51 宴(うたげ)への応援コメント
新九郎さん、ほんといい仕事をしていますね。
その前に多治比どのと杉大方を妬いているかなんて、兄も困ったもので笑えましたけど。
やっと、平和な時間ですね。
これが続くといいのですが、無理ですよね。
作者からの返信
新九郎さん、本当にここまでやってくれるとは、筆者も思いませんでした(笑)
稀代の梟雄だけあって、何をやらせても名人なんで、重宝しました。
宮庄経友は、わざと雪ちゃんをけしかけています。
吉川家からさっさと出ていけ、嫁に行けという、彼なりのエールなんですよ^^;
毛利家最大の危機は去りました。
しかし、おっしゃるとおり、多治比元就が「毛利」元就となる事件や、吉田郡山城の戦い、そして……厳島の戦いという、毛利家が戦国大名そして中国の覇者となる、苦難のロードが始まります。
でも、雪ちゃん=妙玖夫人が、三矢の子どもたちを産み育んで、元就を支えてくれることでしょう。
ありがとうございました。
編集済
51 宴(うたげ)への応援コメント
杉大方さまがいるせいで、幸松丸さまがいるせいで、元就さまと子作りできぬやもと泣いていたくせに! ← はあ? いつそんなことがありましたっけ? 胡乱な読者としては、とんと覚えがございませぬが。(笑)
にしても、義理の母子を抱き合わせちゃったりして、作家さんのペン、留まるところを知りませんね。(^_-)-☆
それなりの体裁をつくりながら退散した高橋久光に凱歌をあげました。
新九郎、人情に通じたいい漢ですね。雪、よく惹かれなかったこと。(^^ゞ
作者からの返信
おっしゃるとおり、そこは書いておりません(笑)
ただ、筆者の脳内の世界ではそういう展開が有り(おそらく決戦直前の陣中)、そこにフォーカスしていないだけなんです^^;
「カメラ」をどこに向けるかが難しくて……何を書くかだけでなく、何を書かないかも大事なんだなと学んだ一作です。
元就と杉大方は、それぞれモデルがアニメ「一休さん」の一休さんと、母上様「伊予の局」なんで、まあ抱き合うわけです(笑)
ちなみにモデルは一人だけではないので、たとえばビジュアルはちがう人だったりします。
高橋久光……このあとちがう戦いで戦死しちゃうんですよね。
そこから高橋家の凋落が始まり……最終的には毛利家に食われます。
この有田中井手の戦いの際の仕打ちを、元就が忘れていなかったのでしょう。
長井新九郎、書状のみのアドバイスという案もありましたが、結局、準主役としてここまで頑張ってくれました。
彼には深芳野さんがいるし(笑)、何より、雪ちゃんは幼少の時に元就に出会って以来、ほかの男は眼中にありませんから^^;
ありがとうございました。
51 宴(うたげ)への応援コメント
おお!
雪ちゃんも成長しましたね!
元就と愛を確かめあった事から来る余裕でしょうか。
一文銭の穴、どの位小さいのかわからないんですが、油を注ぐのは難しいんでしょうねえ……。
作者からの返信
雪ちゃん、まあ元々、杉大方には敬意を払っていたので、元就にくっつき過ぎですと言うことはあっても、杉大方には何も言いませんし、言えません(笑)
ちなみに、杉大方からすると、愛する息子の嫁なんで、それはそれは雪ちゃんを可愛がりそうです。
一文銭、私にもわかりませんが、五円玉とかそれくらいかと思います。
伝説によると、斎藤道三は、この油の注ぎ方で、一躍奇特な油商人として名を上げたらしいです。で、美濃の国主や重臣たちに取り入って……という流れです。
ありがとうございました。
50 帰趨(きすう)への応援コメント
意外とあっさりと?
まあ、女性の方からここまで示されたら逃げられないか。
こういう初心な二人の抱擁は、覗いている人がいる方が場面の座りがいいですね。
爽やかな風が吹きました。
作者からの返信
武田元繁を斃したことにより、ある種の自信がついたことが原因かもしれません。
あと、やっぱり筆者が、亜麻色の髪の革命軍司令官代行みたいな告白が好きなのが遠因かと(まあ、彼は自分から行きましたけどね)。
それと、読む方の想像に任せるやり方が好きなので、こうしました^^;
それゆえに、ご指摘のとおり、困った時の新九郎ということで、彼に覗いてもらいました(笑)
爽やかと言っていただいて、嬉しい限りです。
ありがとうございました。
50 帰趨(きすう)への応援コメント
ふふ\(//∇//)\
私も覗いてしまった気がします。
新九郎さんも野暮な……。いえなんでもありません。
雪ちゃん、良かったですね。
作者からの返信
ある意味、新九郎さんは読者を代弁して代表して、「見て」くれているキャラです(笑)
この人が「頑張れ」みたいな暖かい目線で見てくれているので、まあ、嫌味にはならなかったのでは、と自己評価しています^^;
雪ちゃん、積年の想いが報われた瞬間です。
良かったと言っていただいて、恐縮です^^;
ありがとうございました。
50 帰趨(きすう)への応援コメント
共に戦う者だって、雪の決意がいさぎよくて。
ほんとに素敵でした。
幼すぎて、という新九郎の感想も素敵で、戦いが終わったあとの静けさと愛情。最高の回でした。
作者からの返信
毛利家の苦難の道は、むしろここから始まるみたいな感じなので、ある意味「共に戦う」決意がないと、元就にはついていけないし、元就もついて来なくていいと言ってくるでしょう。
雪ちゃんはそのあたりを本能的に悟っている……という裏設定です^^;
女の扱いに長けていそうな新九郎に言わせることにより、元就と雪の初々しさを醸し出そうかな、と考えたのです。そのあたりを言及していただいて恐縮です。
一大決戦を終え、報われた元就と雪(妙玖)。
戦国でも稀に見る相思相愛の二人と伝えられているので、まあ、それなりの舞台を用意させていただきました^^;
最高と言っていただき、嬉しい限りです。
ありがとうございました。
50 帰趨(きすう)への応援コメント
何と美しい二人の抱擁シーン!
単なる男女の関係を越えて、共に闘った者同士の深い結びつきを感じます。
しかしその抱擁シーン、人に覗かれているとは……。まあでも覗いている方も仲間ですから、それも良いのでしょう。
そして天のお星様も二人を見下ろし……実に壮大で爽やかですね。
作者からの返信
実はお互い一目惚れな二人ですが、日常においてたまに出会って話し、そして一大危機にあたって、共闘して撃破するという時間を共有して、やはり自分の相手はコイツしかいない、と思いを深めたんじゃないでしょうか^^;
ハグを覗かれているというか、まあ、元就と雪が周りが見えていないくらい集中していたんでしょう。
で、元就の方が視線に気づいて新九郎の方へ照れ隠しに来たのでは(笑)
新九郎や光政も「それ行け! そこだ!」と応援していたっぽいし、良いのでは。
天のお星さま……毛利家の家紋はオリオンの三ツ星なんで、こういうイベント時には星をからめております。
大河ドラマで、そんな説明があったので、使わせてもらいました^^;
ありがとうございました。
編集済
50 帰趨(きすう)への応援コメント
ひゅう~! 口笛を鳴らしたくなる濡れ場ですね。🌠
といっても、ただ抱き合っただけですが(笑)若いふたりにエールを贈ります。
にしても、元就が喜びを報告したい「母上」は、実の母ではなく杉大方なんですね。困難を共にして来たふたりの絆の強さがうかがわれますが、義理の母子関係に途中から介入したかたちの雪ちゃんとしては、いささか心騒めく展開かも……。
色恋沙汰は得意だ ← 新九郎のぬけぬけとまあ。この台詞も作者さんの創作かと存じますが、なんともいえない飄逸な面白みがあります。
作者からの返信
まあ、朝読なんで、これぐらいが限界かな、と(笑)
キスぐらいしても良かったかもしれませんが、まあいいや、と^^;
筆者としても頑張ってくれとしか言葉が無いです。
元就、実の母に対する敬愛の情はあるにはありますが、やはり「こじき若殿」の苦しい時代を共にした杉大方の方がインパクト大なので……。
そんな杉大方と元就の関係に、雪ちゃんとしても心中穏やかならぬことかと思います。
その辺はこれから触れます。
長井新九郎……斎藤道三は、主君から深芳野さんを奪ったり、なかなかな男なんで、まあその辺は「得意」なんじゃないでしょうか^^;
娘の濃姫の嫁ぎ先も、織田の「うつけ」さんを選んだりしているし、やっぱり「得意」と言ってもいいのでは(笑)
ありがとうございました。
49 西の桶狭間への応援コメント
やった。
ようやく強敵を屠った元就。
でも、この後、人生最大の試練が待ってるんだ。
仲間は役に立たないし、どうするんだろうねえ。
嫁とり。
作者からの返信
恐縮です。
今度は「やったか」なんて言わずに、ちゃんと井上光政にとどめを刺してもらえたし、やりましたね、元就。
ちなみに光政が首を取ったのは史実です。ラスボスの武田元繁は毛利家が、中ボスの熊谷元直は吉川家が首を取るかたちにしているところが、この謀神の配慮というか何というか恐ろしいところです。
あっ、でも、よく考えたら……真のラスボスは己の陣中に。
しかもこの合戦の大殊勲を取ってしまった雪ちゃんだし。
もう戦いに勝ってしまったから、何のハードルもないし、言い訳が効きません。自分にも。どーすんだ元就。
……何もしなくても、雲州の狼あたりが、元就を第二の武田元繁に擬して、「ウチの姪、どうだ?」とアタックかけてきそうですけどね(笑)
ありがとうございました。
49 西の桶狭間への応援コメント
雪の執念、覚悟、決意など全てが伝わってきました。
遂に討ち取りましたね。チームワーク抜群です。
『このことから、こう呼ばれる。――西の桶狭間、と。』
あー、この部分いいですね。その坂の名を思い出してしまいました。
元就もめちゃくちゃかっこ良かった!です。
作者からの返信
雪ちゃん、もう主役と言っても過言ではない活躍をさせてしまいました^^;
夫(予定)の元就の必死の健闘に応えるべく、幼き日から鍛えてきた弓の腕を遺憾なく発揮できました。
兄の経友や、悪友・新九郎、義弟(予定)の元綱らも、雪ちゃんの一撃のために頑張ってくれました^^;
西の桶狭間。
この言葉、決着がついたときに使おうと思っていたので、やらせていただきました(笑)
こういう言い回しが好きなもんで^^;
元就のことも、かっこ良かったと言っていただいて、恐縮です。
頑張って書いてきた甲斐がありました!
