25 兄の想いへの応援コメント
領民を助けるために奔走するとか、井上一族でも有能なら重用するとか、元就の人柄が描かれていていいなあ、と思います。
兄の想いをこういう形で知る展開もいいですね。兄を恨んだまま、三本の矢の例えを息子達にするというのも何か矛盾を感じますから……。
作者からの返信
元就は壮年の時に、吉田郡山城の戦いという戦いをしていて、そのときに領民を城に入れています。
その行動を、今回のお話に反映させてみました。
井上一族も、まあ一枚岩でないでしょうし、分家とかでいろいろあったんだろうなぁ、とも思います^^;
兄・興元のことは、本当に尊敬していたようで、先日申し上げた書状(「兄が死んで頼れる家族がいなくなった」)がその証左です。
で、何で尊敬するに至ったのかと考え、それが、今回の「兄の想い」に繋がりました。
この頃の京は、本当にヤバいですからね。
管領細川家が滅茶苦茶だし……大内家が進駐していないと、もっとひどいことになったと思います。
ありがとうございました。
編集済
27 多治比血戦への応援コメント
凄まじい迫力の戦闘場面ですね。
我流でここまで闘い、しかも挟み撃ちの策を練るとは、元就、恐るべし。
そういえば、昨日、あまり通らない道を散歩していて「我伝」という蕎麦屋の暖簾を見かけました。頑固なオヤジが打っていそうだなと思いながら(笑)。
作者からの返信
兄・興元の急死が無ければ、まっとうな合戦の作法とか、軍略とか教えてもらえたんでしょうけど、そういうのが無いまま、血戦に至っていますからね……。
でもまあ、そこは、後の毛利元就なんで、天賦の才ということで^^;
「我伝」……いいんだけど、客商売であることを見失っていないことを祈ります(笑)
そういうのを売りにするのと、地の性格を出すのとはちがうと気づいていないと、痛い目を見そうなんで^^;
ありがとうございました。
26 初陣への応援コメント
敵は4倍。
厳しい差ではありますが、これを抜けないと次が無い。
あ、大将が挑発されてる。
周りを見ずに突っ込んできてくれれば……。
作者からの返信
この人の生涯って、いつも何倍もの敵を相手の合戦ばっかりなんで、ヤン提督あたりから同情されそうです。
しかもこの時が初陣というトンデモさが泣ける。
熊谷さんに限らず、安芸武田家の人たちって、まず突っ込むタイプばっかりです。
蒲生氏郷かよ、お前らは……と資料を見ていて思いました。
でも、この時の芸州の武士って、こんなんばっかりだったかもしれません。
他ならぬ元就さんも、実際は魍魎の武丸みたいに突撃大好きっ子みたいなんで。
この初陣でも、志道に「突撃するなよ、絶対突撃するなよ」と言われてるのに、突撃しているみたいだし……。
ありがとうございました。
編集済
26 初陣への応援コメント
伊勢新九郎のような知謀……元就は天才肌ではなく努力派のタイプだったのでしょうか。そして、こんな場面で、その新九郎と同名だと長井に名乗らせる。四谷軒さんならではの飄逸な作風ですね。
百五十VS六百とあらば、知謀を巡らせるしかありませんが、御館さまの御為ならと配下をその気にさせて、実力以上の戦意を昂揚させるのが最良の策かもしれませんね。
作者からの返信
「謀(はかりごと)の多きは勝つ」「芸事より謀」と言っている元就さんなんで、考えに考え抜くタイプだったのではと推察します。
長井新九郎……こう名乗っていたこともあると伝えられているので、これ私が使うしかないだろうと思い(笑)、使わせていただきました。
元就としては、毛利本家の軍に対する命令権が無い(というか高橋久光に押さえられている)ので、多治比の手持ちの軍だけです。
で、多治比防衛という観点に立てば、その多治比の軍も沸き立つという作戦なのでは……と資料を読んでいて思いました。
歴史ものを書いていると、たまにこういう「なるほどな」があるので、そこが楽しいですね^^;
ありがとうございました。
24 姫武者の出陣への応援コメント
書状がただちに燃やされる物だったとしたら、今も残っている書状はとても貴重ですね!
さて、元就はこの状況で勝てるんでしょうか!??
疾風の如く駆け出した雪の戦いぶりも気になります。
作者からの返信
長州藩からすると、藩祖からいただいた手紙なんで、大事に取っておかれたのではないでしょうか。
まあ流石に密書は燃やされたと思いますが^^;
元就さん、よくこの状況で戦おうとしたなぁ、と私も資料を読んでいて思いました。
安芸武田家が「もうお前は絶対に許さない」とばかりに攻撃してきたのでしょう。
まあ十中八九、この場合、毛利家は潰されるしかないという状況でしたので、安芸武田家は間違っていないと思うのですが、よりによって、未来の毛利元就に喧嘩を売っているとは思わなかったのでしょう^^;
雪ちゃん、果たして多治比の血戦に間に合うかどうか……頑張って欲しいところです(と書いていた当時、思いました。キャラが勝手に動く時があるので……^^;)。
ありがとうございました。
25 兄の想いへの応援コメント
法蓮坊はいいキャラですね。
兄貴分というか。
興元と元就の関係はいかようにも描けます。
結局、毛利本家を元就が継ぐのですが、仲が良かったとも考えられますね。
高橋氏の存在が微妙ですし。
稀代の梟雄の支援を受け元就がどのように戦うのか?
作者からの返信
法蓮坊は、興元が果たせなかった、元就の初陣の介添をするフォローキャラクタという設定です。
安芸に来させるかどうかは悩んだんですが、折角なんで、来てもらいました^^;
興元の死により「頼れる家族が皆無となった」と元就は書き残しています(相合元綱の「始末」をつけた後の文書なので、彼は置いておいて)。
このあたりで、もしかしたら元就は、興元への怨みではなく感謝の念が深く、それは何故なんだぜというのが、今回のお話です。
まあ私なりの、このお話用の解釈なんです。
獣王の「わが心の迷いは晴れた!」→「ギガブレイクで来い!」とか、めっちゃ好物なんで……。
実際のところは、大内家が帰るのを許さなかっただけかもしれません。
あるいは船岡山合戦の前にもう帰国していたという説もあるので、本当のところはどうなんでしょうね。
脳筋軍団・安芸武田家相手に、元就が可哀そうなんで作者が召喚した(笑)、長井さん。
そんな長井さんをメンターにしたOJT合戦で、元就は模索しつつも頑張ることでしょう。
ありがとうございました。
25 兄の想いへの応援コメント
元就の亡兄への誓い、うわってなりました。
お兄ちゃん、慕われる器だったのですね。
初陣に胸が熱くなるエピソードありがとうございます。
ガンバレー元就!
作者からの返信
のちに元就は、兄が死んで「これで頼れる家族が消えた」とまで記しています。
(庶弟・相合元綱は上記の文章を書いている時点で亡くなっているので、ちょっと除外されても仕方ないのですが)。
兄が京に行っているせいで城が盗られたのに、そこまで兄を慕うのは何故なんだろうと考えた結果が、今回のお話です。
兄のおかげで、魔境――地獄と化した京に行かずに済んだ恩を感じていたのでしょう。
これで元就は、心の迷いが完全に払われたので、かつ、その兄を間接的に殺した安芸武田家への戦意がめらめらと燃え上がっています。
そしてついに、初陣です。
ありがとうございました。
編集済
25 兄の想いへの応援コメント
二十歳で初陣ですか? たしかに遅いですね。
にしても、領民を城内に匿うとは、初陣らしからぬ御大将の采配かと。
戦国時代には、民百姓は田畑や家を蹴散らされて逃げ惑うという印象ですが、このころの国人(以上の武将も)は領民を守る意識が高かったのでしょうか。
作者からの返信
元就は、このあと時を経て、吉田郡山城の戦いという、尼子経久の孫・晴久を相手に籠城戦をするんですが(また五倍近くの戦力を相手にするという^^;)、そのとき領民たちを城に避難させています。
今回のこの避難活動は、そのときの元就の行動を鑑みて、描かせていただきました。
あと、次回描くのですが、じゃあ敵方の熊谷さんが、どうやって多治比を攻めるかというところも結構キツいところなので、事前に避難させていたりします。
……まあ、雪や杉大方を避難させといて、領民をほっとくわけにもいきませんし^^;
ありがとうございました。
22 杉大方(すぎのおおかた)への応援コメント
元就の杉大方や雪を思う気持ちに打たれました。なんとなく女性が粗略に扱われた印象のある時代ですが、杉大方との心の絆が素敵です。
このまま今生の別れとならない事を祈ります!
