07 天性無欲正直の人への応援コメント
経久と元繁のやり取りには、この当時の緊迫感が伝わってきますね。織豊時代にはない、生き残りをかけたやり取り。戦国時代初期の空気感が味わえます。
作者からの返信
自分を退治に下向してきた人間を、味方にしてしまうという裏技……「ありえへん」と思ったものです(笑)
その「ありえへん」が伝わって何よりです^^;
おっしゃるとおり、下剋上や裏切りが横行し始めた戦国時代、その好例だと思います。
信長や秀吉にこれをやったら族滅ものでしょう^^;
ありがとうございました。
編集済
07 天性無欲正直の人への応援コメント
天性無欲だけど国盗りに対する欲は人一倍……矛盾の極致ですよね。(^.^)/~~~
たしかに正直や率直に勝る力はありませんよね。仕事でいろいろな立場の男性たちと渡り合って来ましたが、小物ほど威張り散らして虚栄(警戒)心が強い一方、大物はすぐに謝ってくれるし、悠揚迫らぬというか、茫洋としてつかみどころがありませんでした。
白粉だらけの京女は薄い……自分というものを持っていないから、一緒にいてもつまらないということでしょうか。あの時代でも強い女性が好みだったんですね。
作者からの返信
天性無欲だけど領土欲は旺盛……これが史実だから困るという……^^;
ジョージ・ワシントンも、正直こそ外交の基本と言っていたと思いますので、尼子経久も、わりと正直に国盗りに邁進していたのでしょう……というか、国盗り以外は恬淡としていて、嘘をつくという発想が無かったかもしれません。
ちなみに、意外とケチなところもあって、瓜を切る時は自分で切っていたそうです。
瓜の実の部分をちゃんと切り出さないと勿体ないと言って。
いや、自分で切るあたりが、やはり大物だよなぁと私は思います。
文句を言うなら自分でやろうというあたりが凄い、と。
京女さんは、夫に従うという心で頑張っていたんですが、それが逆に武田元繁さんからすると、何でも「はい」しか言わないけど、これでいいのかという感じでしょう。
実はこの京女さん、わりと強烈な男が好みであることが後に判明するんですけどね。
それはさておき、では拙作の中において、強い女性といえば誰かというのが、後々に響いてきます。
ありがとうございました。
編集済
06 安芸(あき)武田への応援コメント
引く手あまただと誤解している雪……って、あのねえという感じです。(*''ω''*)
本作の四谷軒さんの筆致、既作とは明らかに進化していらっしゃいますよね。読者を楽しませる仕掛けというか余裕というか。なんとなくですが、まだ幼いお嬢ちゃんに雪のイメージを重ねていらっしゃるのかな……なあんてね。(^_-)-☆
日明貿易は島津家の専売特許という偏った知識しかないわたしは、中国地方でも盛んに行われていたと知り、驚いたり、よく考えてみれば当然だと思ったりです。
カクヨム生活の必然的なプロセスでしょうか、最近、フォローさせていただいている作品が多くなり、正直、老眼には毎朝ひーひー気味なのですが(笑)、貴作だけは決まって最後に取っておいて、じっくり熟読させていただくことにしています。(´▽`*)
作者からの返信
この年頃の娘さんにありがちだと思うんですけどねぇ……モテ期到来の予感は(笑)
このカクヨムに来て数か月ですが、人気ある作品や実力ある作品に触れ、自分なりにブラッシュアップは重ねてきたつもりです。
一話あたりの長さ(短さ)とか、行間空けといった技法もそうです。
リーダビリティを増しておかないと、若い方は読みづらいだろうなぁと思いまして^^;
内容がマイナーで難しい歴史ものだと特に(笑)
雪姫は、アニメ「一休さん」に出てくる「さよちゃん」(寺に住んでいる女の子)がモチーフです。
彼女が成長したらどうなるか……というのを考えて。
わが娘は……まあ、もうちょっとインドア派ですから。弓とか無理でしょうし^^
日明貿易……大内家と細川家の対立が、中国の方でも争いを生みます。
「寧波の乱」です。
でもこのあたりに触れると、もう話が取っ散らかるので、これ以上は触れるつもりはありません^^;
私もフォローする作品が増えて増えて……^^;
なかなかな状況であるというのは同感です。
