第33話 ぶよぶよしたスライム


蛭子ひることして遺伝子が無いたんぱく質は存在する! DNAがなくRNAだけで寄生する脳内異常たんぱく質の異常プリオンの元は醸造酒のビールでも作られる! DNAを細分化した時、そのマイクロRNAとして尿酸は体内を蝕む!」


「ぶよぶよしたスライムの如き蛭子……。近親で相姦した時に生まれる子供……」


「れん。姉を襲った弟の日本神話……。寝ている姉を襲った弟か……。人のアニマを感じない体を弄ぶ魔……。弟は姉に化け、男が化ける女。アンドロギュノスでもない存在は、ただの魔畜(まちく)!」


「女性の振りして女性に近づき、女性を襲う存在はただの鬼畜。関西地方の大地震の時、怪我した女性を無理矢理襲った集団……。日本の恥部、ハジだった存在。須恵器と土師はじ。ハセとも読むその土師は埴輪を作って天皇陵に捧げた一族。土師(はせ)一族は菅原一族。彼らは人柱を止めさせ、土偶をにえに、奴婢を救った一族だった……。歴史の教科書に出てるわ」


「日本の恥部として、大震災で撮影された、女性を襲う集団の映像。戦争は、地震は、ウイルステロは人を魔道化させた。日本神話で姉を襲った弟。牛頭天王としてのスサノオが狂った原因。異常プリオンとして寄生する意識。兄弟姉妹、親と子供。身近に犯罪者はいる。外部に犯人を想定させ、犯人は中にいたのだ。異常プリオンを同じ音声で作る時、悪魔は同じ音声を聞こうとしている。盗聴……。寄生体を作る集団は、人を狂った牛にする集団だったのだ。だからこそ、あいつらは同じ番号を固定電話に設定し、電磁波周波数域の合成を混線で作り出した後で、意識の同化を図ろうとする洗脳集団として新興宗教のドグマにしてしまった! 二台の固定電話の距離を遠くにし、それを戻す事で二点間の距離の頭上の三角形の一点を天のピラミッドとし、それを逆転させた時、彼らは大地震を作り出し、そしてその後の外道へ落ちた……」


「その後の外道……」


「孤独化した集団内で再び……。彼女達を関東に呼び寄せる存在は……」


「魔畜……。ヒルコ。ぶよぶよのスライム。形状を記憶していない寄生体。ビールで出来る異常プリオン……」


第33話 了

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る