作者からの返信
「こじき若殿」の貧窮の時代を、共に耐え抜いた杉大方に対し、元就は終生敬意を払ったと伝えられています。
また、元就は(条件付きですが)女性の相続を認めていたりします。
元就としては、杉大方を高橋久光の元へ向かわせたのは、出兵要請でありつつ、その実、逃がしたのです。
しかし、問題は杉大方の方がその辺に気づきつつも、何か考えているところです。
そのあたりは、今後……。
ありがとうございました。
編集済
24 姫武者の出陣への応援コメント
元就が落ち着いているだけに、雪まわりは静と動の対比がはっきりしていいですね。
少年漫画なら主人公がヒロインのもとへ駆けつけるシーンですが、凛々しいお転婆が武者姿で駆けだす。美しくてカッコイイ見せ場です。
雪は気分は巴御前でしょうか。
きっとキラキラ輝いてんだろうなあ。
キリがいい場所なのでここでぽちっとな。
作者からの返信
お星さま、ありがとうございます。
さて、そもそも武田元繁が叛したのは、尼子経久のせいなので、すべての元凶はこの爺さんだったりするわけですが……。
まあ、そんなことより、緒形拳さん(私の脳内では経久はこの人)のような押し出しが、このあたりの描写の彩りの素になったわけです。
静と動のコントラストも、その辺かなぁと推測します。
バイバルスの時もそうですけど、私が書くと、女の人が男を救うために動く、という形になっちまいそうです。
「アルスラーン戦記」を読んで育ったせいかもしれません。
なので、雪ちゃん、気分は巴御前ですけど、私の視点ではアルフリードみたいな感じになってます。
満天の星の下、きっとキラキラしてると思います。
本人は馬を御するのに必死かもしれませんが。
ありがとうございました。
編集済
24 姫武者の出陣への応援コメント
いよっ、待ってました、姫武者!🏇
それにしても、元就と杉大方の親密ぶりに、雪は嫉妬めいたものも感じたでしょうね。義母とはいえ、見た目は自分と変わらないほど若いとあってはなおさらのこと。
馬の名が「絶風」とはまた……明の由来でしょうか。
石見には銀山がありますよね、江戸時代、大久保長安が精錬に辣腕を奮った。文中にさりげない仕掛けがいっぱいで見逃せません。
作者からの返信
ここで行かなきゃ女が廃る、と言ったところでしょうか^^;
杉大方は雪のことを、世間の誰もが気づかなかった息子(元就)の価値に気づいた、見る目がある娘として、気に入っています。
雪は雪で、杉大方の生き方に敬意を払っているので、妬心を抱くなど……そんな……でも……人の心って、そんな簡単じゃありませんから、分かりませんね(笑)
絶風は、私の好きな小説に出てきた船の名前から拝借しました。
漢語が好きな作家さんですので、唐土由来かもしれません。
石見……この頃、大内義興が銀山開発を指示したらしいのですが、このお話ではそこまで触れません(というか、そこまでやる余裕がありません^^;)。
話が取っ散らかっちゃいそうなんで(笑)
ありがとうございました。
20 安芸の項羽への応援コメント
元繁って、なんか単純な奴に思えるんですが、その高笑いはいつまで続くんでしょうか……。この辺、史実をよく知らないのでドキドキします!
調子こいてる元繁を元就が叩きのめす展開なら、それはそれで楽しい……。
作者からの返信
元繁……某ガキ大将みたいな感じです。
隣町の連中や、上の中学生の奴らも手を出せない……この空き地は俺のもんだ、お前ら集まれ、リサイタルやるぞ……と(笑)
そんなリサイタル許さないぞ、と言いたいところですが、何か強いしどうしようと思い悩む元就くんです(笑)
猫型ロボット(大内家)の力を借りずに、どこまでやれるのか。
ご期待に沿えれば幸いです。
ありがとうございました。
23 雲州の狼への応援コメント
経久さん。他人のラブレター読まされるとか……。
おじいちゃん、見せたらダメじゃない。絶対に雪ちゃんとんぼ返りするよ。
まあ、分かっててやってそう。
しかし、元就の文で師直を例に出すのは何か意図あるのかな。師直に頼まれた兼好の代筆は失敗して、使えねーなって罵られてませんでしたっけ? しかも人妻。
忠臣蔵そのまま上演できないんで仮託したやつですよね。
作者からの返信
元就としては、真情を知らせないと経久は動かないだろうなぁと思い、明け透けな書状を書いてしまいました。
今頃、布団の中で思い出しては悶絶していると思います。
しかし、敵もさるもの(?)、経久さん、それを雪ちゃんに見せるという裏技に。さすが雲州の狼(笑)
まあこれ見せないで元就が初陣に突入しちゃったら、それこそ雪に一生恨まれるし、カミさんの吉川氏にはどやされるし……という腹づもりなんでしょう、個人としては。
むろん、戦国大名としての思惑も、無くはないでしょうね^^;
私はあの師直→兼好法師代筆の話って、師直本人が書いた方がイケてるラブレターになったんだぜというネタだと思ってます。
だって師直って、キルヒアイスとオーベルシュタインを足して二で割ったような凄腕で、文もよく嗜むヤベー奴なんで。
……そうそう、忠臣蔵のアレです。
で、尼子経久の息子に「塩冶」興久なんてのがいるから、もう使うしかないよね……という単純思考のたまものです。
相手が人妻だったとか、知ったこっちゃない(知ってましたが)(笑)。
……真面目な話をすると、朝読を目指している(はず)ので、一応、勉学の足しになる何かを載せたかったという目論見です^^;
なんで、経久は単に分かり易い例(ネタ)として言っただけで、深い意味はないです(笑)
ありがとうございました。
編集済
23 雲州の狼への応援コメント
杉大方は何となくかなりの年増のイメージでしたが、乗馬も巧みなんですね。
法蓮坊って、のちの斎藤道三でしたっけ? あれ? ちがったかしら。(^_^;)
高師直とか吉田兼好とか、作者の博識が垣間見えて面白いです。
にしても、毛利元就って、結論を先送りするタイプなんですね。
作者からの返信
高橋家ってこの頃伸びてきた国人なんで、女の人も馬を巧みにしたのでは……という私の想像です。
あと、杉大方は見た目は若く(雪や深芳野と同年代に見えるくらい)、実年齢は……まあそれなりという設定です(笑)
法蓮坊さんは、斎藤道三で合ってます。
莫逆の友・毛利興元の死を知り、安芸に参上です。
高師直の話は、何か歴史豆知識みたいな本を読んでいたら載っていたのが記憶に残っていたので、使わせていただきました。
まあ朝読を目指しているので(一応)、勉学の足しになれば……と。
ちなみに毛利元就の書状のくどさ・長さは、研究者からも苦情が出るくらいなので(笑)、こんな描き方をさせてもらいました^^;
ありがとうございました。
22 杉大方(すぎのおおかた)への応援コメント
元就と杉大方の関係は濃いですねえ。
実の親子でも相克があったことを思うと実に深いところで繋がっている気がします。
後顧の憂いを絶った元就がどう動くか?
楽しみにしてます。
作者からの返信
杉大方は、それこそ音無響子さんみたいな感じで、未亡人になったけど実家に帰らず、城を追われた元就を守るという行動に出ていますからねぇ。
あの謀神が、家族は大事にしようとする動機のひとつになったのでしょう。
元就としては、これで愛する者の避難完了で、あとは合戦へ邁進するのみといったところです。
あともう一人、決意を新たにしないといけない人がいるので、その人周りをちょっとやってから、初陣です。
ありがとうございました。
22 杉大方(すぎのおおかた)への応援コメント
こじき若殿という呼称を恥じる事なく、
むしろ誇りを持っていざ戦へ!
