概要
己を赦せぬ“死にたがり”は、死ぬ以外に最早ないのか
八百人の国は敗北した。
ア国の開発したプネウマティック・ボム――霊爆に首都を焼かれ、降伏した。
敗戦より四◯余年。島国を四辺に分断された八百人の北東、ア国進駐軍による占領を解かれ主権の回復を果たした北東ヤ国は、新たな問題に直面していた。大陸より送り込まれた、無数の移民。戦禍の痕が未だに残るこの北東ヤ国に、限られた資源と物資を奪い合う紛争が巻き起こっていく。
北東ヤ国の更に北東。双子の山を中央に抱いた双見町も、この混沌の熱波に煽られていた。町は移民の住まう東と元の住民が住まう西とに分断され、互いが互いに足元で明滅する爆弾に緊張する生活を送る。『神隠し』という、新たな火種を横目で見やりながら。
そして彼は、少女を殺した。“死にたがり”の彼女を。妹のために。
相道ウロ。相道みつるに引き取られ
ア国の開発したプネウマティック・ボム――霊爆に首都を焼かれ、降伏した。
敗戦より四◯余年。島国を四辺に分断された八百人の北東、ア国進駐軍による占領を解かれ主権の回復を果たした北東ヤ国は、新たな問題に直面していた。大陸より送り込まれた、無数の移民。戦禍の痕が未だに残るこの北東ヤ国に、限られた資源と物資を奪い合う紛争が巻き起こっていく。
北東ヤ国の更に北東。双子の山を中央に抱いた双見町も、この混沌の熱波に煽られていた。町は移民の住まう東と元の住民が住まう西とに分断され、互いが互いに足元で明滅する爆弾に緊張する生活を送る。『神隠し』という、新たな火種を横目で見やりながら。
そして彼は、少女を殺した。“死にたがり”の彼女を。妹のために。
相道ウロ。相道みつるに引き取られ
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