　きょくてんせきちたるぼくはうよきょくせつのじんせいのもくてきであった『まぼろしのとうさんとかあさん』にかいこうできたというさんらんたるきせきにきょうきらんぶすることもできずにどうもうなるじらいのはへんとえいりなるだんがんにてそういしたひんしのとうさんとかあさんをそせいさせんとけっきした。きしせんめいたるよていどおりにししふんじんのぐんいどのがとうさんのひゃくせつふとうのぼくがかあさんのそれぞれのろめいをつなぎとめるがためにしんぱいそせいほうをすいこうした。べっけんするとじらいのはへんにてそういしたとうさんのほうがめいちょうとしてじゅうしょうかとおもわれたがひゃくせんれんまのぐんいどののふんれいどりょくによりしんぱいそせいほうがせいこうしてまんしんそういのとうさんはいちじてきにいしきをかいふくしてくれた。ぼくはとうさんににくはくした。いわく『ぼくはあなたのむすこです』と。しんぱいそせいされながらもこきゅうがこんなんらしいとうさんはちなまぐさいぼろぼろのようふくからいちまいの『かみきれ』をしょうあくしてちまみれのりょうてでぼくにじょうとするとほうはいとしてとけつしていしきをそうしつした。ぐんいどのはこうべをよこにふった。ぼうこひょうがのぐんいどのは『かのうせいはぜろになりはしない』といってぼくとこうたいしてぼくのかあさんのしんぱいそせいをすいこうしてくれた。きせきてきにもぼくのかあさんもいしきをかいふくしておなじくぼくが『あなたのむすこですおぼえてますか』というときずだらけのゆびさきでくだんの『かみきれ』をゆびさして『かぎ』とささやいたかとおもうとびょうてきなるせきをしはじめてとうさんとどうよういしきをそうしつした。ぐんいどのいわく『いまのことばでけつえきがのどをふさいだらしい』とのことだった。

　ぼくはそれを『し』だとしった。