元就カッコいいです。
作者からの返信
「こじき若殿」という呼び名への屈託は、この後完全に解消されますが、ほぼ杉大方との思い出に昇華されています。
杉大方と共に耐え抜いた時代は、元就にとって、つらいながらも確かに青春の日々だったのです。
そのあたりが、彼の誇りに繋がっていると思います。
カッコいいと言っていただけて、とても嬉しいです。
ありがとうございました。
16 兄の死への応援コメント
興元、合戦ではなく酒でなくなったんですね。……若い!あまりに繊細過ぎたんでしょうか。知恵や武術も大事ですが、精神的に図太くなければ勝ち抜いていけないんですね……。
作者からの返信
女遊びや暴力に走らなかったという点では評価できると思うのです。
……まあ、9歳くらいで強引に家督相続(父・弘元が大内家と幕府の板挟みに苦しんで隠居したため)して、14歳くらいで結局大内家に従って上洛、そして船岡山の激戦を戦うという、とんでもない少年時代を過ごしているので、酒に走るのも無理はないと思うんです。
しかし、惜しむらくはその酒浸りさえなければ、有能な武将として今後も活躍できたろうに……元就も「もうこれで頼れる家族はいなくなった」と言っているくらいです(相合元綱「あれ? 俺は?」)。
死に臨んで元就に毛利家を託すよう指示した興元。
元就としては、この信頼に応えるべく、奮闘が始まります。
興元の最後の指示が――興元が間違っていなかったと証明するために。
ありがとうございました。
編集済
22 杉大方(すぎのおおかた)への応援コメント
ついに登場しましたね、少年・元就を育てた杉大方!(*‘ω‘ *)
それにしても、高橋久光の妹とは知りませんでした(単にわたしが読み流していただけ?)。
本当に今生の別れになってしまうのでしょうか? なさぬ仲とはいえ、面白いほど気持ちの通い合う戦友のような間柄なのに、惜しまれます。
作者からの返信
いえ、拙作では杉大方が高橋久光の妹であるというのは、今回が初出です(例外として、登場人物紹介に記されていますが……)。
ただ、杉大方はどうやら高橋家出身らしいんですよね(そのため、高橋久光の妹と設定させていただきました)。
であるならば、彼女はこの高橋家の専横に対して虚心ではいられないと思うんです。
愛する「息子」である元就の苦衷を知っているからこそ、彼女なりの戦いが、これから始まります。
ありがとうございました。
21 風雲、急を告げ……への応援コメント
吉川兄弟の判断はそれぞれの立場によるものでしょうか。
動員兵力を考えると慎重にならざるを得ませんが、野戦は何が起こるか分からない面もありますからね。
自分の武勇に自信があれば乾坤一擲勝負を挑みたいという気持ちもあるでしょう。
作者からの返信
兄貴は「大内が帰ったら終わるんじゃ、耐えんかい」だし、弟は「そんなん待てるかい、戦じゃ、戦」だし。
しかもお互い、相手に一理あると思っている兄弟なんで、決裂とかはなく、「はあ~」と溜息ついて終わる口喧嘩です。
難しいところです。
尼子との関係を考えると、籠城しておくのは安全策ですが……。
しかし、この時(未来の)義弟がその乾坤一擲の合戦に出るとは予想がつかなかったのでしょう。
史実では、毛利と吉川は示し合わせていたっぽいですが。
元就と妙玖がすでに結婚していたという説もありますので。
ありがとうございました。
編集済
21 風雲、急を告げ……への応援コメント
日和見を決め込んでいた安芸の国人たち……諸将が入り乱れる混戦模様では、本当に強いのは、味方をした結果、実を得られるのはだれか、様子見は当然ですよね。
敢えて間者に聞かせる……まんまと引っかかった間者も間者ですね(笑)。
作者からの返信
生き馬の目を抜く乱世、誰もが必死なワケです。
真田家みたいに領土を失って覚悟を決めて武田家に仕えるみたいなのは特殊例で、その真田家も関ヶ原で東西分離しているし。
この状況、吉川家としては、尼子家とのつながりはあるし(嫡子・元経の叔母が尼子経久の妻)、毛利家ともつながりはあるし(嫡子・元経の妻が元就の妹)、微妙なところです。
まあ間者に聞かせなくても、使いを差し向けたりして、引っ掛けようとしております。
脳筋ばっかりの安芸武田家ですが、それくらいは……^^;
ありがとうございました。
15 第一次有田合戦への応援コメント
ルイ9世の末の弟のように、弟キャラっていうのは血気盛んですね!この人の事も全く知らなかったので、最後どうなっちゃうのか気になります!
作者からの返信
相合元綱さん、「今義経」とか、なかなかなあだ名をゲットしています。
熊谷とか、源平時代の武将の子孫がいる安芸なんで、そういう空気だったかもしれません。
さて、その最期については、このお話では述べられません。
実は、この有田中井手の戦いのあと、東西条の鏡山城攻略戦があって、その戦後に毛利の跡目争いが発生し……というところでご容赦下さい^^;
ただ、元就と元綱は兄弟仲は良かったと伝えられているのと、元綱の息子は長州藩に仕えているので、元就としては思うところがあったのでしょう。
ありがとうございました。
20 安芸の項羽への応援コメント
頭一つ抜けた勢力があるとはいえ、まだ国人連合の盟主でしかない元繁。
元就を狙いに定めたのは俺賢いと思ったんでしょうが、相手が相手でしたねえ。
さて、四谷軒さまがどう描くのか。
楽しみにしてます。
作者からの返信
ここでうまく立ち回れば、後世の史書に「武田元繁と甲斐武田信玄」みたいな書かれ方をされたと思うんですけどね(武田は若狭と安芸の方が嫡流みたいなんで)。
このタイミングで元就と妙玖は結婚していたという説もあるので、そういう意味でも「吉川攻めたら毛利も行くか」といったところなんでしょうね。
まあこの時点で嫁の実家が攻められて怒り心頭になっている尼子経久とかが、さすがに妨害ぐらいはしてそうですが。
脳筋軍団・安芸武田家に、頭脳プレイで元就がどう立ち向かっていくのか……意外と元就も脳筋だったりするかもしれませんが、ご期待に沿えると幸いです。
ありがとうございました。
19 安芸の夜天に三ツ星輝く時への応援コメント
ソフトランディングも視野に入れていたのに、その道を塞いじゃった元繁さん。
もう窮鼠猫を噛むしかなくなった元就。
覚悟完了ガンギマリさせちゃったのは失策ですねえ。
自分そっちのけで思考展開されて雪さんポカーン。
勝手に使者引き受けちゃってるけど、自分の立ち位置は理解してなさそう。
作者からの返信
「大内も尼子も手が出せない……俺は自由だぁああ!」と欣喜雀躍な元繁さん。
意気揚々と雪ちゃんに側室プロポーズするという行動で、その心中をバラしてしまうというお茶目さんです。
まあ、普通はこれで毛利家は詰みだというのは、公平な評価だと思うんですけどね^^;
……しかし、まさか雪ちゃんの彼氏(雪視点)が、よりによって未来の毛利元就という壮絶なオチが。
そんでもって元就くん、雪ちゃんピンチに思考能力全開に。
往時の名探偵(金田一耕助とか御手洗潔とか)のイメージで書いていたりします。
滅茶苦茶な論法で雪ちゃんを月山富田城へ向かわせてます。
惚れた弱みでつい引き受けちゃった雪ちゃん。
果たして尼子のじっちゃんはどう受け取るのやら……。
ありがとうございました。
18 石見(いわみ)の高橋家への応援コメント
他家乗っ取りは元就の十八番という印象ですが、この時期の毛利家は厳しいですね。
高橋久光も、かなりの傑物なんだと思うんですが、相手が悪かった。
おや?
雪ちゃんがしおらしい。
これは元就に有効な攻撃だ。
作者からの返信
この高橋家のやり口に相当頭に来たのか(あとで娘を人質に出させられている)、のちに元就は高橋家をブッ潰すという仕返しをしているんですけどね。いや領土拡大もあったんでしょうが。
逆にこの時の経験が、他家乗っ取りという裏技をマスターするきっかけになったかと思いますが、穿ち過ぎかもしれません。
雪ちゃん、無自覚攻撃「しおらしさ」のバフがかかってます。
まあ元就の好みは、(拙作においては)実は杉大方みたいな手弱女だったりするので、結構ヤバいです。
ありがとうございました。
17 揺れ動く安芸への応援コメント
吉川家にこんな態度で臨むとは……。
韓信の取り込みに失敗した項羽そのまんまじゃないですか。
さすが、武田元繁。
雪ちゃん。いいねえ。
お兄ちゃん達は目を白黒させてるけどw
作者からの返信
実際、「有田城は返すからマジ勘弁」と吉川家は申し出ているんですけどね。
拗ねちゃったのか、武田元繁は「イヤだ! 自分で取るからいい!」と有田城攻撃へ。
吉川家は、「鬼吉川」経基の娘を尼子経久に嫁に出しているというのに。
正室になったはずの尼子久幸の娘さんはどう思っていたのやら……。
元繁は、もうちょっとブレーンが抑えてくれれば良かったのに……しかし、安芸武田は脳筋はそろっていても、知将は不在。
この時代の安芸で、知将は、興元か元就か広良ぐらいしかいないし。
……でも、抑えられてたら項羽じゃないしね、というところで^^;
雪ちゃん、何だかいざ自分がモテモテ(?)になると、逆に冷静になるんだか、落ち着きが無いんだか。
どっちにしろ、自分の行先はひとつしかないと思い込んでいるので、まあ出奔一択で。
兄貴たちはまあ……本音では可哀想だと思っているんですけどね^^;
ありがとうございました。
15 第一次有田合戦への応援コメント
まずは第一段階完了。
今義経さんは、まさに前線指揮官って感じですね。全体を見渡すというより、自分から突っ込んでいくタイプ。グエン・バン・ヒューっぽい。
うまく使えば破壊力はあるんでしょうね。
逆に元就のように戦場全体をデザインする能力は……。
誤字報告です。
「毛利勢を率いる利興元は、苦笑と共に、宮庄経友に、城攻めの手筈てはずを整える。」⇒「利」が不要? それと、「宮庄経友に」なら「整えさせる」でしょうか?