ありがとうございました。
49 西の桶狭間への応援コメント
武田元繁、斃る! 一気に読ませる力を持った卓抜な一話でした。
雪ちゃんの台詞が光ります。少女の読者を惹きつけるでしょうね。
ゆらりゆらりと川を流れて行く胴体が残像としてのこりました。
当時の武士にとって、首級だけが勝利の証しだったのですね。
作者からの返信
敵役を敵役らしく討つという、自分なりの課題へ挑戦した次第です^^;
この時代、どちらが正しいとは明確に言えない戦いばかりなので、あまりそれに傾いてはいけないと思いつつも、「敵役」を演じさせるということも、やはり相応の扱いなのかな、と思いまして。
雪ちゃん……ここまで決戦に食い込んでくるとは思いませんでしたが、最後に持って行きました(笑)
彼女の弓を信じた元就の勝利でもあります^^;
そして井上光政。彼が武田元繁の首級を上げたと伝えられているので、とどめは彼にやってもらいました。
ここで「斃した」ことを明確にしておかないと、安芸武田家の瓦解を起こせないので、やはり首級は上げざるを得なかったのだろうと思います。
ありがとうございました。
49 西の桶狭間への応援コメント
女性が弓を射るシーンは美しいですね。映画『里見八犬伝』の薬師丸ひろ子を思い出しました。
チームワークでついに大物を討ち取りましたね!広島人なのに、こんな大事な合戦を知らなかったとは情けない……。
作者からの返信
『里見八犬伝』懐かしい!
あれの伏姫の役(声だけですが)、松坂慶子さんで、大河ドラマ「毛利元就」で杉大方を演じているんですよね。
名画を思い出すきっかけになれて、恐縮です^^;
元就、ついに仲間たちと共に敵将を討ちました。
初陣で守護とか守護代を討った戦国武将は、元就ぐらいかもしれません。
信長も、桶狭間は初陣じゃないし。
広島県史としては、おそらく「厳島の戦い」の方が燦然と輝いていて、そのせいでこの「有田中井手の戦い」は霞んでいるのでは^^;
同じ毛利元就の戦いだから、これは仕方ないことかと思います。
ありがとうございました。
43 又打川への応援コメント
元就さま、どこまでが計算なんでしょう⁉︎
雪ちゃんを更に深くひっかけた上、戦でのやる気200%にさせてしまうような(゚ロ゚*)
大将にここまで頼りにされれば、武者冥利に尽きるよ雪ちゃん…… というのは慰めになるかどうか💧
戦の合間の若い子達のワイワイ感も楽しかったです♪
経友と新九郎が、元就をどんな風にからかっているのか? 男子会的会話の内容が気になりました(笑)
作者からの返信
毛利の話にお付き合いいただいて恐縮です。
元就、雪ちゃんに関しては嘘や計算はなく(少なくともこの合戦の現場では)、シンプルに弓の腕を評価し期待していて、それを素直に口にしているのですが……^^;
周りの将兵の気持ちを配慮して、己の恋慕の情を口にするつもりはないんじゃないかと思います。
ただ、思いっきり行動というか態度に出ていますが^^;
経友や新九郎からすると、雪も元就も、もっと積極的でいいのよ……という心境でしょう。
その方が「生きてるって感じ」がするでしょうから(笑)
きっと元就には、俺たちが勝たせてやるから、合戦が終わったら告れとか言ってんじゃないでしょうか^^;
ありがとうございました。
48 死中への応援コメント
最後に総力戦。
新九郎も元網も自分の領分をきっちりこなして、腹心の光政がナイスアシストを決めました。
元繁と元就の戦い。
さしずめ巨漢ラオウにケンシロウが組み付いたような絵柄でしょうか。
雪様。
ここで決めて、旦那さんゲットだ。
作者からの返信
当代の猛将や名将が揃って突撃。
これ「信長の野望」だったら凄い攻撃力になってそうだなぁと思いつつ、書いてました(笑)
井上光政、彼はこれから重要な役割が待っています。
元就がキャプテン翼だとすると、光政は岬くんといったところですね。
元繁VS元就
ラオウ対ケンシロウとは、言い得て妙ですね。
実はエシディシとジョセフの戦いをイメージしていました。
雪さん。
今こそ元就のハートを、ではなく敵首魁を射抜けって感じですね^^;
ありがとうございました。
編集済
48 死中への応援コメント
元就が室町幕府を支えている……まったく思いが至りませんでした。(^^ゞ
宮庄経友は馬を馳せると同時に抜刀する。三百騎も抜刀する ← 格好いい!
兄・興元の腹心だった井上光政を含む配下の心を鷲掴みにして「元就のためなら」と思わせるとは(しかも初陣で)、さすがの大器ですね。現代のだれかに聞かせたい。
今回はことに大迫力の戦闘場面の連続、四谷軒節全開ですね。(´▽`*)
作者からの返信
どちらかというと、連鎖反応的な意味で、室町幕府が立ち行かなくなるという感じです。
元就が負ける→大内義興、武田討伐のために京から離れる→室町幕府、管領代の大内義興がいなくなり、滅茶苦茶に……という流れです^^;
宮庄経友は不敗の勇将・吉川元春(元就の次男)の伯父なんで、その風格をイメージした見せ場を作ってみました。
格好いいと言っていただいて、恐縮です。
元就は、「百万一心」(一人一人が心と力を合わせれば、百万に匹敵する力が出る)がキャッチフレーズの男なので、そういうところが惹かれているのでしょう。
ここまで謀略が主体の話でしたので、その鬱憤を晴らす(?)感じで、戦闘シーンを描いております。
大迫力と言っていただいて、嬉しい限りです。
ありがとうございました。
48 死中への応援コメント
まさかのかぶりつき戦術を含んだ肉弾戦!実際の戦国武将もこういう泥臭い戦い方してたのかな~~と想像すると楽しくなっちゃいます!
光政来ましたか!
そして最後をキメるのはやっぱり雪か!?
作者からの返信
戦国時代ですからね^^;
往時の、昭和のプロレス的な雰囲気で戦わせてみました。
元就はもともとそうですが、武田元繁にしても、ここで勝たないと、後がないワケです。
だからこその泥臭さ、生き汚く戦う……という感じになりました(笑)
井上光政は、史書によると、これから重要な役割を担っているので、登場しました。
そして鬼吉川の妙弓――雪ちゃん、ここで決めて、妙玖夫人と成れるかどうか……頑張ってもらいたいところです^^;
ありがとうございました。
47 敵将を討てへの応援コメント
ここで影武者。
脳筋一筋かと思っていたけど、さすが元繁も一方の雄。
元繁も結構無駄に兵を死なせてるので兵力差による優位が減少してそうですが、囲まれちゃってる。
元就ピンチじゃないですか。
ここはスナイパー雪さまの見せ場だ!
作者からの返信
いや史実では、ここで元繁が毛利家の狙撃部隊に射られ、元就と妙玖が希望の未来にレディゴーだったんです。
でももうちょっと盛り上げたいなぁと作者が余計なことを^^;
武田元繁、相次ぐ兵力の逐次投入に業を煮やしたのか、ついに陣頭に。
まあ史実でも、元繁のこの手で多治比元就の首を取り、熊谷元直の霊前に供えてみせる……とか豪語していたらしいので、そのとおりに行動させてみました。
結果、どうなるかは……。
いずれにしろ、元就大ピンチ。
ギーヴかファランギースぐらいの射手と化している雪ちゃん、果たして想い人の危機を救えるのでしょうか……。
ありがとうございました。
編集済
編集済
47 敵将を討てへの応援コメント
えっ、まだ初戦中でした? 一度休んで出直したような気がしていました。(^^ゞ
雪ちゃん、天晴れ! 影武者作戦、家康より以前も使われていたんですね?
