あやかし金魚屋の葬儀帖

宮村夏生は妹の沙耶と心中したが一人生き残った。
悲しみに暮れる夏生の前に空飛ぶ金魚と死んだはずの沙耶が現れる。
沙耶は《金魚屋》という店へ入ったが店内に姿はなく、代わりにミュージカルのような語り口調の奇天烈な女がいた。
金魚は未練を遺して死んだ人間の魂だと女は言った。
金魚屋は金魚を弔い昇天させるための店だった。


▼シリーズ作品
昔々金魚屋ができた頃のお話。
全く別の異世界ファンタジーとしてお読み頂けます。

金魚すくいは世界をすくう！
https://kakuyomu.jp/works/16816700429374556588

鯉屋異聞～跡取りの異世界征服～
https://kakuyomu.jp/works/16816927860414774025