作者からの返信
たくさんのコメント、ありがとうございます。まずはここから。
この段階では、興元も生きていて、有田城も落ちて、まさに希望の未来へレディゴー状態の毛利と吉川。
しかし運命の皮肉というか、ここまで毛利をアゲアゲ状態にさせておいて、まさか次回あんな展開になってしまうとは……。
今義経さん、「義経」と称する以上、戦術戦闘は凄かったんじゃないかと思いまして、こうしました。
しかし戦略や政略、ましてや謀略には弱かったみたいですね……だから尼子に乗じられたんでしょうが……。
グエン・バン・ヒュー懐かしい。落ち着いた空気の旧アニメの中で、ひとりトラ柄戦艦という傾いた提督でしたね(笑)
誤字報告、ありがとうございます。対処いたしました。
ありがとうございました。
20 安芸の項羽への応援コメント
元繁の高笑いはいつまで続くのでしょうか。
戦国時代で犠牲になるのは、いつもおなごですね。
雪ちゃん、幸せになって欲しいのですが。
戦国武将の遺伝子を受け継ぐ日本人。
トップを引きずり下ろそうとする政界、納得です。
作者からの返信
実際、この時点で武田元繁を打倒しようという者はいないというのが公平な評価だと思うのです。
だからこその高笑いであり、安芸国内の各勢力も、元繁の下に集まって来てます……敵だったはずの己斐さんまで^^;
有田城=吉川家が攻められる時点で、雪の運命は、ほぼ死か側室かぐらいしか残されていません。
ただ彼女が惚れた相手が、よりによって毛利元就だったというところが、今後の命運を左右します(笑)
戦国というか昔の日本はもっと良かったんじゃないか、という観点で、司馬遼太郎先生は執筆へと向かったらしいのですが、私もその「ひそみ」にならいたいものです。
ありがとうございました。
編集済
20 安芸の項羽への応援コメント
それぞれ独立した国人と国主の関係がイマイチよく呑みこめずにいますが(笑)、安芸武田、大内、尼子、毛利などの諸将がばら撒かれた中国地方の混戦模様は少し理解したつもりです。(^.^)
幼い忘れ形見を擁する、高橋の祖父の野望もなかなかと思いますが、祖父といっても相当に若いのでしょうね。
作者からの返信
また雰囲気を味わう方向でお願いします^^;
絵心も無いので、近況ノートに勢力地図を載せることもできないし(笑)
まあ安芸武田が安芸における最大勢力と成り、それが「この指と~まれ♪」ってやったら、安芸国内の国人たちがそれっとばかりに集まったわけです。ほぼ全員。
ちなみに、熊谷さんと香川さんは元々、親武田の国人だったりします。
……問題は、しれっと己斐さんがいることです。
あれ、この人……この己斐さんの己斐城が囲まれていたから、毛利と吉川は有田城を攻めたし、心労のあまり毛利興元さんは限界に……。
興元さんがお亡くなりになり、「こりゃヤバい」と己斐さんは華麗なる転身を遂げたわけです(笑)
高橋久光さんは、優秀な嫡子の元光が戦死しなければ、もうちょっとまともだったと思うんですが、「このままだとアカン」と汚い手も使ってきます。
この時代ですから、まだ若いと思うのです……そのため、拙作において、ある人の兄ということにさせていただきました。
ありがとうございました。
20 安芸の項羽への応援コメント
「信長の野望」ならぬ、「元繁の野望」状態ですね😅
元繁もかなりの戦略家のようですが、強すぎる自己顕示欲は思わぬミスを招きます(^^;この後の展開にも期待です🎵
作者からの返信
武田元繁としては、「大内と尼子も手を出せないエアポケットな安芸」に気づいた自分に「俺って天才! ラッキー! やはり項羽!」とアゲアゲな状態なワケです(笑)
……いやでも、普通は、これで武田元繁が安芸を制覇するだろう、と思われても仕方ないわけです。
だから日和見の国人たちも、武田に我先にと来ているわけで……。
問題は、その攻略対象の毛利家に、未来の毛利元就がいるという……^^;
ありがとうございました。
13 画策への応援コメント
広島市内には今でも己斐という地名があります。(広島以外の人は誰も読めません)己斐城があったあたりに該当するのか……?と思いました。城跡らしきものは見当たらないのですが、己斐峠は心霊スポットとして有名で、呪われた家があるとかよく噂になってました。
作者からの返信
おそらく城があったのでは。
こういう名前、他になさそうですし。
私もこの話を書くために調べていて、初めて知りました^^;
ちなみに己斐家は、結局長州藩に仕えることになったため、その際に広島から去ったので、城も当然廃城とされてしまったかと思います。
だからもう跡形もないかもしれません。
そんなスポットになっているなんて……ズッコケ三人組の街なのに(笑)
あの三人組がいたら、嬉々として見に行きそうなスポットですが^^;
ありがとうございました。
編集済
11 蝮(まむし)への応援コメント
なかなか読みに来れませんでしたが、久しぶりに読みだしてもスッと入って来る文章の流麗さで心地いいです。
深芳野って美濃にもそんな人いたな、と思っていたらそう言う流転になる筋立てだったんですね。
吉川の娘の雪が、私の読んだ四谷軒様の作品にはいない動きまわるタイプのヒロインで、これは新境地、と好ましく思いました。
それと房総真里谷家は武田だったのは単純に知らなかったので興味深かったです。
作者からの返信
いやあ、わざわざのお越し、ありがとうございます。
拙文へのお褒めの言葉、恐縮の極みです。
深芳野さん……武田元繁の元カノ(笑)って、「別れた」しか書かれていないので、だったら掘り下げてみるか、という私の悪い癖が発動です。
マイナーとか無名だと、注目したくなってしまうのです^^;
そんでもって、毛利興元の方も、もっと友人とか欲しいよなぁと考えていたので、道三→深芳野という案が出てきたのです(笑)
雪さん……たとえば「河越夜戦」とかはオッサン祭り(笑)だったので、もっとちがう路線をやってみるか、という趣向です。挑戦することに、新しいことを試してみることに意味があると、尊敬する作家さんが言っていたのを思い出しまして^^;
お褒めいただき、ありがとうございます。
房総真理谷家、北条家を調べていく過程で知り得たことだったりします。
たしか、房総管領とか名乗ってノリノリだったんですが、その時点で周りに北条氏綱とか里見義尭とかがいて……お察しください^^;
ありがとうございました。
13 画策への応援コメント
目の前の窮地を捨て置いて、別の戦場を設定するだけで合格点。
中立になりかねない他家を巻き込めるという点で上策。
さらに戦後処理まで見えてる時点で、化け物ですね。元就。
まあ、酒は止められないと思います。
安芸は酒うまいですからね。
作者からの返信
思いついただけでなく、それを実行してしまうところが怖い……そんな印象です。
毛利家中も一枚岩でなく、のちに粛清される井上一族とかもいるんですが、この時は、この策に従っているところに、元就の凄みを感じたりします。
取った城を渡すとか、ありえないでしょ……と。
私は不調法、下戸なんで酒がよく分からないのですが(そんなんでよく書いているなぁ^^;)、安芸は米と水が良いみたいだから、そうすると酒も旨そうですよね。
ありがとうございました。
19 安芸の夜天に三ツ星輝く時への応援コメント
たとえば、どこか遠くへ行こうと誘われるとか……噴き出しました。(^.^)
相手をもっと知りたくなるのが恋、また、恋心は我褒めの照り映えとも。
元就の掌中で中国地方も雪もどう踊らされるか、歴史小説の真骨頂ですね。
作者からの返信
興元が健在で、元就が次男坊のままだったら、駆け落ちの目もあったかもしれませんが……いや、やっぱり無いか^^;
雪としては、まさか自分が安芸武田家に求められると思ってなかったので(引く手あまただと思っていたくせに(笑))、混乱のさ中なので、お許しあれ。
描写してませんけど、雪は尼子経久のような男が好みなので(幼いころから強くて賢いところを見ていたので)、元就が気になって仕方ないのです。
でも今回、経久にはない部分がある(それが自分への気持ちとは察していませんが)と気づいて、そこを知りたくなってきている……という感じです。
混迷極める安芸、中国地方。
大内から尼子へと鞍替えするチャンスも消え(安芸武田が独自に征服活動をしているから意味がないので)、果たして元就はどう立ち向かっていくのか……史実を見ていると、よくこんなことしたよなという感じになりますが、それが正解だったところに、元就の恐ろしさがあると思います。
ありがとうございました。
19 安芸の夜天に三ツ星輝く時への応援コメント
このエピソードを読むだけで、元就の武将としての器の大きさをすぐに理解できます。そして、何よりも小説として、凄く面白い展開になっている🎵つぎのお話が待ち遠しいです😄
作者からの返信
元就としては、最後の手段で大内から尼子へ鞍替えするという手を考えていたのですが、それが打ち砕かれた瞬間だったりします。
そんでもって、吉川が、雪が、安芸武田の攻略対象となっているので、元就としては覚悟完了状態です^^;
あと、次の話は安芸武田家の方の視点になってしまいます……すみません^^;
ありがとうございました。
19 安芸の夜天に三ツ星輝く時への応援コメント
雪、よかったですね。元就は決断が早い。さすがです。
作者からの返信
雪としては、最後に元就の気持ちを聞いておきたい的な心境だったんですが……当の元就がとんでもないことを言い出す始末(笑)
元就は元就で、最悪、安芸武田家に従属すればいいやと考えていたら、何でこんなことになってんのと言いたい感じに^^;
「項羽」たる安芸武田家の武田元繁が、覚悟を決めてしまったため、もう、吉川と毛利は征服される運命にあると悟った元就。
雪を尼子経久の下へ向かわせた真意は……。
ありがとうございました。
11 蝮(まむし)への応援コメント
またまた凄い奴出て来たな……と思ったら斉藤道三ですか!