それにしても、雪のように聡明で剛毅な姫を妻or側室にする漢には、よほどの器量が求められますね。でないと、見抜かれてしまいますから。
作者からの返信
毛利・吉川連合軍が休んでいるところを、安芸武田軍が攻撃を始めた感じです。
その喚き声から、今回のシーンがスタートしています^^;
雪ちゃん、頑張りましたが、敵もさるもの。
一筋縄では行かないようで。
史実では、ここで武田元繁が斃されて終了だったんですけどね^^;
影武者……実は後に毛利家が安芸武田家を滅ぼした後、その安芸武田の一族の者を、元就の影武者として召し抱えています。
そのあたりに着想を得ました。
雪ちゃんを妻女にした元就は、ベタ惚れだったんで、見抜かれるも何もなかったという……(笑)
ありがとうございました。
47 敵将を討てへの応援コメント
最大の敵はやっぱり簡単には倒されませんね!
影武者として討たれた山形重秋もかわいそうですが、非情な戦国の世なら仕方がないのでしょうか……。
大ピンチの元就、ここですごい技を繰り出すか、チーム戦で切り抜けるか、雪ちゃんか新九郎に救われるか……ドキドキします!
作者からの返信
史実ではこれで討たれてしまっています、武田元繁。
カッカしたままで突撃してきて、矢の雨で。
で、影武者作戦は私の創作です^^;
果たしてこのまま元就はどうなるのか……火事場のクソ力を発揮するのか、それとも、仲間たちが何とかしてくれるのか……。
ドキドキしていただいて恐縮です^^;
ありがとうございました。
45 第二次有田合戦への応援コメント
己斐さんねえ。
弱小国人の合従連衡は仕方ないとはいえ、義理を欠いたのは言い逃れできないですなあ。そういう信用も大切なのは家康を見れば自明ですし。
まあ、律義でも家が滅べば意味は無いのですが。
新九郎の口から出まかせの啖呵は、本心なんでしょうね。
女の命の髪を引きずるのは許せなさそうです。
作者からの返信
おっしゃるとおり、弱い国人としては、生き残りのために返り忠は仕方ない面もありますが、じゃあそれでいいのかという面もあります。
誰しも真田家みたいになれるわけでもないし。
しかし己斐宗瑞は、それでも武田元繁に対する義理立てについては真剣で、(後で語られますが)それは彼自身の最期からも分かります。
で、己斐家自体は、のちに毛利家に仕えて、厳島の戦いでも活躍するので、サバイバルには成功しているんですよね……。
新九郎さん、深芳野さんへの無礼が許せないというのは本心でしょう。
あと、莫逆の友・毛利興元が死んだのはこいつら安芸武田家のせいだ、という怒りが裏にあるので、それが爆発したのでしょう。
ありがとうございました。
46 乱戦への応援コメント
四谷軒さま
敵の撤退に合わせ、わが軍に休息
このくだりを読んで、はっとしました。
現在、異世界ファンタジーの戦記物を書いていて、そうか、休憩をしなければ、兵も疲弊すると気づきました。
今回もとても勉強になりました。
作者からの返信
このあたりの元就の狙いは、敵将・武田元繁を戦場へと引きずり出すことです。
で、そのときに弓矢で勝負を決したいので、なるべく兵力を温存したいと考えているのでしょう。
……休息については、異世界ファンタジーなら治癒魔法を使ったことにすれば、何とかなるのではないでしょうか。
異世界ファンタジー門外漢の私が言ってもしょうがないですが^^;
勉強になるとのこと、恐縮です。
ありがとうございました。
46 乱戦への応援コメント
前話の鶴翼や軍の休息、戦では必要な戦略ですね。
古代イスラエル、ダビデの戦いもそうでした。
元就の決意に手を合わせ送り出す広良のシーン、いい意味で鳥肌です。
作者からの返信
ダビデ……ゴリアテを礫で討つというところしか知らない、不勉強な私です。
なので、王としてのダビデの戦いぶりを聞くと、膝を打つ思いです^^;
元就としては、矢戦を主軸に考えているので、格闘戦は勝負時まで控えめにして、休息を取らせたいと思っているのでしょう。
志道広良としては、毛利興元につづいて弟の元就までも、毛利家のために命を懸けるところをまざまざと見せつけられ、もう泣くしかないところです。
ですが、後事を託された身として、送り出すしかないというのが、広良の切なさですね……鳥肌と言われて、恐縮でございます。
ありがとうございました。
46 乱戦への応援コメント
軍に休息を与えるって大事ですね!
そういう事も考えて策を練るって大切な事ですよね。
私はつい足軽や雑兵目線で、「誰が一番仕えたい武将かなあ~」と考えてしまいます。
作者からの返信
この後の展開に影響するのですが、元就が事前に言っているとおり、弓矢で勝負するつもりなので、休息してそれに備えたいという思いなのです。
むろん、士気のことも考えていることでしょう^^;
何せ、「百万一心」(=一日一力一心で、ひとりひとりの力が合わされば、百万の力を生む、という意味らしいです)がキャッチフレーズの毛利元就ですから(笑)
私も実際の職場で、上司がマシな人だといいなぁと考える人なので、気持ちはよく分かります(笑)
ありがとうございました。
編集済
46 乱戦への応援コメント
粟屋繁宗、山県重秋、伴繁清、品川信定……わたし的には馴染みが薄いような。(^_^;)
爺やの志道広良に後顧を託して決戦に打って出る元就、格好いいですね。ことに己亡きあとの雪の身の振り方には胸を引き裂かれる思いだったでしょうね。
作者からの返信
人物については、安芸の地方史であり、滅んでしまった安芸武田家の係累なので、知名度はあまり無いでしょう。
それこそ、甲斐武田のように、上洛の軍を興すとか、あるいは、小説や大河ドラマで一世を風靡していなければ、人口に膾炙していないですから^^;
元就としては、これから身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれとばかりに、乾坤一擲の大勝負に出ます。
雪ちゃんについては、おっしゃるとおり、死に別れるのは哀しいと思っています。
しかし、やはり生き延びて欲しいという念が強いのでしょう。
ちなみに初期プロットでは、お忍びで参戦していた尼子経久に後を託すという展開でした^^;
ありがとうございました。
43 又打川への応援コメント
ふむ。
この作戦だと高祖というよりは韓信ぽい作戦案ですね。
で、雪さまも大変だ。
衆人環視の中でからかわれてる。
妙玖の腕をもってしても、元就のハートは射貫けないのか?
作者からの返信
多治比での緒戦から陣頭に立って戦ってきたのも、この「釣り」をしかけるためだったんでしょう。
で、敢えて先に子分の熊谷元直を討って、親分の武田元繁の激情、仇討ちへの流れを生む、と。
バーミリオンでのヤン提督みたいに、敵将を……と考えた結果なんでしょうね。
妙玖さんはちょっと真面目過ぎるので、やはり合戦の前だし、それと元就の返答を聞いてから……とか考えちゃうのでしょう。
そうでなくて、もっとお前から攻めないとアカンよ、という経友兄貴と、悪友・新九郎からのエールだと思います。たぶん。やっぱりからかっているだけかもしれませんが。
ありがとうございました。
45 第二次有田合戦への応援コメント
元綱の怒り、戦国時代とはいえ、こういう裏切りは苛立つのわかります。
己斐宗瑞も勇ある武者ではあるのでしょうが。
さて、川を挟んだいくさ、緊迫していて読みごたえが素晴らしいです。
作者からの返信
相合元綱は「今義経」なので、義経のように真っ直ぐでないとアカンと考えていたのでは……と思い、己斐宗瑞さんと掛け合いをやってもらいました。
宗瑞さんも、ワイだってサバイバルで必死なんや……と思いながらも戦っていたのでしょう。その辺が悲劇ですね。
又打川での合戦、まずは矢合わせといったところが、ようやく一段落です。
書いている身も必死です^^;
素晴らしいとの言葉、とても嬉しいです。
ありがとうございました。
編集済
45 第二次有田合戦への応援コメント
己斐宗瑞めっ! と思いましたが、そういう事情なら仕方ないかも。イチイチに恩義を感じていたら、目まぐるしく移る世情について行かれませんから。
中国地方における厳島神社は、武田信玄ら信越地方の武将が崇拝した諏訪大社のようなものでしょうか。諏訪大社の禰宜も、いまなお崇敬されています。
雪(そそ)ぐという使い方、初めて知りました。雪辱に通じるのですね。
作者からの返信
己斐宗瑞としては、安芸武田家に逆らったら、もう生きていけないわけですから、仕方ないのでしょう^^;
ただ、若い相合元綱からすると、その「変節」が汚く見えてしまうわけで……。
厳島神社、そういう立ち位置だったのではないかと想像します。
何だかんだ言って、厳島の支配権をめぐって争いが起きていますので。
その争いの渦中で、神主の家が絶えたりして、大変だったようですが……。
雪ぐ。そうです、雪辱です。
下剋上の梟雄・長井新九郎(斎藤道三)が使うことによって、より味わい深い感じに響くのではないか、と思い、敢えて漢字で書きました^^;
ありがとうございました。
45 第二次有田合戦への応援コメント
己斐宗瑞は厳島の神主に連なる家系だといいうのにやる事が汚い!