拙作については、別に後回しでも何でもOKです。
私が貴作にコメントしているのも、ある意味、好きでやっているので、そのあたりもご負担に思われず、お気を楽にしていただければと。
ありがとうございました。
06 安芸(あき)武田への応援コメント
嫁の貰い手からは敬遠されている雪が、自分では引く手あまたと誤解しているところ、ちょっと笑えました。
作者からの返信
いや多分、美人にはちがいないんですよ(笑)
それはこの後出てくる、女を見る目が確かな人物にも言われる予定です^^;
でも……うん、いわゆる残念美人の類なんじゃないんでしょうか。
応仁の乱の鬼吉川の孫で、梟雄・尼子経久に可愛がられているとか、ちょっと敬遠されても仕方ないと思いますし。
ありがとうございました。
05 兄と弟への応援コメント
陶晴賢の名前が出てきましたね🎵陶晴賢といえば、陣内孝則さんをすぐに連想します。この方、後に宇喜多直家役や、昨年の大河ドラマにも出演なさっていましたね。インパクトのある俳優さんですから、この物語を読む上で、登場人物を連想しやすいです。
まだ先のことかもしれませんが、この後の展開にも目が離せないです🎵
作者からの返信
やはり大河ドラマは印象深いですよね。
私も陣内さんのビジュアルが浮かびます。
癖のある役が嵌まる役者さんだと思います。
本当、大河ドラマのおかげで、毛利元就を描くのは助けられてます。キャラクタのビジュアルって想像しづらいので^^;
尼子経久とか、肖像画だと何か真面目そうな殿様なんで、やりづらいのですが、大河の緒形拳さんを思い浮かべると、梟雄な感じがして、やりやすいです。
ありがとうございました。
05 兄と弟への応援コメント
「百姓一揆」は聞いた事がありましたが、「国人一揆」は知りませんでした。
歴史の勉強にもなり、その上物語を楽しませて頂いています。
『興元は、己の内の下剋上への猜疑心がくすぶられ、それが自己嫌悪を招き、酒量を増やしていくのだった』登場人物の性格描写、さすがですね。
こちらも勉強になります。
作者からの返信
この国の中世の分かりづらさは半端ではありませんから、少しでも理解を……と思って、やらせていただきました。
「楽しませて」とも、おっしゃっていただき、感謝です。
毛利家は、歴代、酒毒で喪うパターンが多かったらしいのです。
で、興元の場合、京へ行かされたり、安芸では国人のまとめ役をやったりと、ストレスが溜まっていたのでしょう。
で、その酒への依存が、元就への屈託となる……負のスパイラルです。
興元も興元で、大変なんだよと言いたくて、書かせていただきました。
勉強になると言われて、まことに恐縮です。
ありがとうございました。
編集済
05 兄と弟への応援コメント
陶興房、NHK『歴史探偵』でもかなりの時間を割き、名将として取り上げていました。姓の感じからしてご先祖は渡来人でしょうか? 何か柳宗悦が愛した磁器を彷彿とさせますね。
安芸武田家は甲斐武田家と同族? 存じませんでした。武田は甲斐のみかと。
それにしても戦国の武将は兄弟に気を遣い、家臣に寝首を掻かれないように用心し、痛くもない腹を探られないよう家族を持つことも躊躇い、本当に大変でしたね~。
作者からの返信
大内家自身が百済王の子孫を称しております(おそらく日明貿易に有利だからでしょうが)。
で、その大内の傍流だそうです、陶家。陶という村を領したことから始まるみたいです。
武田家は、あと若狭にもあって(このあたりはそのうち述べますが)、どっちかというと、この若狭と安芸の武田の方が、武田本家っぽい扱いらしいのです。
でも結局は、甲斐の武田の方が思い切り目立った結果と、安芸武田は、よりによって毛利元就と敵対してしまった結果により、史上、武田信玄の名が燦然と輝くことに^^;
戦国時代の開幕である応仁の乱にしてからが、兄弟同士の骨肉の争いでしたから、それは安芸にも波及し、疑心暗鬼を生じたのでしょう。
元就自身、毛利を継ぐにあたっても悶着があったし……その辺の反省が、あの「三矢の教え」なんでしょうけど^^;
ありがとうございました。
04 国人一揆(こくじんいっき)への応援コメント
やはり元就、若い頃から女性に対しても策士でしたか。(笑)