その愛妾については全然知りませんでした!
深芳野さん、強いですねえ。この人に興味わきました。
作者からの返信
この時代、このタイミングで京にいて、なおかつ毛利興元とマブダチ(←ここ重要(笑))になれそうな奴……と、無い知恵絞っていたら、とんでもねえ奴来ちゃった!?^^;
興元さん、人生ベリーハードなんで、せめてマブダチを持たせてやりたかったのです。
深芳野さん、飛鳥井の姫であり、武田元繁の元カノというのは私の創作です。
ただ、土岐頼芸の側室であったというのは伝えられております。
そこから道三の下剋上の中、道三の愛妾になったという流れです。
一色家の娘であったのではとも言われています。
ありがとうございました。
18 石見(いわみ)の高橋家への応援コメント
容赦ないですね。
元就どう出るか楽しみです。
雪に何かあったんでしょうか。
落ち込むなんて。
作者からの返信
本当にこんな展開だったらしいので、これを乗り越えたからこそ「毛利元就」が周囲から畏怖されることになったのでしょう。
雪姫は、武田家から側室プロポーズを食らったショックと、「何故今側室に求められるのか」という理由が分からずにグロッキーです。
ショックとグロッキー、この双方を解決できそうな男・多治比元就のところへ来ましたが、「でもやっぱ無理かな……」と感じているのでは。
ありがとうございました。
18 石見(いわみ)の高橋家への応援コメント
大変な事態。
しかし、これは読んでる私には美味しい展開で、とても面白いです。
作者からの返信
こんな大変な状況で、よく、のちの「毛利元就」と成りおおせたなぁと、書いていて思いました。
ちなみに、史実としては、やっぱりこの時のことが許せなかったみたいで、多治比から「毛利元就」となったあとに、高橋家は滅ぼされているようですが……。
ありがとうございました。
09 深芳野(みよしの)への応援コメント
女子会シーンは賑やかで活気がありますね!
そして深芳野姫は立ち直りが早い!
元就は雪姫を大切に思う余り距離を取ろうとしているのでしょうか。
しかし、元就が「鍋食べたい……」と思ってる所へちゃんと鍋用意してる雪ちゃん、さすがです!
作者からの返信
女子会(笑)
言われてみれば(笑)
深芳野さんは、わりと強かなタイプなんで、達観して現状を楽しんでいます。
元就は「こじき若殿」なので、大切な城を奪われてしまった→大切なら離しておこう……という拗れっぷりです^^;
継母・杉大方ぐらい攻めて行かないと、多分、離れたまんまでしょう。
しかし雪姫もさるもの(笑)、杉大方を味方につけている様子です^^;
ありがとうございました。
18 石見(いわみ)の高橋家への応援コメント
この時代の日本は、どこも同じかもしれま せんが、安芸国も相当なカオス状態。
それを打破して、後に中国地方を手にする元就は傑物ですね。
作者からの返信
尼子と大内という二大勢力に挟まれたせいで、とんでもないカオスです。近畿に比べればマシだったかもしれませんが^^;
しかしそんな混沌とした安芸だからこそ、元就が「育つ」素地となったのでしょう。
ありがとうございました。
編集済
18 石見(いわみ)の高橋家への応援コメント
娘の嫁ぎ先の所領をわがものに……わたしの少ない知識では、伊達政宗の母・義姫の実家・最上氏との勢力図を思い出します。たしか、政宗が実弟・秀雄を殺害したとして武蔵へ逃したのも、最上氏の付け込みを逃れるためだった?
作者からの返信
最上義光は油断ならぬ傑物でしたから、さもありなんといったところでしょうか。
しかしほかならぬ毛利元就も、養子縁組で勢力を拡大していったところもあるので(宍戸、吉川、小早川等)、この時代では、わりとありがちな現象だったのでは。
ありがとうございました。
編集済
17 揺れ動く安芸への応援コメント
あの時代にも強い女性がタイプの武将、いたのですね。
とかいって、実はわたしも次作で、気性の強い女性を書いていたりします。🙇
にしても正室と側室では雲泥の差、誇り高き雪に許せるはずありませんね。
それから、兄の酒癖を見ていた元就は酒ではなく餅に奔った……って、貴前作がらみのお話ですよね? まさか本当に餅ばかり食べていたわけでは? それとも甘党だったとか?
作者からの返信
まあ、こういう時代ですから、そういう女性が好きだと公言する人もいたのではないかと。
側室→愛人というのは、私が虞美人というネタを使いたかったという裏事情があったりします。
酷い作者もあったものです^^;
餅は史実です(笑)
毛利家は酒毒に弱いと看破した結果です。
家来にも、餅はいいぞと語っていたりします。
酒好きの家来には、酒を出してはいますが。
ありがとうございました。
07 天性無欲正直の人への応援コメント
うわあ、尼子経久、強烈なキャラですね。人の手足に絡み付いて魂まで奪っていくような……。
この作品が映像化されたら、誰が彼の役にふさわしいだろう……と思わず考えてしまいました。
作者からの返信
最初ナレーションのみで終わるはずだったんですよ(笑)
「武田元繁は安芸帰国後、尼子経久の調略により……」とか。
……だというのに、どうしてこうなった^^;
信じてもらえないかもしれませんが、最初は短編のつもりで書き始めたんです。
……やはり、大河の緒形拳さんの影響が強かったのではと、自己分析しております。
ありがとうございました。
編集済
16 兄の死への応援コメント
まさかの毛利興元の死……2歳の幸松丸の命運や如何に?!
父上と同じ、ということは早逝の家系だったのでしょうか。
興元の死により慌ただしく動き出す勢力図が見えるようです。
幸松丸を擁する高橋氏の複雑な胸中も推察されますね。
作者からの返信
ここまで、劣勢ながらも支えてきたのは、毛利興元という男の能力とネームバリューがあったればこそ(おそらく上洛時代に培われたものです)。
それが亡くなってしまったので、毛利の運命は、特に幸松丸は……。
興元と元就の父、弘元も酒に走り(大内と幕府の板挟みになっていました)、そして死んでいます。
これにより、弘元の遺領から元就に「たんぴ」の城が譲られるところを、家臣に盗られるというのが、「こじき若殿」の話になります。
元就は弘元と興元の死に鑑み、酒ではなく餅に走ります^^;
さて、幼主・幸松丸を支える高橋氏ですが、その彼女の存在のせいで、毛利はとんでもない展開になっていきます。
ありがとうございました。
06 安芸(あき)武田への応援コメント
武田家にも色々あるんですね。知りませんでした。
政略結婚、シビアだなあ……と思います。
ただ、『山霧』の永井路子さんは、武家の女は嫁ぐ時は家同士をつなぐ外交官とか、場合によっては嫁ぎ先のスパイのような役割をする事を覚悟していて、誇りを持っていた……という趣旨の事を書いていて、そういうもんなのかな?と思いました。
まあ雪ちゃんにはそういう覚悟は無さそうに見えますが……。
作者からの返信
甲斐武田は信玄のおかげで有名になりましたが、どちらかと言うと、若狭の武田の方が本家みたいな感じです。
政略結婚、大河ドラマでも、たしか富田靖子さん演じる妙玖夫人がそんなことを言っていたような記憶があります。
あれは、原作がそういうことだったんですね^^;
しかし拙作の雪ちゃんは、末娘で甘やかされて育ってきたので(弓矢は別ですが)、あまりそんなことを考えていません(笑)
ありがとうございました。
15 第一次有田合戦への応援コメント
「今義経」って、それはある意味死亡フラグでは・・・😅
作者からの返信
まあねぇ……熊谷次郎直実の子孫(そのうち出てきます)とかいる国ですし、そもそも毛利家が大江広元の子孫なんで、そういう空気だったんだと思います。
厨二的なモノもあったかもしれません(笑)
死亡フラグかどうかは……何とも言えません^^;
ありがとうございました。
10 法蓮坊(ほうれんぼう)への応援コメント
なんか凄いの来た。
傍若無人なのは人物鑑定の手段なんでしょうね。しかし、鼻くそ飛ばすのは……。
この時代の安芸と美濃は相当遠国ですが、こういう繋がりがあると想像するのは楽しいですね。
作者からの返信
奇人、というか変人来たる、というイメージを意識して、出オチ的な意味で鼻ほじり。
お行儀悪いですが、この時代の野卑な空気を表したかったのでござる^^;
ちなみに鼻ほじりは、信頼と安心ができると判じた人物の前でしかしない、という裏設定です。
毛利興元、彼の人生を思うと、若年から家督、そして上洛、そして合戦、帰郷後も国人一揆に奔走と……灰色の青春といった感じです(少なくとも私には)。
可哀想なんで、上洛時代は莫逆の友を得て、青春を謳歌したんだよ……ということにしてあげたかったのです。フィクションの上ですが。
で、無い知恵しぼって、このタイミングで京にいて、呼べば安芸にも来てくれそうな奴おらへんかな→あっ!……という次第です。
ありがとうございました。
編集済
15 第一次有田合戦への応援コメント
「委細承知」← 格好いい!\(^o^)/
一度使ってみたいですけど、なんせ、いい漢の描写が苦手なので。(笑)
自分のせいではない側室腹の庶子の気持ち、相当に複雑でしょうね。
にしても、自ら「今義経」と称する元綱って、かなりのクワセモノ?