「こんな大事な時に逝ったお前が悪い」って、それをわれちゃおしまいよって気がします。戦国時代なら生き残りをかけて何でもありだったのかなあ~。
作者からの返信
元々、武田元繁が叛乱を起こす前から、厳島の神主の家の身内争いがあったので、己斐宗瑞は必死なんでしょう。
当人としては頑張ってるつもりなんでしょうけど、周りから見ると「ええ……」と思われていたのでしょうね^^;
生き残るために何でもありな面はあったと思います。
ただ、当時の安芸の情勢で、じゃあ武田元繁に歯向かって生き残れるかというと、ちょっと難しい状況です。
そのため、己斐宗瑞が武田元繁に従うのは、やむを得なかったと思います。
元就が勝ってしまうのが異常なんです。その異常を成し遂げるのが、元就の名将たるゆえんなんですが^^;
ありがとうございました。
44 終わりの始まり、始まりの終わりへの応援コメント
鶴翼の陣を五つですか!
かなり大きな戦でしょうか。
雪ちゃんと元就さん、なかなかいい感じにはなりませんね。
作者からの返信
史実だから困るという話です(笑)
武田元繁としては、必勝を期しての鶴翼五段構えなんでしょうけど^^;
でも、伝えられる兵数を細かく確認していくと、安芸武田軍3,500人を5で割って、一段700人で、相手の毛利・吉川連合軍は1,000人。
狭い戦場だと、安芸武田700人対毛利・吉川1,000人という構図に。
……理論上は、700人を交代制でフル回転すれば、相手の1,000人は消耗していって、勝てるでしょうけど、そんな上手くいくのか、という話です^^;
雪ちゃんと元就さん、実は相思相愛なんですけどね^^;
お互いに、この一戦の前にそれを言うのはちょっと……と焦れてます(笑)
やっぱり戦いが終わらないと、ちょっとキツいかもしれません^^;
ありがとうございました。
44 終わりの始まり、始まりの終わりへの応援コメント
川越えの戦い。この緊迫感は素晴らしいです
作者からの返信
安芸の支配権が、安芸武田か、毛利かという命運が、この一戦にかかっていますからね。
たしかに「西の桶狭間」と言われるだけのことはあるな、と資料を読んでいて思いました。
その緊迫感を少しでも再現できればと思って書きました。
なので、そのようなコメントをいただき、まことに嬉しい限りです^^;
ありがとうございました。
44 終わりの始まり、始まりの終わりへの応援コメント
広島市の己斐という街には縁があるので、己斐宗瑞って寝返り男だけど、なんか応援したくなります。でもきっとその末路は……。
「己斐の衆!」と言われたら、私も「ハイ!」て答えて参戦しなきゃいけない気になります。
作者からの返信
己斐、ありますね。ズッコケ三人組でしたっけ(笑)
己斐宗瑞の末路はともかく(酷い)、己斐家は、実は後に毛利家に臣従することになります。
で、あの厳島の戦いにおいて、結構活躍しているんですね。
厳島神社の神主に関係する家柄なので、そこを買われたのでしょう。
だから「己斐の衆!」と言われて返事しても大丈夫です^^;
ありがとうございました。
編集済
44 終わりの始まり、始まりの終わりへの応援コメント
大切なものをこそ遠ざけるという習性 ← いささか捩じれた心理も、元就の生い立ちを思えば理解できますね。読者にも思い当たる節があったり……。(';')
押せ押せの雪VSちょい待ちの元就、あの時代としては珍しいカップルだったでしょうか。姫は男の意のままになるしかないというイメージですが。
有象無象の国人を率いる武田元繁、敵ながら智将と言うべきでしょうね。旧主を裏切って自分に就いた男を捨て石として遣う、冷静な判断を含め。ひとたび裏切った者はどこまでも信頼されないという見本のような逸話ですね。
作者からの返信
亡父から譲られた城を盗られる……普通の国人の少年としてはきつい展開を経験してしまったため、元就としては「守り」に入らざるを得ない、という設定です。
ただ拙作では、北条早雲との出会いのおかげで、あまり捩れていないという裏設定もあります(笑)
こういう男には、女の子の方からぐいぐい行かないと、たぶん無理でしょう^^;
雪=妙玖夫人は、元就が合戦に謀略にと忙しい中、家族たちをまとめて、内を治める役割を担ったようです。
たしかに他とは一線を画す二人だったのでしょう。
この時代にしては珍しく、妙玖が亡くなるまで、元就は側室を持っていません。
亡くなったあとも、早く妙玖に会いたいとか息子宛の手紙に書いてしまうくらいです^^;
武田元繁は結構、有能な方だと思います。
大内家の手を離れ、京から安芸へ舞い戻るや否や、尼子家と結び、五千もの国人・兵を糾合して、安芸を制するまであと一歩のところまで行きました。
ここでうまくいけば、武田信玄は「甲斐武田の武田信玄」と史書で扱われたでしょう(安芸武田の方が嫡流なので)。
惜しいことに、あと一歩のその相手が悪かったという酷い展開が待っていましたが^^;
あと、ちなみに、己斐宗瑞の己斐家は、毛利家に仕えることになります。
厳島の戦いでもそれなりの活躍を示しているんですね、これが^^;
そう、毛利元就は、仇だった家も取り込んでいたりするんです。
中井手で討たれた熊谷元直の孫娘も、次男・吉川元春に嫁いでいます。
こういう点から見ても、元就はやっぱり化け物だなと思います(笑)
ありがとうございました。
43 又打川への応援コメント
又打川を天然の柵っていいですよね。今、書いている異世界ファンタジー、戦記物にしようと思っていて、川の橋を壊して天然の要塞に思っているのですが、いいものを読めました。
雪ちゃん、からかわれていたんだ。
そういえば、新九郎って、イケメンだったはずですよね。
作者からの返信
ご参考になれば幸いです。
川が舞台というか「活躍」する戦いだと、真田家と徳川家の上田城の戦いとかが思い起こされますね。
雪ちゃん……まあ、クラスに仲の良い男女がいて、周りの男子がからかう、みたいなシチュエーションです^^;
新九郎はイケメンですね。昨年の大河でも、もっくんが演じていましたし。絵になる男だと思います。
ありがとうございました。
43 又打川への応援コメント
川での合戦ですか。面白いシチュエーションですね!
先日見た野生動物のドキュメンタリーでも、川の渡りやすい所にワニがひそんで獲物を狙ってるとか、野生動物の群れが川渡りする際メスが若い元気なオスに先に渡るようけしかけ大丈夫か確認するとかやってて、川は動物にとっても人間にとっても戦場なんだなあ……と思いました。
私も川の戦闘シーンを描きたいので、勉強になります!
作者からの返信
元就は若い頃「こじき若殿」として、安芸の山野を駆けめぐっていたでしょうから、そこから、この川を戦場にすることを思いついたのかもしれません。
動物も必死ですね(笑)
オスにいいところを見せるチャンスを与えているのか(笑)、それとも種の保存の本能が働くのか……興味深いところです。
水場ですから、たしかに人も獣も「戦い」でしょうね^^;
川の戦闘シーン……わりと適当に想像して書いています^^;
ご参考になれば幸いです。
ありがとうございました。
編集済
43 又打川への応援コメント
「又内川に陣取る」← 「を」を省くところ、俳句的ですね。(笑)
自分が囮になる作戦、さすがは元就です。幼い幸松丸を舅ではなく義弟に託した興元に見る目があったのか、最期の瞬間に働く勘、または洞察のようなものであったのか……。
杉大方への雪の妬心、可愛いですね。でも、若さを武器にしても大人の女には適わないことを本能で知っているのかも。まして、辛い境遇を扶け合って来た戦友のような義母と元就ですから。
四谷軒さんが激情家?! 入間みちおか小栗旬みたいなタイプかと思っていました。でも、生のままの内心を見せたりしない聡明な方なんでしょうね。わたしは若いころは熱くなっていましたが、いまは至って冷たいです。(笑)
作者からの返信
いや、実は「陣取る」が普通だと思っていて、「陣を取る」が気取った言い方なのかなと考えていたのです^^;
だから何も意識していなかったという……(笑)
武田元繁が、元就の首を熊谷元直の霊前に、と言ったのは史実みたいなので、「ああ、これは挑発したんだろうな」と思ったのです。
で、挑発する目的は、武田元繁を突出させて討つ作戦なんだろうな、と。
毛利興元と多治比元就、少なくともこの有田中井手の戦いの直前の段階においては、互いに信頼し合っていたみたいです。で、やはり後事を託すなら元就に……と、興元は思ったのでしょう。
おそらく高橋家が出張って来るとは、興元は考えられなかったのでは。そこまで考えるのも無理でしょうが。
杉大方、元就が「若く美しいのに自分のために毛利家に残ってくれた」みたいなことを書いているので、雪=妙玖夫人としては虚心でいられなかったんじゃないか、という想像が働いたのです(笑)
雪ちゃんは歯噛みしていそうですけでど、杉大方は妬心を抱かれていることすら、考えていなさそうです^^;
人間誰しも若い頃は熱いものです。たぶん。
私も年数を重ねて、それなりには冷めているつもりです(笑)
ありがとうございました。
42 「項羽」の出陣への応援コメント
腹心なしで、兵力を裂き、さらに遊兵を作るとは……。
やっぱり慢心というのは恐ろしいものですね。
とはいえ、まだ3千強の兵。
強敵であることは間違いない。
さて、元就はどうする?
