四谷軒さま
敵の撤退に合わせ、わが軍に休息
このくだりを読んで、はっとしました。
現在、異世界ファンタジーの戦記物を書いていて、そうか、休憩をしなければ、兵も疲弊すると気づきました。
今回もとても勉強になりました。
作者からの返信
このあたりの元就の狙いは、敵将・武田元繁を戦場へと引きずり出すことです。
で、そのときに弓矢で勝負を決したいので、なるべく兵力を温存したいと考えているのでしょう。
……休息については、異世界ファンタジーなら治癒魔法を使ったことにすれば、何とかなるのではないでしょうか。
異世界ファンタジー門外漢の私が言ってもしょうがないですが^^;
勉強になるとのこと、恐縮です。
ありがとうございました。
前話の鶴翼や軍の休息、戦では必要な戦略ですね。
古代イスラエル、ダビデの戦いもそうでした。
元就の決意に手を合わせ送り出す広良のシーン、いい意味で鳥肌です。
作者からの返信
ダビデ……ゴリアテを礫で討つというところしか知らない、不勉強な私です。
なので、王としてのダビデの戦いぶりを聞くと、膝を打つ思いです^^;
元就としては、矢戦を主軸に考えているので、格闘戦は勝負時まで控えめにして、休息を取らせたいと思っているのでしょう。
志道広良としては、毛利興元につづいて弟の元就までも、毛利家のために命を懸けるところをまざまざと見せつけられ、もう泣くしかないところです。
ですが、後事を託された身として、送り出すしかないというのが、広良の切なさですね……鳥肌と言われて、恐縮でございます。
ありがとうございました。
軍に休息を与えるって大事ですね!
そういう事も考えて策を練るって大切な事ですよね。
私はつい足軽や雑兵目線で、「誰が一番仕えたい武将かなあ~」と考えてしまいます。
作者からの返信
この後の展開に影響するのですが、元就が事前に言っているとおり、弓矢で勝負するつもりなので、休息してそれに備えたいという思いなのです。
むろん、士気のことも考えていることでしょう^^;
何せ、「百万一心」(=一日一力一心で、ひとりひとりの力が合わされば、百万の力を生む、という意味らしいです)がキャッチフレーズの毛利元就ですから(笑)
私も実際の職場で、上司がマシな人だといいなぁと考える人なので、気持ちはよく分かります(笑)
ありがとうございました。
編集済
粟屋繁宗、山県重秋、伴繁清、品川信定……わたし的には馴染みが薄いような。(^_^;)
爺やの志道広良に後顧を託して決戦に打って出る元就、格好いいですね。ことに己亡きあとの雪の身の振り方には胸を引き裂かれる思いだったでしょうね。
作者からの返信
人物については、安芸の地方史であり、滅んでしまった安芸武田家の係累なので、知名度はあまり無いでしょう。
それこそ、甲斐武田のように、上洛の軍を興すとか、あるいは、小説や大河ドラマで一世を風靡していなければ、人口に膾炙していないですから^^;
元就としては、これから身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれとばかりに、乾坤一擲の大勝負に出ます。
雪ちゃんについては、おっしゃるとおり、死に別れるのは哀しいと思っています。
しかし、やはり生き延びて欲しいという念が強いのでしょう。
ちなみに初期プロットでは、お忍びで参戦していた尼子経久に後を託すという展開でした^^;
ありがとうございました。
こんにちは、四谷軒様。御作を読みました。
改めて元就さんにとっての雪ちゃんの大きさを感じました。
家のこともあるにせよ、彼にとっては愛するひとを守りたいからの一戦というのも間違いないでしょうから。
ひょっとしたら、彼女が元就さんを人間として繋ぎ止めた、楔だったのかも知れませんね。
楔が外れた方が強いんだろうけれど……。
嵐の前の静けさというか、色々と思わされる回でした。面白かったです。
作者からの返信
拙作においては、元就は、雪ちゃんを守るためという目的があった、雪ちゃんもまた、元就を守るために戦った……という設定でした。
こういうヒロイックな感じで書いていこうと思っておりましたので、そう言ってもらえると嬉しいです。
……でも、この初陣ぐらいしか、そういう描写が許容されないのが、この人の人生^^;
安芸国盗りのあたりから、だんだんダークサイドに染まっていくし……。
それで雪ちゃんが亡くなった途端、吉川家を乗っ取ったり、いろいろとやらかしております^^;
さて、ついに戦いも最終局面へと。
お楽しみいただければ幸いです。
ありがとうございました。