この章を読み終え、全身土埃まみれの気持ちになりました。
ということは戦闘場面の描写が優れているという証であり、逆立ちしても書けない身として、とてもウラヤマシイ!
作者からの返信
「勅命、うけたまわった」とか、そういう言い回しを使うことに憧れます。
現代ではできないところが特に^^;
相合元綱、今義経は他称かもしれませんが、拙作では半ば自称とさせていただきました。
毛利元就とは兄弟仲は良かったと「伝えられている」ので、まあそれなりの扱いをしております……拙作の中では。
戦闘描写はもう、想像というか妄想の世界の中で繰り広げられるモノをスケッチするイメージです。
どんな経過をたどるのか、妄想する自分でもどうなるか分からない中、必死にスケッチしています^^;
ありがとうございました。
15 第一次有田合戦への応援コメント
神速を貴」随所にあらわれる、こういう文章、すごくいいですよね。
それにしても、毛利、あまり調べたことがないのですが、面白いですよね。NHKの大河にしたらどうかなんて思ってしまいました。ずっと家は生き延びましたものね。
作者からの返信
孫子に出てくる感じの文章かな、と思います。
三国志とか見て育つと、こういう文章がカッコイイと思ってしまうので(笑)
毛利元就、実は大河になったりします。
毛利家は織豊と関ヶ原でアレなんで、やりづらいと思っていたんですが、うまいこと織豊の前くらいで終わらせてました。
ありがとうございました。
05 兄と弟への応援コメント
下克上の時代、結婚もままならず兄弟でさえ信じられない……考えてみると悪夢のような時代だと思います。投稿サイトには「○○の下克上!」とか「成り上がって覇王になる!」とかいう小説が溢れかえっていますが、下克上なんてそんな夢溢れる呑気なものじゃないみたいですね。
作者からの返信
皮肉なことに、家族で争いが起きなかったのは、下剋上の筆頭とも言うべき、北条早雲(伊勢宗瑞)の北条家だったりします。
成り上がったからこそ、家族で争うことの愚を戒めていたのでしょう。
優秀な一族だったことも一因でしょうが。
下剋上……タームとしては格好いいんじゃないでしょうか。
ロマンを感じるのは分かる気がします。
まあ、ひねくれものの私は、じゃあもっと泥臭い下剋上の一面を書こう、としてしまうのですが^^;
ありがとうございました。
04 国人一揆(こくじんいっき)への応援コメント
一揆にはそういう意味があったんですね!色々と勉強になります。
雪ちゃん、まっしぐらですね!焦らされるとますます燃え上がるタイプみたいですね。
作者からの返信
山城国一揆とか、実は国人がひと繋がりに手を組んだという意味合いが強いタームだと思われます。
現代だと、組合とかそういう意味合いなんじゃないでしょうか。
でも、歴史の授業だと、農民蜂起みたいな感じで語られていて、それが誤解(?)の元かと。
雪ちゃん……前も申し上げましたが、もうちょっとおしとやかなキャラ設計をしていたはずが、どうしてこうなってしまったんでしょうか(笑)
ありがとうございました。
09 深芳野(みよしの)への応援コメント
三者三様の女性に囲まれて、元就うらやましいです。
夕餉ができていると言われて相好を崩すあたりに若さがのぞいていいですね。
花嫁御料を奪ってきた、と勘違いされましたが、伊達晴宗の例もありますから、乱世じゃそう考えられるのも無理はないのかも。
雪も真相知るまではドキドキだったでしょう。ふふふ。
ちょっと不自然な箇所があります。
「元就の背に、最近、若く、きびきびとした声がかかる。」⇒最近が浮いてる気がしますが?
作者からの返信
よく考えたら三人とも美人か可愛いというとんでもない面子。
それプラス、「火の鳥」鳳凰編の我王みたいな少年時代を過ごしていただけに、「まともに御飯を食べられる幸せ」も感じる元就です。
伊達晴宗ってそんなことしてたんですか……政宗のじーちゃん、ヤベー奴ですな。
大河では何か普通の爺さんぽかったのに^^;
雪さん、恐らく杉大方に「……ということだったのよ。ほほほ。優しい子でしょ?」と言われて、「そりゃあもう! 信じてましたから!」と墓穴を掘ってそうな気もします。
ご指摘、ありがとうございます。
編集いたしました。
ありがとうございました。
14 吉川家の妙弓(みょうきゅう)への応援コメント
安芸武田氏は知っていたのですが、安芸には山県氏もいたんですね。
甲斐武田氏の家臣にも、山県(昌景)氏がいたので、何というか、武田氏と山県氏の奇妙な縁ですね😅
作者からの返信
山県昌景は、この安芸山県氏からの養子であるという説もあるんですよ。
兄の飯富兵部との年齢差から、こういう説が出てきたそうです。
ちなみに、のちの毛利の家臣となった子孫から、山県有朋が出ているということらしいのです。
歴史の奇妙な綾というか何というか……不思議な縁です^^;
ありがとうございました。
14 吉川家の妙弓(みょうきゅう)への応援コメント
吉川経基、90歳という年齢。当時として長命ですよね。
雪。他の人よりも才能があったのでしょうか。かっこいいです。
作者からの返信
吉川経基。畠山義就という戦国大名オリジンと言ってもいいヤベー奴と激戦を繰り広げといて、この長寿。
恐るべき漢だったと思います。
雪。女の身で戦場を生きるには、弓矢が最適という判断もあったのでしょうが、やはり鬼吉川の血を濃厚に継いでいるという設定です。
ゆくゆくは吉川元春へと受けつがれるという……。
ありがとうございました。
編集済
14 吉川家の妙弓(みょうきゅう)への応援コメント
のちの「3本の矢」の源は、祖父・鬼吉川の教えにあったのですね。
当時で90歳とは、しわくちゃで化石のようなご老人だったでしょうね。
「吉川家の妙弓」とは言い得たり! しなやかに弓を引く娘が見えて来ます。
作者からの返信
三本の矢……何というか、そういう設定にしました^^;
まあ、史実、元就自身も矢を活かした戦法が多かったのも、三矢の教えの元になったのでしょう。
吉川経基、信じがたいことに生きていたっぽいので、折角なんで登場してもらいました。
応仁の乱とか、もはや伝説と化した大乱の生き証人、この人に「戦のにおい」とか言われたら、もう逆らえないし(笑)
妙弓、妙玖夫人の法号からもじりから、ここまで変化させました。
元就の戦いにどう生かすか……設定しておいて、ここから考えていたりします^^;
ありがとうございました。
08 覇王別姫への応援コメント
元就は生い立ちからいっても深芳野は見捨てられないでしょうね。
継母が居なければ今の自分は無いわけですし。
しかし、元就が若い女性を城に連れ帰ったという話が誰かさんに伝わったら……。
弓馬を携えて乗り込んできそうです。
作者からの返信
生い立ち……そういえばそうでした。
失念しておりました(笑)
まあ深芳野さんは、後で判明しますが、頭が良くて頼れる男を見抜く目を持っているので、ここは頼るしかないと思って、そこが図に当たったというところですね。
「誰かさん」、早速に聞きつけていることでしょう。
さしもの尼子経久も、呑気に「してやったり」とほくそ笑んでいる裏で、まさか義理の姪がこんな展開になるとは予想だにもせず(笑)
ありがとうございました。
編集済
13 画策への応援コメント
元就はまだ初陣前……ほんとですか? 元就、あたま良すぎ!(^_-)-☆
武将や城の配置図がよく分かっていなくても大丈夫と言っていただいて安心しました。わたしだけそういう能力が劣っているように感じていたので。💦
なぜか今回、毛利家宿老・志道広良の存在が気になって来ました。主君の動静を冷静に見守り、畳の上を摺り足で移動する影のような初老(?)の漢、やはり橋爪功さんでしょうか(笑)。
作者からの返信
本当に初陣前(史実)だから困る……そう私も思いました(笑)
武将や城、書いている私も、ふわっとしたイメージしか湧いていません。
大体がwikipediaの記事とかを元に書いているので、じゃあ実際の距離は、時間はと言われても分からないとしか言えませんし^^;
志道さんは、縁の下の力持ちであり、参謀でもある、頼れる宿老です。
大河ドラマで中村梅雀さんが演じておられましたので、今回はそのイメージで(笑)
ありがとうございました。
13 画策への応援コメント
興元さんの「考えておく」では、禁酒は・・・(^^;
今も、昔もお酒を絶つのは難しいようですね😅
しかし、兄弟で作戦を練るシーンは、大河ドラマのよう。見応えがありました。次話にも期待です😄
作者からの返信
酒はねぇ……興元さんにとって年来の友なんで、離れられないんですよ(笑)
酒=友だちを見捨てられないと、ヤン・ウェンリー提督という方も言っていたぐらいなんで^^;
作戦会議は、実は状況説明も兼ねていたりします^^;