作者からの返信
この「五段構え」にしたというのが、おそらく史実なんですよね……^^;
多治比、毛利、吉川(宮庄経友)、安芸武田、熊谷、伴&品川のそれぞれの兵数が伝えられており、それでこの「五段」という記述が出てくると、元就はこの「五倍」の心理を衝いたんだよ、という意図が透けて見えてきます。私の錯覚かもしれませんが。
しかしおっしゃるとおり、三千余の兵力で波状攻撃をしかければ、たとえば北条氏康とか長尾景虎だったら、恐るべき破壊力を生むでしょう。
……ここからが、元就の乾坤一擲の賭けが始まります。
「結果」から見ると、多治比の緒戦から仕込みが始まっていたらしいのですが……果たして。
ありがとうございました。
42 「項羽」の出陣への応援コメント
この頃の戦は、数だけで見てしまうと、兵力が少なく感じてしまいがちです。しかし、元就側も、元繁側も貴重な兵力をもって決死の生き残りをしていますね。
二人の戦いから元和偃武(1615年)まで、あとおよそ100年。そう考えると、気が遠くなる思いがしますね😅
作者からの返信
いわゆる江戸時代でいう「石高」で見ると、この少ない兵力でも、そこまで兵数=人口があったのかという視点もあるみたいです。
まあ、軍記物や、自家アゲアゲの資料が主体なんで、話半分でとらえた方が良いと思いますが^^;
でも、たしかにおっしゃるとおり、特に元就は必死だったんでしょう。後がありませんからね。
この時代、室町後期の、まだ応仁の乱の「におい」が残っている時代ですからね。
元就の孫の時代で、ようやくエンド(元和偃武)を迎えることになりますが……果たして元就はそこまで考えられたのかなぁ^^;
ありがとうございました。
42 「項羽」の出陣への応援コメント
覇王の戦。
しかし、沽券などに関わっていてては、よい戦などできないとは思いますが。
作者からの返信
自称「覇王」なので^^;
安芸武田家は守護とか守護代とか、そういう伝統的な武家の親玉としての面子がありますから、ホイホイ作戦を変えていては面子にかかわる、と武田元繁は考えた、という設定です。
かつ、そういう思考の硬直を、元就が狙ったという設定です。
……元繁のミスでありつつ、元就のポイントゲットなところです。
ありがとうございました。
編集済
42 「項羽」の出陣への応援コメント
「高祖たる多治比元就は、項羽たる、この武田元繁を撃滅する運命?」……そう思わせる計略だったのですね。巧みな伏線に気づきませんでした。(^_^;)
激情家……カリスマと言われる人にありがちな性癖ですよね。ひと頃までの中小企業経営者の典型のような。そういえば、昨今、カリスマって耳にしないような気がしますが、社会のフェーズ(テレビ人の好きな言葉)が変わったのでしょうか。(笑) わたしは冷静沈着型が好きで、激情家が吠えたりすると「ばっかみたい」と見ていました。
作者からの返信
さんざん「項羽」「項羽」と伝えられる武田元繁。
で、一方の元就はどうなんだろう……と調べると、案の定、「劉邦」の相があると伝えられていて……。
もしかしたら、こういう心理作戦があったのでは……というのが今回の話のネタでした^^;
毛利家の後付けの伝承かもしれないので、話半分と考えておいた方が良い話だと思いますが。
まあ私も短気な方なんで、他人の事は言えませんが、情が濃い人が、そういう「激情家」と喩えられてしまうのでは。
他人のために泣けるとか、そういう意味で発揮されれば、まあ浪花節とかで済まされるんでしょうが、己の感情オンリーで激されてもねぇ……おっと、コイツも他人の事が言えねえや(何故か江戸弁(笑)
ありがとうございました。
41 戦(いくさ)と戦の間(はざま)にへの応援コメント
さて、この偽の軍議の芝居の様子が伝わったらどう反応するんだろうなあ。
元繁はいい気分にはならないだろうけど。
そして、こんな中でも一人冷静というか、自分の世界でツンとしている雪さま。
そのうちデレも見られる?
作者からの返信
「項羽」なんて言われたり称したりして、舞い上がっている元繁くん。
じゃあ「劉邦」と呼ばれる人物が現れたらどうするんだろう……というのが、今回のお話の起点でした。
まあでも、この「項羽と劉邦」の呼称は、毛利家が意図的に伝えて(作って)いるんじゃないかなと思います。
安芸を支配するのは、毛利元就の運命だったんだよと言いたかったのでは。
むろん、事実だとしても、当事者の元繁くんとしては虚心でいられないでしょうけど。
雪さま、「まーた男子がバカやってるよ……ヒマよね~」なアンニュイな気持ち。
よりによってそのバカ騒ぎの中心が元就というところが、彼女のアンニュイさを更に掻き立てているのでは……。
果たして、デレることができるのかどうか……^^;
ありがとうございました。
41 戦(いくさ)と戦の間(はざま)にへの応援コメント
これは史実かなあなんて思いながら、読ませていただいたら、ちょうど、いい具合なコメントが下に。
なるほど、創作なんですね。こんなふうに、史実に即した創作だからこそ、リアルがあるんですね。
面白いです。
作者からの返信
恐縮です。
伝えられているエピソードを見て、「使える」と感じると、「料理」したくなる私の悪い癖が発動した結果です^^;
ちなみに、軍議を「聞かせる」のも、厳島の戦いにおける、元就の謀略のエピソードから頂戴したネタでございます。
ありがとうございました。
41 戦(いくさ)と戦の間(はざま)にへの応援コメント
今回の話は史実に基づくもの? それとも作者さんの創作? 草の者に偽情報を握らせることは、戦国武将連の十八番だったやに思われますが、はて。_(:3」∠)_
剛腕・雪の女の子ぶり、可愛い!👧
作者からの返信
私の創作です(笑)
ただ、朱の良範という人が元就を「漢の高祖」の相と見たのは、伝えられていることです。
今回、安芸武田家の武田元繁が「項羽」と言われているので、対比する意味で、このエピソードを考えました。
……まあ、これで、事実上の決勝戦に突入するので、その幕間狂言のような感じで、やらせていただきました。
雪ちゃんには「アホか~い」と思われているようですが^^;
ありがとうございました。
41 戦(いくさ)と戦の間(はざま)にへの応援コメント
新九郎は外国人のモノマネ芸も出来るとは……!凄すぎです!次はどんな隠し芸(?)かと、楽しみになってきます!
軍議をわざと覗かせるとはすごいですね。日本は諜報力が弱かった事も、太平洋戦争に突入しボロ負けした原因と聞きますが、日本の軍は元就たちにもっと学ぶべきでしたね。
作者からの返信
「まあ、大体こんなもんだろう(笑)」という新九郎の想像上の外国人です(酷い
あと、新九郎は京の僧侶として生きていた時代がありますので、そのとき、大陸のお経とか見ていて、そこから……という裏設定です^^;
真の軍議は、本当にこっそりとやっています。というか、元就が「こうしよう」と言って、みんなが「うんうん」という程度のものですが(笑)
で、ニセ軍議を開いて、見せつける、と。
あと、裏設定で、小倉山城の吉川元経(雪ちゃんの一番上の兄貴)からも、それっぽい情報を安芸武田家に流してもらっています。
……諜報力もさることながら、得た情報を正しく把握することができなかったのでは、と思います。
この国というか、世界がそんな状態の時代でしたから。
ありがとうございました。
40 熊谷元直の最期への応援コメント
熊谷元直。意外と若いですね。
手負いで必死の反撃虚しく……。合掌。
しかし、まだメインディッシュが残ってるんですよね。
速やかに残敵掃討して、本隊ともう一戦。
元就は本当に大変だなあ。
作者からの返信
熊谷元直、さんざん元就を「青二才」呼ばわりしておいて、自分も青年だという事実。
しかも、孫娘が吉川元春に嫁ぐことになるとは、思いもしなかったろうなぁ。
さて、ラスボスがまだ残っています。
しかしこの熊谷元直を討ち取ることが、そのラスボスを狩る謀略の一環であること――それがこの謀将の恐ろしさです。
本当に大変ですが、逆にこのタイミングでないと、うまく狩れないと見定めているのでしょう。
ありがとうございました。
40 熊谷元直の最期への応援コメント
毎回、迫力のあるシーンの連続、すごいです。
宮庄経友の鬼。雪の弓。そして、私の好きな長井新九郎との一騎打ちで、ついに、果てましたね。歴史にもしはないですが、熊谷元直も惜しい人物ではあったのでしょうね。
作者からの返信
この物語は、前半の日常&謀略パートで、ちょっとのんびりというか「静」の感じだったのですが(少なくとも私にとっては)、後半は合戦、合戦、また合戦というアクティブな「動」の感じで書いております^^;
長井新九郎、私も気に入っております。
司馬遼太郎先生の「国盗り物語」で読んで、「凄い」と思ったキャラを使える喜びを感じております^^;
熊谷元直さん、仕える主を間違えた感じですね。
ちなみに息子の熊谷信直も猛将なんですが、毛利元就に臣従し、着々と軍功を立て、娘を吉川元春に嫁がせるくらいの重臣として名を上げました。
おそらくこれが、熊谷元直の「if」だったのではないか、と思います。
ありがとうございました。
40 熊谷元直の最期への応援コメント
めちゃくちゃ迫力あって、思わずセリフを声に出しちゃいました。笑
雪ちゃん、カッコいいですね。一発で射抜くとは。さすがです。
戦国武将って戦のたびに、渾名がつきますがどれも意味があって
成功を称える枕詞みたいでいいですね。
きっと、元就、雪ちゃん、長井新九郎の槍や弓、刀にもあるのかしら?
