応援コメント

42 「項羽」の出陣」への応援コメント

  • 面白くてゴメンナサイ!コメントするのも忘れて読み進んじゃいました!
    戦場を描く、本当に難しいことと存じます。単に『数』じゃないのでしょうね、戦記を読んだり今のウクライナ情勢を聞いたりすると。一人一人の人間を、どのようにして死地に向き合わせるか。大将の仕事はそれに尽きるように思われました。
    「うちの大将笑ってる、…なら勝てるんだな?」兵らにそう信じさせることが出来たなら。強いですね。

    続きが楽しみですっ!

    作者からの返信

    いやあ、読んでいただけるだけでも嬉しいので、お気になさらず。

    合戦を描く、というのは結構難しいと思います。
    ガチで描いちゃうと、うわぁと思われてしまいますし、あまりヒロイックにしても、ええ……と思われてしまいますし。
    そこらへんの塩梅が難しいと思います。
    私はフィーリングで書いていたりしますが^^;

    というか、やはり「物語」なんで、お芝居みたいな感じで、大将を笑わせたりしています。
    従う将兵がそれを見て「おお!」と思う。
    それを見ている観客の方=読者の方に、そうなるよね、そう来たか、と感じてもらえるように^^;

    そして、たしかに仕事でキツくても、リーダーが笑っていたら、うまく行けるんだよな、と思えますね^^;

    ありがとうございました!


  • 編集済

     こんばんは、御作を読みました。
     オリジナル項羽は鉅鹿の戦いにて、退路となる船を壊し、飯窯を捨て、自軍より何倍も多い秦軍を、数に劣る楚軍で(当然ながら薄っぺらく)包囲して殲滅しました。
     やっぱり彼、おかしいわ(^◇^;)
     軍略家としては大陸最高峰の韓信ですら一勝一敗だし……。
     一方、自称した元繁さんは、うん、はい。
     元就さんという相手が悪かったかなあ。面白かったです。

    作者からの返信

    背水の陣って、言うは易しなんだよな……と思っていると、実際にやっちゃう項羽さんや韓信さんはやはり化け物(笑)
    しかも、勝っちゃうし^^;

    そんな項羽さん、人材がいればというか、幕僚をもうちょっと大事にすれば天下を取れたのに……でもそれじゃ項羽さんじゃない(笑)
    リマジ項羽と化した元繁さんですが、人材がいないところがよく似ている^^;
    いや、熊谷さんの仇を討とうとしたり、熊谷さんの負けを責めていないところは立派なんですけどね(笑)
    ……そういう心理も読んで来る相手と戦ってしまったのが運の尽きでしたね、たしかに^^;

    ありがとうございました。

  • これは!!
    微妙な算盤勘定ですな!!

    安芸の項羽、武田元繫、どうなる!!
    なにやら、日本人の判官びいきが、私の中でうずいて来てます。

    作者からの返信

    資料をよく見ていくと、「五倍の兵力」「五つの陣立て」と、「五」が強調されていますが、ちゃんと算数をすると、安芸武田軍の「五分の一」と、毛利・吉川連合軍の「全軍」がぶつかることになり、その瞬間においては毛利・吉川の方が兵数が上という……。

    果たして、元繁はそのあたりに気づいているかどうか。
    軍師というか、頭を使うことができるかできないかが、分かれ目の瞬間ですね。

    ありがとうございました。

  • まんまと元就たちの企みに
    引っかかってしまうのでしょうか?元繁さん。
    はてさて、どうなるのでしょう。
    大軍を率いて攻めにかかる元繁軍団に
    少ない兵力を活かして元就はどう戦うのか。
    今後の展開にますます目が離せません!

    作者からの返信

    拙作というか、私が書くものは大体が、史実通りに進行していくのですが、安芸武田家が五段構えで攻めかかったのは本当らしいので、そのまま採用しました。
    元就が熊谷元直を撃破している時点で五倍じゃないと気づけなかったのか、あるいは麾下の国人たちの都合(そんな都合よく「群れ」になれるかとか有ったのでは)でしょう。

    それでも「段」ごとに順繰りに波状攻撃を仕掛けて行けば、まだ安芸武田家は勝てる可能性が大きいのですが……よりによって相手が多治比元就(=未来の毛利元就)だったという……^^;

    ありがとうございました。

  • 腹心なしで、兵力を裂き、さらに遊兵を作るとは……。
    やっぱり慢心というのは恐ろしいものですね。

    とはいえ、まだ3千強の兵。
    強敵であることは間違いない。

    さて、元就はどうする?