あと、毛利興元という人物も、結構やり手だったんだよ、ということを書きたくて。
そこを見応えありとおっしゃっていただいて、まことに嬉しい限りです。
ありがとうございました。
02 吉川(きっかわ)の城への応援コメント
吉川の城は北広島にあるのですか。車で通過した事がある位ですね。弓を持った女武者の姿を想像しつつ蒲公英野原を歩いてみたいですね。
作者からの返信
実は行ったことありません(ひどい(笑))
グーグルマップをにらめっこしながら書きました。
でも元就と元就夫人の出会いの場だと思うと、行ってみたい気がします。
ありがとうございました。
13 画策への応援コメント
戦の肝心要が長引かせる事なんですね。
勢力地図を前にしての戦略会議、迫力ありました。
それにしても前話から興元はお酒飲み過ぎです。
元就の酒を控えさせる気持ちに優しさを感じました。
作者からの返信
安芸武田家は、正確に言うと「分郡守護」といって、安芸のある程度のブロックにおける「守護」なんです(拙作では分かり易さのため「守護代」にしましたが)。
で、守護レベルに、地侍レベル(町村レベル)の毛利家や吉川家がやれるのか、というと、戦線膠着が関の山だという感じです。
恐縮です^^;
興元が呑み過ぎなのは史実なんで、これはどうしようもない側面が^^;
女や暴力、合戦に走らないだけ、マシといえばマシなんですが……。
元就と興元の父も酒が原因で死んでいるので、元就としては禁酒に持ち込みたいと思っているのです。
ありがとうございました。
09 深芳野(みよしの)への応援コメント
近頃、若者の恋愛を見ると、近所のおばちゃん目線でニヨニヨしてしまいます 笑
俺が全力で幸せにしてやるくらいの意気込み持たんでどうするだね、若人よ
今後の変化が楽しみです
作者からの返信
拙作の元就はねぇ……少年時に城を失っているのから、それがトラウマで、好きなモノや大事なモノから、かえって離れる、近づかないというこじれっぷりです(笑)
これどうやってフラグを立てるんだよと自分でも頭をひねりたくなります。
雪は雪で、攻めているようで引いているので、本当にどうしようもない(笑)
書きながら悩んでいる時期でもありました^^;
ありがとうございました。
07 天性無欲正直の人への応援コメント
悍馬のように強いだけの武将の末路は分かっているだろうに……。
それこそ項羽がね。
尼子経久の得体の知れなさ。怖いよう。
作者からの返信
この時代にフラグという言葉は無いので、うまく伝えようがないですね。
しかし項羽なんていう言われ方、よく受け入れたなぁとも思います。
で、恐らく、毛利のせいで、わざと記録に残されたのでしょう。
ほかならぬ元就が、明の人相見に「漢の高祖の相あり」なんて言われているので。
尼子さん、黒幕こいつですというナレーション一行で終わらすはずが、どうしてこうなった。
いや出さないと盛り上がらないから出したんですけど。
で、無欲で気前良いくせに、国盗り大好きってなるとこういうキャラしか思いつかなくって(笑)
本音を言うと、こういうキャラ好きなんですけどね^^;
ありがとうございました。
編集済
12 戦端への応援コメント
ええっと……群雄割拠を絵に描いたようなといいますか、勢力図が入り乱れていて、心して熟読しないとついていけません。もともとが武将よりも姫贔屓なので、『歴史探訪』で観た中国地方の地図を懸命に思い出し、息をきらせながら(笑)、作者の叡智にようやっと引っ張ってもらっている感じです(^_^;)
作者からの返信
スルーしていただいて大丈夫です^^;
この辺りは筆者の力不足でしょう。
何というか「雰囲気づくり」の側面がある段です。
戦記もので誰々が〇〇を攻め、□□を奪還し、△△を攻略し……とあっても、(少なくとも私にとっては)ちんぷんかんぷんで、どこなんだろう……けど、凄い攻勢に出ているんだな、という雰囲気は伝わってくるのです。;
また、地図(イラスト)が載せられればなぁと思うのですが、カクヨムではできないので、ないものねだりですし……。
なので、「ああ、なんか武田がヤバいなぁ……えっ、大内が来ない上に、単なる国人の毛利に戦えって!?」という雰囲気を感じ取っていただければ、それでOKです。
ありがとうございました。
00 プロローグ 安芸の宮島への応援コメント
三人の出会いが厳島神社、というのがいいですね!
夜の厳島神社も好きです。私は子どもの頃毎年宮島の花火大会に行っていましたが、昨年は中止でした。(コロナ蔓延前に、オリンピックで警備の人手が足りない、という理由で中止が決まりました)
この小説を思い出しながらまた宮島に行ってみたいですね。
作者からの返信
修学旅行で行ったことがある、というのがきっかけでした(笑)
広島だと、あと、原爆ドームあたりしか行ったことが無いので、もうここしかない、と(笑)
夜の宮島は、何か鹿が徘徊していたという思い出があります。修学旅行の宿の、二階の部屋だったのですが、窓から外を見ると、鹿がいて^^;
花火大会、中止の理由が世知辛いですね^^;
私も機会があれば、また行ってみたいものです。
ありがとうございました。
編集済
11 蝮(まむし)への応援コメント
え、そうだったんですか?!
世の中の繋がりとは分からないものですね~。☆彡
それにしても「薄い京女」とか言われていた深芳野がさほどの佳人、しかも、けっこうなオトコマエだったとは。いわゆるしょんべんくさい(書いていて照れます(笑))雪がカッカするのもむべなるかな。(*´ω`*)
作者からの返信
毛利家はこれから過酷な展開が待っているんですよ。
かつ、毛利興元という人物について、少し掘り下げてみたかったので、ついに戦国という時代に咲いた仇花、それも大輪の花を安芸に。
で、深芳野さんは、実はそんな傾国な感じの美女です。まあ武田元繁には見る目が無かった、ということで^^;
ありがとうございました。
10 法蓮坊(ほうれんぼう)への応援コメント
深芳野って、どこかで聞いた事がある名前だと思いましたが。
まさかこの法蓮坊さん、郡山城へ油を売りに? (笑)
作者からの返信
貴作で十兵衛を出しておられるので、じゃあこっちは法蓮坊だと対抗意識を燃やしたのです(笑)
……ではなくて、武田元繁の元カノ(笑)を掘り下げたかったのと、毛利興元をもうちょっとクローズアップしたかったので、深芳野と法蓮坊に御出馬願うことに^^;
ちなみに油売りさんの御曹司が法蓮坊という設定です(親子二代説です)。
ありがとうございました。
06 安芸(あき)武田への応援コメント
雪ちゃん。可愛い(2度目)。
他の方も書かれてますが、今作で話に軽みが出ましたね。
緩急がはっきり出て更に読みやすくなっていると思います。
細川と大内の勘合貿易を題材にしたのだと、「戦国海商伝」がありますね。あれも元就が重要なポジションでした。
作者からの返信
こう言うと何か、問題発言っぽいですが、やっぱり女の子が出るとちがうよなぁ、と誤解を恐れずに言ってみます。
「河越」はオッサン祭り(笑)だったんで、もうちょっとこう、ちがう方面から開拓しようと思いまして。
で、女の子を出すと、ぽんぽんとリズミカルになってきた印象がありました^^;
「戦国海商伝」、寧波の乱が題材の作品でしょうか。陳舜臣先生は、「小説十八史略」とか「耶律楚材」とか読んでましたが、そっちは知りませんでした。今度探してみます。
日明貿易、もっと突っ込んでもいいと思ったんですけど、話が取っ散らかりそうなんで、敢えてさらりと流しました。決して勉強するのが嫌というわけでは……ありますけど^^;
いや、このテーマに嵌まりそうな自分が怖いんです(笑)
ありがとうございました。
10 法蓮坊(ほうれんぼう)への応援コメント
山中での出来事を――で示して会話にする方法。
とてもいいですね。
すごくわかりやすいですし、状況が読めます。
作者からの返信
貴作への☆への御礼、ありがとうございます。
で、「――」のシーン。
映画やアニメだと、モノクロになる回想シーンみたいなイメージです。
お褒め頂き、恐縮です。
ありがとうございました。
編集済
10 法蓮坊(ほうれんぼう)への応援コメント
美僧といえば即アレを想像してしまう(笑)浅慮を、小気味よく砕かれました。
怪僧の名を奉りたい法蓮坊が、これからどんな働きを見せてくれるのか……。
十代の若き日々に、生きるか死ぬかの激戦を経験したことにより、心に重荷を負ってしまう ← 面白いところに着眼されましたね。戦国武将は荒ぶる心の持ち主ばかりでストレスなど感じないという刷り込みがありましたが、言われてみればたしかに。戦闘を負担に思わない漢のほうが少なかったかもしれませんね。興元の場合は、そのとき負った心の傷が深酒に……。
作者からの返信