作者からの返信
書いている自分も必死なシーンです(笑)
雪ちゃん、やはり鬼の祖父・吉川経基の薫陶の賜物かと思います^^;
渾名、カッコイイですよね。甲斐の虎とか、越後の龍とか。
元就の場合は、その知略で「謀神」と呼ばれているみたいです。
雪ちゃんは、私の創作ですが「鬼吉川の妙弓」です。
で、長井新九郎=斎藤道三は、槍の達人としては知られていますが、それにまつわる渾名は無さそうです。
やはり、その「生き様」からつけられた二つ名、「蝮(マムシ)」のインパクトが強くて、他の渾名がつけられなかったのでは^^;
ありがとうございました。
40 熊谷元直の最期への応援コメント
素晴らしい連携プレーで大物を討ち取りましたね!
策略は大事ですが、一人一人が自分の役割をしっかり果たす事の大切さを感じました。今後、戦闘シーンを書く際参考にしたいですね。
作者からの返信
史実では宮庄経友が討ち取ったことになっています。
しかし、それだと雪ちゃんの出番が無いので、こういう作戦にしました(笑)
なるべくそれぞれに「見せ場」があった方が良いと思い、こんな感じにしております^^;
私の場合、折角出演させたんだから、出番がないと「もったいない」と思ってしまうので(笑)、そのあたりがこんな感じに結びついたのではと思います。
なので、「参考にしたい」とおっしゃっていただいて、まことに恐縮です^^;
ありがとうございました。
編集済
40 熊谷元直の最期への応援コメント
弓矢と刀槍は、鉄砲が登場するまでの主戦力だったのでしょうから、鬼吉川・祖父仕込みの兄妹で2本立ては心強いですね。
「しつこい奴めがッ」「よく言われる……佳い女からな!」って、朝読みにはギリ、セーフですね(笑)まあ、相当なおませさんなら何となく分かるでしょうね。このあたりも四谷軒さんの創作(大人の読者サービス)ですよね?(*^▽^*)
謀神とまで言われたのですね。初陣から華がありましたものね、元就。
作者からの返信
鬼吉川の祖父の人は、応仁の乱当時の尼子経久と、そういう役割分担をしていた……という裏設定です(笑)
で、雪ちゃんと兄貴がその二人の若き日を再現しているという……^^;
執筆当初は、「佳い女」の前に「閨で」という言葉がありましたが(笑)、おっしゃるとおり、朝読用にこれはちょっとと思い、削除しました。
まあこれなら、京でナンパして言い寄ってる時の話だから……という言い訳で何とかなると思ったのです^^;
「謀神」は最近、そう言われるようになったみたいです。
私が子供の頃はそんな言い方されてなかったし……。
最近の歴史ブーム(と言えばいいのでしょうか……)のおかげかと思います。
ちなみに初陣の条件がここまで酷い戦国武将(笑)は、元就ぐらいだと思います。
だからこその「謀神」だと思うのですが^^;
ありがとうございました。
39 中井手の戦いへの応援コメント
さすが猛将。
戦機を見る目は確かですが、もう手遅れっぽいですね。
元就と正面で殴り合って勝ててないのに、今回は吉川の援軍つき。
毛利本軍到着までの時間勝負ですが、焦りは……。
元就の采配vs猛将の吶喊。どうなりますか?
作者からの返信
熊谷元直、大内義興とか陶興房とか、あるいは尼子経久の指揮下にあれば、存分にその猛将ぶりを発揮できたんでしょうけど、いかんせん武田元繁の下で、しかもフリーだと……。
ここでプライドを捨てて、安芸武田家本陣へ逃げるとかできれば、まだ戦況は変わってきたんでしょうが……。
このあたりは元就の作戦勝ちといったところかなぁと思います。
追い詰められた野獣のごとき熊谷元直ですが、ここからが元就の冷めた戦争哲学(?)が発揮されるところかと思います。
ありがとうございました。
編集済
39 中井手の戦いへの応援コメント
危機管理意識の甘いお坊ちゃんごときの配下につく元就かよ……つい感情移入して口走っておりました。小説、ドラマ、映画、ときどきあります(笑)
井上光政、男女の機微(ことに女心)に疎いと見えますね。(^_-)-☆
作者からの返信
武田元繁、毛利家をとことん追い詰めて、戦うしかないという状況にしているくせに、今さら元就を家来にしてやってもいいとか抜かしてますからね(笑)
しかも本人的には覇王としての大器を示しているつもりだといいうところがもう……。
しかし危機管理意識の甘いお坊ちゃん……実は後々、大内家に大内義隆という、足利義政みたいなお坊ちゃんが登場します。
元就は彼に従うことになるのですが……やがて厳島の戦いへ……という運命が待っていたりします^^;
井上光政は、実は元就の雪ちゃんに対する態度を歯がゆく思っているきらいがあるので、焚きつけているやもしれません^^;
ありがとうございました。
38 逆襲への応援コメント
守り手の飛び道具は、やっかいなもの。それは、この当時も、そして、今に至るあらゆる戦争でも同じことが言えるでしょう。
熊谷側には、弓矢は大きな脅威でしょうね。いずれ火縄銃の時代がくるとはいえ、弓矢の殺傷能力は高いですから。戦いの推移に目が離せません。
作者からの返信
「三本の矢の教え」の元就ですが、合戦において、矢を多用している印象があります。
案外、この弓矢を重視した姿勢から、三矢の教えへ結びついたんじゃないかな、と思うのです。
おっしゃるとおり、種子島があれば、元就は使ってきたかもしれません。
個人の武勇ではなく、飛び道具の運用を要と考えているようですから。
そして、ついに元就の側から「攻める」展開に。
小が大を食えるのか。
参考のため、資料を読んでいた当時の私も、頁を繰る手が止まりませんでした(笑)
ありがとうございました。
38 逆襲への応援コメント
柵の中に引きこもって矢戦仕掛けられた時点で先手取られてるんですよね。
300本の矢が一斉に降ってくるのは嫌だなあ。
熊谷軍の兵士も大変だ。
作者からの返信
中井手の柵へ籠ること自体、元就の誘導なんじゃないかな、と思います。
うまく熊谷元直の自尊心とかをくすぐって、武田元繁の方へ戻さないように煽ったんじゃないかな、と。
「よし、仮想・武田元繁として、熊谷元直と戦おう。まず矢戦から」という、元就の意志みたいなのが感じられる、この中井手の戦い。
……この人ホントに初陣なの、と資料を読んでいて思うわけです。いつものパターンですが。
熊谷軍も、えらい武将を相手にしてしまったよなぁと同情を禁じ得ません。
ありがとうございました。
編集済
38 逆襲への応援コメント
大将の器、配下はよく見ていますよね、昔も今も。
上から下は見えにくいので、自分では見破られていないと思っても、下から上は見えすぎるほど見えて……。それが怖いところでもあり、大将が大物なら、むしろ痛快なところでもあり。
固定している的ではなく、動きまわる人間を射るのですから、祖父に鍛練された雪の弓はよほどの腕前ですね。できれば、その場で見物したかったです。(*^▽^*)
作者からの返信
毛利元就は、兵の腫物を自らの口で吸い出すということをやってのけたと言われています。
話半分でしょうけど、まあ、それだけのことをやってくれる大将として見られていた、ということなのだろうと思います。
敵を謀略で陥れることはあっても、味方の兵からすると、頼りになる将帥だったのでは……とも思うのです。
雪ちゃんの弓、というか鬼吉川の弓は、これから突拍子もないことをやらせる予定です。
まあ、それも伝説と呼ばれた祖父の教えの賜物ということで^^;
ありがとうございました。
37 怪力乱神(かいりょくらんしん)への応援コメント
この時代は現在人の我々からは想像できないほど神社仏閣が勢力を持ってましたからね。
将帥はともかく、末端の兵士からすれば、ありがたい神様のお告げ。
無碍にはできない効果があるでしょう。
実際のところは勝者が支配者になるって当たり前のことを言ってるだけですがね。
作者からの返信
一向一揆みたいに、かなりの勢威を誇る勢力まで出てきたこの時代。
まあある意味「北斗の拳」の時代なんで、元斗皇拳の天帝みたいなアレがあったんでしょう。
そうなんですよね、実は、勝ったら国主や覇者になるよって言ってる「だけ」で。
それを支配の正統性確保に活かすとか、将兵の鼓舞に利用するかは、総大将の腕の見せ所だったりするわけで。
武田元繁としては、そうしているつもりなんでしょうね。
しかし実際に勝って中国を手にするのは……というところです。
ありがとうございました。
編集済
37 怪力乱神(かいりょくらんしん)への応援コメント
機を見るに敏な己斐宗瑞、過去の恩だの何だの言っていないで、さっさと白旗を掲げる、しかも厳島神社の神のお告げというご印籠を翳すのは、多くの配下を率いる武将として正しい方向性だったんでしょうね。その罠にさっそく引っかかるとは、さすがは脳筋の元繁。ちなみに、わたし、脳筋の人は苦手です。(^^ゞ
いかにも、帰りかかったけど何かあるのか、という雰囲気を醸し出し……飄逸な描写で読者を楽しませてくださるのが、四谷軒さんの真骨頂ですね。(^_-)-☆
作者からの返信
己斐宗瑞、立ち回りは巧かったと思います。
因みに己斐家は、後々、毛利家に仕えることになります。
本当に巧いですね(笑)
厳島神社に連なるという特殊性を活かして、頑張った方だと思うのですが……いかんせん、安芸武田軍が相手にしているのが毛利元就だったというのが……。
武田元繁としては、神のお告げによって、己の安芸支配、中国支配の正統性を確保できたと「ラッキー♪」状態だったんでしょう。
だけど、そのお告げ、「勝者が」という前提があるんですよね^^;
西村勘九郎(長井新九郎)としては敵情視察も任としているので、「しらーっ」と見ています(笑)
飄逸とおっしゃっていただいて恐縮です。
ありがとうございました。
37 怪力乱神(かいりょくらんしん)への応援コメント
神のお告げ。なるほど、こういう時代だからこそ、神頼みが余計にきくでしょうね。
人は危機になったとき、神さまが身近になりますもの。
今回も、なかなか読み応えがありました。
作者からの返信
厳島は、海上交易の要地であり、水路の要衝であり、そして神なる島ですから、この時代、この地域にとって、小さからざる影響力を持っていたと思われます。
古くは平清盛も来ていますからね。
この神のお告げ、本当かどうかは、つまり、この有田中井手の戦いの勝者が中国の覇者となるかどうかは、後世から見ると……という「お遊び」を含んでいたりします。
ありがとうございました。
36 舌先三寸への応援コメント
井上光政も長井新九郎もいい仕事しますなあ。
元就は全部一人でやらなければ気が済まなそうな元繁とはこの点で違いますね。
まさに項羽と劉邦。
さて、垓下の一戦となりますか?
