概要
それが、この本の役目。私たち一族の、役目
※この作品は図書館司書メル•アボットシリーズの4作目に当たります
図書館司書のメル・アボットは、コレス・ヴェルトの名士、トーマス・ソルヴィから書物寄贈の申し出を受けた王立図書館館長ソフィ・マクレガンの命により、山岳都市コレス・ヴェルトへ派遣される。ところが、ソルヴィ氏から芸術的に非常に価値の高い寄贈書物「硝子の龍の仕掛け絵本」を受け取り、あとは図書館へ帰るだけとなった時、事件は起きて……!?
図書館司書のメル・アボットは、コレス・ヴェルトの名士、トーマス・ソルヴィから書物寄贈の申し出を受けた王立図書館館長ソフィ・マクレガンの命により、山岳都市コレス・ヴェルトへ派遣される。ところが、ソルヴィ氏から芸術的に非常に価値の高い寄贈書物「硝子の龍の仕掛け絵本」を受け取り、あとは図書館へ帰るだけとなった時、事件は起きて……!?
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!哀しく美しい仕掛け絵本の運命は……。
図書館司書メル•アボットシリーズ、4段目の本作!
今回は、世にも美しい仕掛け絵本をめぐる物語です。
まずなによりも、世界観の作り込みが見事です。
今回は出張のために王都を離れる物語ですが、訪れた街並みが丁寧に描写されており、まるで異国に旅をしているような気分に浸れました。
仕掛け絵本をめぐり、メルたちはある事件に巻き込まれます。
その本の本当の役割や地域の風習など、まるで歴史書を読んでいるかのような繊細な描写を読みながら、物語の世界にぐいぐい引き込まれていきました。
懐かしい仲間も登場して、シリーズを追いかけている私はとても嬉しかったです!
一冊の本をめぐる、哀しくも美しい物語。
本…続きを読む