法蓮坊と興元は、互いで衆道を試してみたけど、「うーん……やっぱり女の方がいいか」という結論に達したという裏設定があったりします^^;
高橋氏はそのあたりを察して(笑)、奥へ下がったのでしょう。
興元のメンタルについては、大河ドラマでそんな描かれ方をしていたので、それをなぞる形となりました。
時代はちがいますけど、熊谷次郎直実(子孫がこれから出てきますが)も出家してますし、わりとそういう人はいたんじゃないかと思います。
で、酒に走る。でも家族や家来に当たり散らさないだけ、遥かにマシなんじゃないかと思うんです。女遊びとかもしてなかったみたいだし。自罰的な意味合いもあったんじゃないかと。
ちなみに拙作において、興元がこんなにきつかったのに、出家もせず、ギリギリまで安芸に戻らなかったのは、理由があります。そのうち描かれる予定です。
ありがとうございました。
00 プロローグ 安芸の宮島への応援コメント
若い男女が出てますね 笑。
可愛い子らに、ニヤニヤさせられること、私、堪りません。
さて、本編。
カメラワークを意識していることが、よく伝わる描写でした。
「──そんな闇の眷属が歩いてくるようにも見えた。元就の目には」
という、倒置も良いですね。
人物の認識、その展開が、地の文にて追えると、登場人物への親しみが増します。
毛利元就は、父が好きな大河ドラマとして挙げていました。
これから楽しみです。
作者からの返信
若い男女……「河越」ではやれなかったことをやろうと思いまして(笑)
まあ例によって朝読を目指しておりますので、もうちょっとジュブナイル的なフレーバー的な何かを感じていただければと^^;
そんでもって本編。
実は小鹿さんとのやり取りを始めた頃に書き始めているので、もろにその影響が出ていると思います(笑)
ご評価いただき、恐縮です。
しかしだんだん、話が進んでいくと、またオッサン祭りへと傾斜していく空気が無きにしも非ず……^^;
毛利元就の大河……わりと大胆な演出が多かったと思います。
富田靖子さんに背中ヌードさせたり、最終回がエヴァンゲリオン最終回だったり……(笑)
そういう偉大な先達があるので、緊張して書いておりました^^;
ありがとうございました。
04 国人一揆(こくじんいっき)への応援コメント
元就、恋の手管まで使いよる。
という冗談はさておき、まあ、この時点では誰であっても女性を近づけるわけにはいかないでしょうね。
さらに、大内寄りの毛利家としては、雪の立場は面倒すぎる。
作者からの返信
元就は本気を出せばモテるので……ゲフンゲフン。
しかし、変に実力ある家の娘とかを娶ると、兄と揉める(下剋上すると思われちゃう)展開が待っているのも事実。
吉川家は、悪くない実力の持ち主ですが、いかんせん尼子経久の影がなぁ……。
興元と元就の妹がすでに嫁いでいる家というところも、「今さらまた吉川と縁を作っても」と思われちゃうし……。
頑張れ、雪。超頑張れ。
ありがとうございました。
09 深芳野(みよしの)への応援コメント
深芳野と聞いて覚えがありつつ「まさかな」と思い、タグに関係ないはずの武将の名が出て来たのでその「まさか」の色合いが濃くなりつつあります。
史実とフィクションの絡ませ方が本当に上手いです。
今後この三人の男女の模様がどう絡みついていくのか、楽しみにさせていただきます。
作者からの返信
お星さま、ありがとうございます。
深芳野さんのプロパティに気づくとは、さすが瀬戸内さんですね(笑)
おまけにタグまで(笑)
分かる人には分かる「ニヤリ」案件ということで……^^;
どちらかというと、毛利興元を掘り下げたいと思って、御出馬願いました。
これからどうなるか……お楽しみいただければ幸いです。
ありがとうございました。
09 深芳野(みよしの)への応援コメント
深芳野姫の行く末は、どうなるのか、そんなことを考えながら読ませていただきました。
相変わらず、とても読み応えがあって、すごいなって思います。
作者からの返信
深芳野……数奇な運命に翻弄される薄幸の女性というプロットだったのですが……実際、書いていくと……という人です。
すごいと言っていただき、恐縮です。
ありがとうございました。
編集済
09 深芳野(みよしの)への応援コメント
拙作の元就は、杉大方の薫陶で、女性に対する敬意を失わない ← ステキ!
前作に伏線を秘めておいたなんて、深謀遠慮な作家さんですね。(^_-)-☆
それにしても、多治比とか志道とか読みが難しい姓が多いですね、中国には。
育ちのいい高橋氏への観察眼も含め、本作品には人間心理の綾が織り込まれていて楽しめます。雪も含めた3女性の絡みも面白いです。
作者からの返信
まあどっちにしろ、大河ドラマの影響で、私の書く元就は女の人に対しては「あ、すみません」って感じで対応していくので(笑)
多治比、志道……PCで変換していくとちゃんと表示されるところが、毛利が生き残って明治に至ったおかげなんだよな、と思います^^;
「河越」ではあまり家庭内の描写が無かったので、今作はちょっとそういう面も取り組んでみました。お楽しみいただけて、何よりです。
ありがとうございました。
09 深芳野(みよしの)への応援コメント
雪姫可愛いですね。やりとりが微笑ましいです。
失ってからでは遅いですね。大切にしている様子がいいですね。
作者からの返信
やっぱり活発な女の子が出てくると「フフッ」ってなるやり取りが生まれるよなぁ……と書いている時に思っていましたが、それは私の独りよがりでは無かったと、ハナスさんのこのコメントを拝見して、ホッとしている次第です^^;
元就は父の死後、城を貰えるところを、それを家臣に取られるというトラウマがあり……それゆえに、大切にする→距離を置くとなってしまうのです。
ありがとうございました。
07 天性無欲正直の人への応援コメント
経久のエピソードは面白いです。
敵の真っただ中に一人でとは、まさに「赤心を推して敵の腹中に置く」。人たらしの名人、豊臣秀吉が使いそうな手法ですね。
でも、項羽ですか……。何とも含みのある綽名ではあります。
作者からの返信
赤心……後漢書の光武帝のやつですよね?
尼子経久、自分なりにキャラ造形を考えたのですが、いつの間にやらメフィストフェレスみたいなキャラに(笑)
そういえば秀吉もそういうキャラでしたよね。
傾奇者としての矜持もあったんでしょうが……^^;
項羽。
何でよりによってこんな綽名なんだろうって感じです。
恐らく勝者である毛利の記録がこうしていると思います。
このタイミングで、漢の高祖の相があると人相見に言われた人がいて、その人は多治比猿掛城の城主だったらしいので(笑)
ありがとうございました。
編集済
08 覇王別姫への応援コメント
項羽と称した……って、相当な自信家ですね、武田元繁。(゜.゜)
「酷い面相でござるぞ」って、あの、泣き顔に自信がある女なんて石原さとみさんぐらいでは?(笑) なのに「いえ、それは分かりますが」って、おとなしく見えて京女さんも相当な自信家?
深芳野姫(?)との関係がビミョーになってきましたよね。雪、大丈夫か? 年増女の手練手管に元就を持って行かれはせぬか? 作者の目論見どおり(笑)いつの間にか雪贔屓になっている一読者です。(´▽`*)
作者からの返信
項羽……本当にそう伝わっているから困る、という奴です(笑)
まあこれから安芸において、たしかに苛烈な征服戦争を起こすわけですから、あながち間違いではないと思います。
酷い面相云々は、元就が「不美人と馬鹿にしているわけじゃないからね」という意味で言っており、深芳野は「不美人と馬鹿にしているわけじゃないのは分かるよ」と答えているのです。
拙作の元就は、杉大方の薫陶で、女性に対する敬意を失わないので^^;
深芳野さんは……薄幸な女性というイメージで書いているはずが、何だか強かな感じが出てきてしまうと言うよく分からない展開に。まあこの人が最終的にどうなるかということを考えると、これでいいだろうと思っております^^;
ありがとうございました。
27 多治比血戦への応援コメント
元就は賢い武将というイメージ(先入観?)が強かったせいか、戦闘シーンを想像しながら読むと、かなり新鮮な印象でした。
それだけ読み応えのある合戦のシーンだと感じました❗
作者からの返信
実際、元就は個人の武勇で局面を打開するのはではなく、より確実な手を打つタイプです。
それはこの戦いの資料を読んでいても、そう思えました。
……ただ元就個人はどうかというと、この初陣の一連の戦いでは、自ら陣頭に立って突撃するという戦いぶりで、宿老の志道広良から「やめてくれ」と言われている始末です^^;
その元就の必死さや奮闘ぶりを描こうと頑張った甲斐がありました!
ありがとうございました。