拝読致しました!
いよいよ大詰め!ですね。
武をひけらかす元繋と、人心を合わせて挑む元就の対比が素晴らしいです。
友情・努力・勝利、少年ジャンプの基礎をきっちり抑えられていますね(^-^)
皆が謡いをリレーして、雪ちゃんの弓を引き絞るシーンがとても良かったです。
ありがとうございました!
作者からの返信
武田元繁、源氏名門・武田の家柄であるがゆえに、武と力で勝つという……常道で戦いに臨んだわけですが、知と人を揃えて挑んで来る、多治比元就という存在の価値を見誤ったことが、敗北に繋がりました。
いや、フツーは武田が勝つところなんですが、ここで毛利が買っちゃうところに、元就の化け物っぷりが凄まじいとしか言いようがありません。
そんな武田くん、元就を相手にラスボスムーブをかましていましたが、元就の主人公補正というか、雪ちゃんの愛の力(?)の前に敗れました(笑)
ジョセフの対エシディシ戦をイメージして書きましたので、そのあたりがジャンプっぽさに繋がったかなぁ、と思います^^;
ありがとうございました!
こんにちは。
五倍の敵に対するために策謀の限りを尽くし、その先の死闘を制して薄氷の勝利を掴む、頭脳と武勇を総動員した戦いの見事な筆致に酔いしれました。
元就の覇業のさきがけとなる「西の桶狭間」、自ら先頭に立つことによってしか敵将をおびき出せないという細い道筋の先の、紙一重の勝利だったんですね。
作者からの返信
おはようございます。
毛利元就と言えば厳島の戦いが有名なのですが、それを調べているうちに、彼の初陣が、ここまで過酷な状況であり、なおかつ勝利に終わらせている(だからこそ毛利は覇者となれたわけですが)と知り、拙作を書かせていただきました。
おっしゃるとおり、五倍もの敵、死闘の連続……そのあたり、史実とフィクションを交えて、どこまで「読み物」に出来るかなぁと、私自身も全力を尽くして書かせていただきましたので、お褒めの言葉、まことにありがたい限りです。
毛利元就、知将として知られる彼ですが、勇猛果敢に自ら最前線に立って戦うという猛将としての側面があり、それが色濃く出たのがこの初陣です。
逆に言うと、おっしゃるとおり、紙一重だからこそ、そこまで「猛将」として戦わざるを得なかったのでしょう。
そしてここまで戦ったからこそ、ここからの彼の覇業に多くの者が従ったのでしょう。
ありがとうございました。
兵力差、実に五倍の
圧倒的不利な状況を覆し
勝利を収めた元就。
圧巻の筆力に引っ張られ
戦の成り行きを見てきて
なぜか美しさを
感じてしまいました。
(不謹慎ですみません(^◇^;)
最後のくだり
カッコイイ!
と、思わず呟いてしまいました。
雪ちゃんとのこれからも
どうなるかな。
作者からの返信
五倍といいつつ、巧みに状況を利用し、時には状況を作り出し、三倍差くらいにまで持ってくる手腕は、さすがは後の中国の覇者としか言いようがありません^^;
で、敵がわざわざ「五段構え」を取って、さらに戦力を分けたところで勝負を決める……と。
実はこの戦い、武田元繁が川を越える→弓矢一斉攻撃→元繁死亡……が史実なんです。
つまり、拙作における、元繁の影武者死亡のあたりより後ろは、私の創作です。
いわゆる少年漫画的な展開を盛り込もうと思いまして……
(書いている当時は、朝読小説賞を目指していたので、こんなことをしてみました)。
なので、「美しさ」とおっしゃられると、とても嬉しいのです。
最後のくだり……まあ歴史ものならではの決め台詞ですね^^;
一度こういう言い方をしてみたいと思っておりましたので。
雪ちゃん……敵将を討つという大殊勲を挙げてしまったので、もう元就には逃げ道はありませんね(笑)
さてさて^^;
ありがとうございました。
やった。
ようやく強敵を屠った元就。
でも、この後、人生最大の試練が待ってるんだ。
仲間は役に立たないし、どうするんだろうねえ。
嫁とり。
作者からの返信
恐縮です。
今度は「やったか」なんて言わずに、ちゃんと井上光政にとどめを刺してもらえたし、やりましたね、元就。
ちなみに光政が首を取ったのは史実です。ラスボスの武田元繁は毛利家が、中ボスの熊谷元直は吉川家が首を取るかたちにしているところが、この謀神の配慮というか何というか恐ろしいところです。
あっ、でも、よく考えたら……真のラスボスは己の陣中に。
しかもこの合戦の大殊勲を取ってしまった雪ちゃんだし。
もう戦いに勝ってしまったから、何のハードルもないし、言い訳が効きません。自分にも。どーすんだ元就。
……何もしなくても、雲州の狼あたりが、元就を第二の武田元繁に擬して、「ウチの姪、どうだ?」とアタックかけてきそうですけどね(笑)
ありがとうございました。
すごい迫力の筆。途中で、感動して泣きそうになりました。
素晴らしいです。
ところで、一箇所だけ意味がわからなくて。
「元就の元繁から手を離し、」
すみません、読み取れませんでした。
作者からの返信
恐縮です。
書いている自分も必死でした。
巧拙はともかく、勢いだけはあったような感じです^^;
ご指摘ありがとうございます。
修正しました。
元就「の」→元就「は」 です。
ありがとうございました。
雪の執念、覚悟、決意など全てが伝わってきました。
遂に討ち取りましたね。チームワーク抜群です。
『このことから、こう呼ばれる。――西の桶狭間、と。』
あー、この部分いいですね。その坂の名を思い出してしまいました。
元就もめちゃくちゃかっこ良かった!です。
作者からの返信
雪ちゃん、もう主役と言っても過言ではない活躍をさせてしまいました^^;
夫(予定)の元就の必死の健闘に応えるべく、幼き日から鍛えてきた弓の腕を遺憾なく発揮できました。
兄の経友や、悪友・新九郎、義弟(予定)の元綱らも、雪ちゃんの一撃のために頑張ってくれました^^;
西の桶狭間。
この言葉、決着がついたときに使おうと思っていたので、やらせていただきました(笑)
こういう言い回しが好きなもんで^^;
元就のことも、かっこ良かったと言っていただいて、恐縮です。
頑張って書いてきた甲斐がありました!