作者からの返信
史実では志道広良とか粟屋元秀あたりが動いたんだろうなぁと思います。
でもちょっとそれやると、読者の方が「?」となってしまうので、既存の登場人物の井上光政に動いてもらい、かつ、長井新九郎こそ、こういう外交調略をやらせてみたいと思いましたので。
おっしゃるとおり、武田元繁には、こういう范増みたいな動きをする人がいない&俺が俺がの性格が邪魔していますね。
困ったもんです^^;
さて、垓下か。
あるいは井陘か……史実を見ると、元就さん、よくここまで考えたなぁと思うので(笑)
ありがとうございました。
編集済
36 舌先三寸への応援コメント
今義経を自認して憚らない相合元綱も、自信過剰なヘンなやつですね。
たしか後年、元就に退治されるのでは? あれ、ちがいましたっけ?
疑心暗鬼ほど恐ろしい敵はいないでしょうね。👹
ひとたび「あいつは怪しい」と頭の中でだれかが囁けば、そういえばあのときも……と思い当たる節が次々に出て来たりして、寝首を掻かれるような気がしてまんじりとも出来ない。現代の派閥闘争にも通じそうですね。
作者からの返信
史実の元綱はどういう人だったかは、あまり分かりません。
おっしゃるとおり、(尼子経久の陰謀による)家督争いにより、元就に倒されているので。
ただ、仲が良かったと伝えられています。
そのため、元就とは性格がちがう、ハイテンションな弟にしてしまいました^^;
折角の兄弟なんで、ちがう性格じゃないと面白くないし(笑)
安芸武田家は、(元就さえいなければ)甲斐武田家のような感じになれたかもしれません。
といっても、信玄ではなく信虎の方の。
で、有力家臣同士、主従の間……でいろいろと思惑が走っています。
武田元繁に、そのあたりを御する力というか頭があればいいんですが、惜しいことに脳筋であり、軍師がいない状況なのです^^;
ありがとうございました。
35 胸中への応援コメント
他は果断なのに、こと恋路となるとじれったい。
もちろん、元就の経験のなせる業だということは分かりますが。
なんか、それに甘えている感もあるんですよねえ。
決戦の前には告白するもんですよ。
某だらしない智将じゃないですけど。
作者からの返信
恋路→娶る→子→幸松丸の立場は……と考えちゃうんじゃないでしょうか。
おっしゃるとおり、歪な少年時代を過ごしていて、それを察して頂戴という甘えはあると思います。
まあでも、それを乗り越えるところに(乗り越えられるのか……)、浪漫というか克己というか、ポップのマァムへの告白=「勇気」みたいなアレがあるんじゃないかなぁと思う次第です^^;
そういえばあの紅茶好きの智将さん、決戦前告白というフラグを立てておいてへし折る=生還するという偉業を達成していましたね。
でも私、その人の後継ぎの方の告白が好きだったりします。
読んだとき同世代だったせいもあると思いますが、戦記物でありながら青春って感じがして好きでした。
ありがとうございました。
35 胸中への応援コメント
くっ、経友の唐変木!(/・ω・)/
無骨な元就とオトコマエな雪の恋の駆け引き、微笑ましく拝読いたしました。
時空を超え、オバサン応援団長として旗振り役を務めさせていただきまする。(笑)
作者からの返信
まあ、ある意味、お約束の様式美ということで、唐変木兄貴には、やらかしてもらいました^^;
(拙作の)元就は、まあ、「こじき若殿」でいろいろと拗らせているので、寄っていくほど遠ざかっていくという、変な奴になってしまいました。
だからといって、雪ちゃんが引くかと思いきや、この子、推して参るからなぁ……って感じです(笑)
応援旗振りの方、よろしくお願いします^^;
ありがとうございました。
34 中井手へへの応援コメント
悪だくみをしていると生き生きしそうな二人。
楽しそうですね。
軍議になると雪様の発言が消えたのは……?
作者からの返信
当代随一の梟雄が、二人もいる状況ですからねぇ。
お互い「おぬし出来るな、フフフ」と微笑み合ってるんじゃないでしょうか。
雪ちゃんが「こいつら出来てるんじゃ……いやまさかな」と凝視してそうですが。
その雪ちゃん、そういえば何も言ってませんね。
おそらく、兄の宮庄経友に遠慮して発言を譲っているのと、さっきの元就のハグのことを「言うなよ、絶対言うなよ」と新九郎を睨んでいるんじゃないでしょうか(笑)
あと、次回に出番があるので、今回は梟雄野郎Aチームにセンターを任せております^^;
ありがとうございました。
34 中井手へへの応援コメント
斎藤道三、どんどんメインに踊りでてきていますね。
毛利との関係も、この後どうなるのか。
重厚な物語の展開、素晴らしいです。
作者からの返信
斎藤道三、ホント何でこんなにグイグイ来たんだろうと、書いた当人ながら謎です(笑)
おそらく、昔、「国盗り物語」を読んだことが原因だとは思いますが^^;
道三としては、盟友・毛利興元を帰郷させて長生きさせてやろうと思ったのに、安芸武田家が(間接的に)興元を死に追いやったので、かなり頭に来ています。口には出しませんが。
そのため、決着をつけるまではいるんじゃないでしょうか^^;
重厚とのお言葉、恐縮です。
今後の展開が、ご期待に沿えれば幸いです。
ありがとうございました。
34 中井手へへの応援コメント
今と昔では比べようもないことかもしれませんが、危機管理というものは元就達のようなやり取りができないといけませんね😅
ですか、情報収集と有能な人材。これが必要というのは、今も昔も変わらないでしょうが。
作者からの返信
家の興廃がこの一戦にかかっているというのも大きいと思います。
ここで吉川家が味方についたことが、元就にとってはかなり大きかったりします。
有田城周辺は吉川家のテリトリーなんで、情報を続々と多治比猿掛城へと送り届けられていることでしょう。
……そして、その状況の判断の共有と、参考意見を述べてくれる、宮庄経友のような人材も大事ですね。
おっしゃるとおりです。
ありがとうございました。
編集済
34 中井手へへの応援コメント
決して裏切らない宿老・志道広良やよし!
「口舌なら、京の僧侶時代に陶冶されておる」← 僧侶ってそんなに口達者になるように訓練されるのですか? 存じませんでした。だれに、なにゆえに?
ふりをする、させる……相手の裏をかく戦略が得意なんですね、元就は。
作者からの返信
たぶん史実では、志道広良が政略・軍略ともに元就を支えていたと思いますので^^;
僧侶……あれです、アニメ「一休さん」の、「そもさん?」「説破!」の禅問答のイメージです。
まあどちらにしろ、長井新九郎さんは、国盗りという目的があるので、弁舌については熱心に学んだというイメージということで……^^;
毛利元就は、結構、相手の「しまった」を狙う策が多いです。
(拙作では書きませんが)この数年後、尼子家に従って(結局、大内家から尼子家に鞍替えしました)、大内家と戦う「第一次佐東銀山城の戦い」においても、尼子家本隊が大内家本隊に負けたあと、勝ちに驕る大内家の陣へ元就が夜襲を仕掛け、尼子家を勝利に導くとか、離れ業をしていますので。
ありがとうございました。
33 血戦の勝者への応援コメント
さっきまで血戦を繰り広げていた大将が、凛々しい姫御料を迎えて抱きしめる。
気の利いた台詞はないけれど、万感の思いは周囲に伝わるでしょう。
ここでやってられるかととなるか、そこに痺れる憧れるぅとなるかは殿の器量次第でしょうね。
腕と機転で元就を救えて良かったですね。雪殿。
作者からの返信
何だか元就が珍しく、自ら動いてハグしてしまった瞬間です。
まあ、このために、この時代、最も生を謳歌した男、斎藤道三=長井新九郎を召喚した甲斐があるってもんです(力説
チキショーと舌打ちしている兵もいるとは思いますが(笑)、オリビエ・ポプラン氏の言う、生命そのものの香り(だったかな?)が、感じられたんじゃないでしょうか。
雪ちゃん、あの一瞬で元就の状況を看破してブラフをかます、恐ろしい子になっちゃったなぁと思いつつ、まあ小早川隆景の母だからいいかと筆者は思っていたりします。恐縮です。
ありがとうございました。
33 血戦の勝者への応援コメント
闘いを終えた愛し合う二人の抱擁と、それを見ている仲間達……いやあ、青春ですね!!
