『一度でいいから都会で記念受験をしてみたい』というギーガンの謙虚な思いが胸をくすぐります。
試験は誰もが経験あるものです。彼が本当に何も知らずに受験している様子が巧であり、読者をハラハラさせ応援したい気持ちにさせます。純粋無垢なギーガンの先行きが楽しみですが、心配です。とにかく先が気になってしょうがないです。
そんな試験の様子が面白いです。ギーガンの視点で進む物語は、凡人が気にしないところをギーガンだけは気に留めて注視している描写が絶妙です。無自覚にダダ漏れするギーガンの天才気質は、嫌味がないので心地よく読者をニヤリとさせてくれます。
試験を受けるだけでこんなに楽しいとは……!
カクヨムの読者を引き込むこの作品も只者じゃないと感じています。