第6話 固定電話混線回線作り出す存在はゲーマーの敵


 天剣寺高校の学食の電話。その番号は元、神戸市東警察署の捜査2課がマークしている存在が、東京の新興宗教系団体が監視と保護する存在の番号だった事。

 警察犬の尾が西に向く。東に逃げた誰かを捜索する為、意図的に警察犬が脱走した。

 実際現実2020年神戸市で警察犬の脱走事件が起きたが、警察犬が脱走する事もままあるのかもしれない。

 1997年2月から5月に続発した猟奇殺人事件ータンク山事件=酒鬼薔薇事件の新証拠がタンク山の電源設備施設の下で雨風に晒されずに発見された後の、警察犬脱走事件。

 中学生逮捕された事件は冤罪だったかもしれないのだ。

 身長が150セント程度の存在が大地の震動を感知する高さに耳がある時、神戸の子供達は耳鳴りの異常を感じていた可能性があった。

 混線回線は昔の電話の親機と子機の電磁波周波数で、あまりにも低い回線でまるで、波長変調のAM周波数と混線するのか?

 現在プッシュデジタル回線の中、20年以上前の黒電話の20回線、10回線を、現在設定してしまうような馬鹿な設定が、その時プッシュデジタルとアナログ黒電話の狭間で、そこかしこにあったのだ。

 

 オンラインRPG。

 

 ネットオタクにとっては、


 混線回線を恣意的に作り出す存在は敵である!


 混線回線を作り出す存在を見つけろ!


 その絶対指令があった。


 ビットレートは情報送信の速さのギャップにある。高圧電線のようにだ。一方の電圧が高く、最終地点の電圧が低い。

 ビットレートの差は、金の貨幣価値に相応する。

 過疎化地域の黒電話とネット回線。

 何処かに、そのビットレートで最恐の暴落と暴利を得る地点があるのだ……。


 ラスト・ドラゴニアの最終目的が、AM波長がVHF周波数帯のテレビの映像周波数だった事と、ドラゴンの眼。蛇の目がどこに出没し、どこの天井で反射して入り乱れるのか。

 電磁波が締めっきりの雨戸で反射している時、部屋に閉じ籠っている学生を外に出す為に、大勢の女性がアイドル化して、彼らを外に連れ出した。

 

 流れが彼らの日曜日の夕凪ゆうなぎの中、翌日からの英気を未来へ向ける、勇気の眼として自分を現実と向き合わさせた流れは、今でも続くのだ。

 ラスト・ドラゴニアの回線は、過疎化地域にあった黒い電話を探索し、そのぽつんとある一軒家の黒電話の回線改修にあったのだろうか?


 学校の授業で倫理を選択しているれんにとって、その言葉は魔物以外の何物でもなかった。双頭の破蛇はじゃの剣。諸刃もろはの剣。悟りを得たいという願望の基で一切の願望を捨てる。矛盾とも言えるこの定義を破壊する原理と宗教実践においての最高心理の自己再生。

 それを追い求める求道者の姿を描いた『ラスト・ドラゴニア』のノベライズ本は瞬く間にベストセラーになった。

 この小説本を読んでからプレイヤーになったゲーマーも数多いのだ。

 午後一番の倫理の授業を受けながらそんな事を考えていたれんだった。


(もうすぐ、『ラスト・ドラゴニア』の世界大会が始まる時期なんだなぁ……)



第六話 了

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