概要
もしももうひとつの人生が生きられたら。
閉鎖病棟に入院した『わたし』は、おなじく患者である老爺からノートをわたされる。多元宇宙内の自分自身と意識を交換できるという内容のノートによって、わたしは、窮極集合内の『おれさま』『我』『ぼく』『あなた』と意識が攪拌される。五つのあったはずの人生が、五つの文体で描破される、実験的SF小説。
曩時に、文學界新人賞に応募し、一次選考落選した作品です。これから、文學界新人賞に応募されるかたの参考になればさいわいです。
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