「生きてるって感じがする」瞬間、私にもたま~にあるけど、戦闘を生き延びた武将なら、その感慨はもう格別でしょう!
作者からの返信
まあ、一応、朝読小説賞を狙っているので(笑)、青春&恋愛風味をマシマシでお送りしております^^;
「生きてるって感じがする」……娘が見ていた「ヒーリングっど♡プリキュア」の主人公、キュアグレースこと花寺のどかさんの口癖から拝借しました。
やっぱり、死と隣り合わせの戦国武将なら、死を覚悟していたのなら、生を謳歌してもらわないと……という筆者の謎の熱意(笑)により、斎藤道三こと長井新九郎に言わせました。
このために新九郎を安芸に来させたといっても過言ではない……はずです^^;
ありがとうございました。
編集済
33 血戦の勝者への応援コメント
そういえば、娘たちの高校の部活、ふたりとも弓道部でした。
当初は左手の内側に青あざをつくって、懸命に引いていたようです。
女子の白い胴着と紺袴にポニーテール、凛として格好よかったですよ。
妙弓の雪にことのほかのシンパシーを感じる由縁です。ヾ(@⌒ー⌒@)ノ
たしかに的の中心に当てるには、裸眼の視力が必要かもしれません。
そして「ただじっと見ていた」元就の冷静沈着も敵にとっては……。
作者からの返信
弓道部でしたか。
「皆中!」と決める爽やかな弓道女子の姿が目に浮かびます。
あと、弓とかの購入が大変だったと思います(すみません、親目線で見ちゃうと、どうしても下世話で^^;)。
ちなみに私の通っていた学校には弓道部は(たぶん)無かったので(笑)、岩波文庫の「日本の弓術」という本を読んで勉強しました。
実は、雪が矢を当てるのに、超常的な能力を使う……ということにしようと思っていたのですが、何か普通に弓が巧みということになってしまったので、目が良いということになりました^^;
彼女の弓は、これからも活躍します。
そして、元就の戦略眼も……。
ありがとうございました。
32 死線への応援コメント
正統派の名乗りいいですね。
よっ。待ってました。と掛け声をかけたくなります。
しかし、雪様は凄すぎる。
古の達人に勝るとも劣らぬ腕前。
漢の李広か、本朝の与一か。鎮西八幡さまはちょっと違うかな。
作者からの返信
「応仁の乱」で鳴らした「鬼吉川」の孫娘なので、この伝統的な口上を述べさせてもらいました^^;
カッコよさが倍増したんじゃないか、と自己評価していたりします。
弓の名人、達人、最後は強弓の人(笑)
そんな人たちと並べられて、雪ちゃん、正気に戻ったら照れまくりでしょう^^;
まあ、想い人の危機一髪なんで、そこは普段以上の集中力が出ているというところです。
あとは、じーちゃんにもらった弓がバフをかけているといったところでしょうか。
ありがとうございました。
編集済
32 死線への応援コメント
大切な杉大方&雪を守る元就、格好いい!
真の漢はやはりこうであらねばなりません。
それに些末な事象に一喜一憂せぬ冷静沈着もまた。
そして、祖父譲りの妙弓の持ち主、姫武者・雪の登場!🎊
できればヒュウ―と口笛を鳴らしてあげたい場面ですね。
作者からの返信
己の失敗も「込み」で考えている元就です。
厳島の戦いでも、長男・隆元は残して戦おうとしていましたし(結局、隆元自身の強い希望で、参戦していますが)。
後世、「謀神」と呼ばれる男の真骨頂です^^;
満を持して、雪ちゃん登場。
想い人が斬られそうになって、鬼と化した(?)ヒロイン。
鬼吉川・吉川元春(次男)の母なので、そこは颯爽とした感じを心がけて、やらせていただきました^^;
ありがとうございました。
31 策の結末への応援コメント
必殺の策が破られて元就には後がなくなってしまいました。
あと一歩というところで元直に逃れられたのは痛いですね。
ただ、小勢とはいえ、背後を取られたままというのは、大将は良くても兵としては心理的に相当負担なはず。
得意になっている元直ですが、油断大敵……アレが来るかな?
作者からの返信
熊谷元直としては、線の如く伸びた軍を返して後方を撃つより、前のめりに敵将を討って、城を落として……と行きたいところでしょう。
でも、後方の兵としては、たしかにやるせないですね。
しかも、毛利本家や吉川家の援軍が来る可能性が囁かれていますし。
果たしてその援軍は間に合うのか……といったところです^^;
ちなみに史実では、普通に熊谷元直を撃退している多治比元就。
ここで元直を討つと、毛利本家の軍と吉川家の軍を引き出せない(=武田元繁を討てない)ので、敢えて逃がしているっぽいところが怖い。
ひいては、毛利軍を率いる=毛利家のプレゼンスを取ろうとしているところも。
ありがとうございました。
編集済
31 策の結末への応援コメント
初陣での采配の巧み、元就には武将としての天賦の才があったのでしょうね。
多治比家の大番頭的な井上光政の忠心も、元就の人柄によるものでしょうか。
激しい戦闘に訪れる「一瞬の停滞」を如何に読むか、勝負の分かれ目ですね。
作者からの返信
この人の初陣は、これがまだ緒戦で、三日間にわたる連戦になります。
のちのち判明しますが、この緒戦ですらも、本戦に向けての伏線というか「引っ掛け」であるという恐ろしさです。
井上光政は、そうですね、「こじき若殿」で城を盗った井上一族なのに、よくここまで元就に仕えているなぁと思います。
やはり、元就の人徳かもしれませんね^^;
「一瞬の停滞」、人間の思考の隙をつく戦いが、元就の十八番だと思うのです。
厳島の戦いの時も、嵐の夕刻に、誰もが渡らないと思ったその隙に、本土から厳島へ渡海していますし。
ありがとうございました。
30 鬼吉川、動くへの応援コメント
他の方へのコメントにもありましたが、吉川版3本の矢ですね。
唐変木兄弟に男勝りの雪。
この時代には珍しく仲のいい兄弟だったことが伺えます。
ここで300騎は大きいですね。
数以上に一揆が効力を発揮しているように見えるので、動揺を誘えそうです。
作者からの返信
他に、吉川経世という三男、福屋氏という長女(妙玖は次女)がいて、実は父・国経は大内義興の上洛軍に従軍し、在京中だったらしいのです。
でも、それに則ると、戦国版「若草物語」になりそう(笑)なので、敢えてスルーしました。
まあでも、息の合った兄弟らしいので、そのあたりを今回でちょろっと表現してみました(つもりです^^;)。
300騎は吉川家としての判断もあるでしょうが、おそらく裏で尼子経久の意が働いていると思います。
調子に乗った武田元繁をとっちめるために、元就との友情(恋愛)パワーで何とかしろと、どやされたのでは。あ、友情(恋愛)じゃなくて一揆だった^^;
まあ吉川家としても、有田城を盗られたら次は小倉山城という脅威をひしひしと感じているので、このあたりも武田元繁の戦略ミスなんだろうなぁと思います。
ありがとうございました。
編集済
51 宴(うたげ)への応援コメント
まだ残敵が攻めてくるようですが、まずは勝利を噛みしめる時ですね。
雪様は小倉山城には戻らないですか、そうですか。
そりゃあ、夫と一緒に住みますからね。
その前にもう一仕事ありますが、頑張って夢の新婚生活へ。
作者からの返信
残敵と言いつつ、伴繁清あたりが、カモフラージュとして香川行景と己斐宗瑞を煽って攻めさせたんじゃないかと思っています。
安芸武田家の大半は、元就が尼子と手を組む(妙玖を娶る)のが目に見えているので、さっさと佐東銀山城へ戻りたかったのでしょう。
香川&己斐が、夜襲しないでわざわざ翌日に攻めてくるあたりが特に。
雪ちゃん、最初に出奔するときに、すでにこんな城出てってやるとか言ってますからね。
宮庄経友は、そのあたりを踏まえて、雪ちゃんをからかっているのです。
猛将だけど、頭は悪いわけでなく、面倒だから頭を使わないだけという裏設定なんで、彼なりのやり方で、妹を嫁に行くことを認めているのでしょう。
折角の新婚生活なのに、元就と雪ちゃん、お互い意識しながらも連戦によりぐっすり眠ってしまったという落ちをつけようかなと思いましたが、それを書くのも野暮かなと感じて止めました(笑)
ありがとうございました。