが走り出した。それなりに距離を離しているのでこのままゴールできるか。だがアンカーはコースを一周しないといけないのでこの距離が保てるのか。

 そして先生チームのアンカーの田中先生も走り出す。本気を出しているのか、かなりの猛スピードだ。

 それを見た生徒たちからブーイングが殺到。

 しかしそれを気にせず田中先生はもっと速くしていく。親チームのアンカーにどんどん近付いている。

 追い付いた頃に親チームのアンカーと田中先生が同時にゴール。

 判定は先生チームの勝ち。先生チームはバンザイをしたりガッツポーズをしたりハイタッチをしたりと嬉しそうだ。

 そんなこんなで運動会は盛り上がり赤組の勝利で幕を閉じた。

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