えん罪じゃない！愛だ！殺人事件

　東北の田舎の一軒宿で服毒死事件が起きた。
変死者は東京の浅草署の元刑事で、解決済み殺人事件を再調査していて殺害された疑いが浮上。
　同署の丘頭警部は部下だった担当刑事の佐藤に協力を要請される。
また、偶々夫婦でその温泉に宿泊していた、浅草に探偵事務所を構える岡引一心も協力を求められた。
　一心と丘頭警部が過去の事件を捜査すると、えん罪の臭いがしてくる。しかし、逮捕から裁判まで犯人は一貫して罪を認めており、警部の上司は過去の事件の結果の上でしか、今回の事件の捜査を認めないと明言する。
県警も同様の方針を打ち出した。
　一心らが更に捜査を進めると過去の事件がえん罪で、そこに今回の犯罪の動機が隠れている事を掴む。
しかし、その過去の事件の犯人が毒殺の証拠品を携えて自首し、鑑識も間違いないと確認し…続きを読む