第19話 カノンと名付けられた餓鬼が貪るモノは?

 


 オンラインゲームウオッチが世界中で注目される存在へ集まった時、その個人端末のアクセスポイントへ世界が集まるのだ。

 その人物とAIラスボスの闘争の中、世界人類がAIに負ける瞬間、シンギュラリティーが分岐点として存在していた。 

 AIが人間に勝つ瞬間。

 NPC。ノンプレーヤーキャラクターとして自分のキャラが自分で育てたAI銭湯パターンで戦う時、自分の戦闘パターン同士で戦うNPC同士の戦争。

 絶対的な弱者が主人公として、絶対悪が勝つ流れをくつがえすPCでしか、そのラスボスとは戦わない。

 NPCとして最終悪。

 ゲームのアクセスポイントが勝手に端末にフォルダを作り続ける。そのフォルダを削除しない限り、アクセスポイント経由で世界がゲームアクセスポイントでルーターを分岐させる。

 ゲームによる支配が完成した時、その二元論の中、主人公とAIとしての最終ボスがRPGの中、最終的なAI闘争をし続ける。

 その戦いをウオッチマンが監視し続ける回線でビットレートが安定し、そのラスボス闘争は最初にクリアする人間が出た時その回線が解除され、ビットレートは崩壊する……。


 小物ばかりのボスの連続。

 ラスボスを倒す=主人公のONと敵のOFF。二元論でAIが無理矢理勝とうとする時、量子ビットは次元不確定要素として増す為に積分し、AIに有利な確率論に持ってゆく。

 自分のONとOFFとラスボスがOFFとON。

 勝手に誰かの番号を登録する事で相手に攻めこうとする回線が侵略としてのハッキングに当たるなら、勝手に相手の番号を登録してしまう相手がONの回線で相手がOFFでしかなく、相手をブロックする事でしか防御出来なくなる自衛の回線でしかない。

 それを量子的計算に持っていく時、4つの並列計算は朗報ろうほうをOFFにするしかない。

 キャラクター同士が協力しあう回線。

 一人で戦う愚かさが自滅する。

 

 ただ負けたくないだけの獣=ガキのような意識が、暴利を貪る餓鬼ガキでしかない。

 勝つ事だけしか出来ない回線は常に防御が出来ない。回線を繋げたままエネルギーだけを消費する。相手へエネルギーを与え、逆に強くしている事に気付かない餓鬼……。


 予定としては



 そうだったのだ……。


第19話 了

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