図書館司書メル•アボットシリーズ、4段目の本作!
今回は、世にも美しい仕掛け絵本をめぐる物語です。
まずなによりも、世界観の作り込みが見事です。
今回は出張のために王都を離れる物語ですが、訪れた街並みが丁寧に描写されており、まるで異国に旅をしているような気分に浸れました。
仕掛け絵本をめぐり、メルたちはある事件に巻き込まれます。
その本の本当の役割や地域の風習など、まるで歴史書を読んでいるかのような繊細な描写を読みながら、物語の世界にぐいぐい引き込まれていきました。
懐かしい仲間も登場して、シリーズを追いかけている私はとても嬉しかったです!
一冊の本をめぐる、哀しくも美しい物語。
本好きな方、ファンタジー好きな方にオススメです。ぜひ読んでみてください!