    作者からの返信

    この「五段構え」にしたというのが、おそらく史実なんですよね……^^;
    多治比、毛利、吉川(宮庄経友)、安芸武田、熊谷、伴&品川のそれぞれの兵数が伝えられており、それでこの「五段」という記述が出てくると、元就はこの「五倍」の心理を衝いたんだよ、という意図が透けて見えてきます。私の錯覚かもしれませんが。

    しかしおっしゃるとおり、三千余の兵力で波状攻撃をしかければ、たとえば北条氏康とか長尾景虎だったら、恐るべき破壊力を生むでしょう。
    ……ここからが、元就の乾坤一擲の賭けが始まります。
    「結果」から見ると、多治比の緒戦から仕込みが始まっていたらしいのですが……果たして。

    ありがとうございました。

  • この頃の戦は、数だけで見てしまうと、兵力が少なく感じてしまいがちです。しかし、元就側も、元繁側も貴重な兵力をもって決死の生き残りをしていますね。

    二人の戦いから元和偃武(1615年)まで、あとおよそ100年。そう考えると、気が遠くなる思いがしますね😅

    作者からの返信

    いわゆる江戸時代でいう「石高」で見ると、この少ない兵力でも、そこまで兵数=人口があったのかという視点もあるみたいです。
    まあ、軍記物や、自家アゲアゲの資料が主体なんで、話半分でとらえた方が良いと思いますが^^;
    でも、たしかにおっしゃるとおり、特に元就は必死だったんでしょう。後がありませんからね。

    この時代、室町後期の、まだ応仁の乱の「におい」が残っている時代ですからね。
    元就の孫の時代で、ようやくエンド(元和偃武)を迎えることになりますが……果たして元就はそこまで考えられたのかなぁ^^;

    ありがとうございました。

  • 覇王の戦。

    しかし、沽券などに関わっていてては、よい戦などできないとは思いますが。

    作者からの返信

    自称「覇王」なので^^;
    安芸武田家は守護とか守護代とか、そういう伝統的な武家の親玉としての面子がありますから、ホイホイ作戦を変えていては面子にかかわる、と武田元繁は考えた、という設定です。
    かつ、そういう思考の硬直を、元就が狙ったという設定です。

    ……元繁のミスでありつつ、元就のポイントゲットなところです。

    ありがとうございました。


  • 編集済

    「高祖たる多治比元就は、項羽たる、この武田元繁を撃滅する運命?」……そう思わせる計略だったのですね。巧みな伏線に気づきませんでした。(^_^;)

    激情家……カリスマと言われる人にありがちな性癖ですよね。ひと頃までの中小企業経営者の典型のような。そういえば、昨今、カリスマって耳にしないような気がしますが、社会のフェーズ(テレビ人の好きな言葉)が変わったのでしょうか。(笑) わたしは冷静沈着型が好きで、激情家が吠えたりすると「ばっかみたい」と見ていました。

    作者からの返信

    さんざん「項羽」「項羽」と伝えられる武田元繁。
    で、一方の元就はどうなんだろう……と調べると、案の定、「劉邦」の相があると伝えられていて……。
    もしかしたら、こういう心理作戦があったのでは……というのが今回の話のネタでした^^;
    毛利家の後付けの伝承かもしれないので、話半分と考えておいた方が良い話だと思いますが。

    まあ私も短気な方なんで、他人の事は言えませんが、情が濃い人が、そういう「激情家」と喩えられてしまうのでは。
    他人のために泣けるとか、そういう意味で発揮されれば、まあ浪花節とかで済まされるんでしょうが、己の感情オンリーで激されてもねぇ……おっと、コイツも他人の事が言えねえや(何故か江戸弁(笑)

    ありがとうございました。