ありがとうございました。
武田元繁、斃る! 一気に読ませる力を持った卓抜な一話でした。
雪ちゃんの台詞が光ります。少女の読者を惹きつけるでしょうね。
ゆらりゆらりと川を流れて行く胴体が残像としてのこりました。
当時の武士にとって、首級だけが勝利の証しだったのですね。
作者からの返信
敵役を敵役らしく討つという、自分なりの課題へ挑戦した次第です^^;
この時代、どちらが正しいとは明確に言えない戦いばかりなので、あまりそれに傾いてはいけないと思いつつも、「敵役」を演じさせるということも、やはり相応の扱いなのかな、と思いまして。
雪ちゃん……ここまで決戦に食い込んでくるとは思いませんでしたが、最後に持って行きました(笑)
彼女の弓を信じた元就の勝利でもあります^^;
そして井上光政。彼が武田元繁の首級を上げたと伝えられているので、とどめは彼にやってもらいました。
ここで「斃した」ことを明確にしておかないと、安芸武田家の瓦解を起こせないので、やはり首級は上げざるを得なかったのだろうと思います。
ありがとうございました。
女性が弓を射るシーンは美しいですね。映画『里見八犬伝』の薬師丸ひろ子を思い出しました。
チームワークでついに大物を討ち取りましたね!広島人なのに、こんな大事な合戦を知らなかったとは情けない……。
作者からの返信
『里見八犬伝』懐かしい!
あれの伏姫の役(声だけですが)、松坂慶子さんで、大河ドラマ「毛利元就」で杉大方を演じているんですよね。
名画を思い出すきっかけになれて、恐縮です^^;
元就、ついに仲間たちと共に敵将を討ちました。
初陣で守護とか守護代を討った戦国武将は、元就ぐらいかもしれません。
信長も、桶狭間は初陣じゃないし。
広島県史としては、おそらく「厳島の戦い」の方が燦然と輝いていて、そのせいでこの「有田中井手の戦い」は霞んでいるのでは^^;
同じ毛利元就の戦いだから、これは仕方ないことかと思います。
ありがとうございました。
ゆ、雪ちゃんのペガサス彗星拳が!?
「聖闘t……ゲフンゲフン、この元繁に、一度見た技は通用しない!」ということですね(笑)
実際、応仁の乱当時のエピソードを知っていてもおかしくないですし。
元繁さんが元就を持ち上げた時は、一瞬、悟空&ピッコロvsラディッツ戦の魔貫光殺砲みたいになるかとw 諸共に貫通しなくてよかった(笑)
>「……この矢は、わたくしだけではない。元就さまと……興元さま、そして皆の矢だ!」
皆の思いを込め、今放たれる第三の矢! 見える、見えるぞ、1200万パワーの光の矢が!(更に重なるジャンプネタ)
いやもう本当、友情・努力・勝利の三本柱ですわあ( ゚∀゚)=3
あの頃は、悪魔将軍、赤カブト、ラオウ、教皇(サガ)と、「ラスボスじゃないけどラスボス感のすごいキャラ」が何人もおりましたが、元繁さんのラスボス感もすごかったですヽ(゚∀゚)ノ
現在仕事の方でかなりメンタル削れてたんですが、80年代ジャンプを彷彿とさせる展開のおかげでテンション上がりました!
ありがとうございました!
作者からの返信
手下の網膜に映ったホーロドニースメルチを看破する、一輝の兄貴のチートさと言ったらもう……(笑)
というわけで雪ちゃんの彗星拳、フレンドリーファイアになってしまいました^^;
……と思ったら、元就さん、一瞬のうちにその逆境を利用する策を思いつき、しかも以心伝心で雪ちゃんに伝えてシュート。
ちなみにこのあたりは、ジョジョ第二部のジョセフとシーザーのコンビを意識していたりします。
元繁とのバトルは、ジョセフ対エシディシの戦いをイメージしていたりします。
何気に友情・努力・勝利を成し遂げている、「ザ・トリックスター」ジョセフ・ジョースターが、滅法好きなもので……^^;
エシディシ元繁さん、悪魔将軍や拳王たちと比肩しておりましたか!
カーズじゃなかったのに(笑)
というのは冗談で、大変うれしゅうございます。
あの辺の時代のジャンプのバトル、熱くて好きだったんで、なおさらうれしいです!
お仕事の方、キツいとのこと。
拙作がその慰みとなれたようで幸いです。
ある意味、物書き冥利に尽きるお言葉で、こちらこそ、ありがたい限りです!
ありがとうございました!