志道広良は、大河ドラマでは中村梅雀さんがやっておられたような覚えがありますけど、違ったかな。
「毛利元就」も、ずいぶん昔になりましたね。
丁度こっちでは、元就の策略で尼子家が分裂の危機に瀕していますけど、すぐに逆襲に出ますので、覚悟しておいてくださいね。(笑)
作者からの返信
拙作の元就、策を弄してまで、とにかく距離を置こうとしています。そういう女性に対しては(笑)
何で離れようとしているかは、これから出していくつもりです。
鈍感だからとか、気持ちが分からないからではないところが、拙作の元就の面倒くさいところで……^^;
志道は梅雀さんで合ってます。私も見ていました。富田靖子さんの背中ヌードとかあったりして、意外と刺激的だった印象です。うん、大分経ちましたね^^;
新宮党は、臆病野州さんがいた頃は良かったんですけどね。しかしイイ奴ほど早く死んでしまいますから……よりによって陶晴賢にぶつかるとか……。
それでも、ここから、尼子晴久の時代からが尼子全盛期ですからね。こっからが尼子のターンというわけですか^^;
オラ、ワクワクすっぞ! ……という気持ちで臨ませていただきます(笑)
ありがとうございました。
編集済
04 国人一揆(こくじんいっき)への応援コメント
NHK『歴史探偵』では、ずばり元就を下剋上の代表として取り上げていました。「心配性が幸いして、中国10か国の大大名まで上り詰められた」と。
なんだか急に元就に脚光が当てられている感じがしますが、もしかしてブームが来ているのでしょうか。だとしたら貴作の発表は運命的なグッドタイミングですね!👏
雪、可愛い。元就は「おや、そなたは……」とか言っちゃって。(^_-)-☆
作者からの返信
菊池寛先生によると、早雲と家康を足したら元就で、だけど元就は家康より性悪とか書かれていましたが(笑)、そんな風な取り上げられ方をしていたのですね。
NHKとしては、大河ドラマで取り上げたという実績があるから、そこは攻めの姿勢なんじゃないでしょうか。厳島の毛利みたいに(笑)
……いや、「河越」やったから、次は「厳島」にしてみるか、という単純な発想が起点でした^^;
で、元就を理解するために、彼の人生の軌跡をたどろうとしたら「若殿」や「西の桶狭間」になっただけなんです。
でも、何かそういう風に言われると縁というのを感じますね。
雪……もうちょっとおしとやかなイメージで書き始めたつもりが、どうしてこうなった(笑)
元就が何か距離を置いているせいだと思いますが。
何で距離を置こうとしているかは、おいおい……^^;
ありがとうございました。
編集済
02 吉川(きっかわ)の城への応援コメント
やだ、雪さん可愛い💕
そして…… 元就は確信犯での知らんぷりですか!
そうと知りながら、矯めつ眇めつ見つめたと。
中々の男ですね、これは。
戦そっちのけで、こっちの話を追いそうな自分が怖いです。
オッサン祭りの中にも、彩りを見つけるのが好きでしたが、女の子が入ると華やかで良いですね(^^)
作者からの返信
拙作の元就は鈍感でもなく、のちの知将なので、言動から、相手がどう思っているか察知できてしまいます。
なので、雪がなんでこんな対応なのか、察しているという……^^;
じゃあ何故、その上で塩対応をするのか、というのがこの物語の裏テーマだったりします。
オッサン祭り……美少年の弁千代くんもいましたけど(笑)、やっぱり女の子も描かないと、朝読には不向きなのかなと思って、出してみた次第^^;
ありがとうございました。
編集済
03 鬼吉川の姫への応援コメント
NHK「知恵泉」でも、下剋上の象徴として元就を紹介していました。
「子どもの使い」の元就が頭の中でめぐらす叡智、いいですね。
あっちへ就いたりこっちへ就いたりは戦国の日常。体幹をぐらつかせずに如何にうまく大波小波を乗りこなせるか、サーファーのようなものですよね、当時の武将は。
雪を次の間に忍ばせたのは、狂言回し的な役割を与えられたのでしょうか?
作者からの返信
出自が今一つはっきりしない道三や早雲と比べ、子孫のおかげ(笑)で、国人出身というのが分かっている元就は、下剋上のサンプルとして最適かと思います。
拙作の元就は、まあ知将なんで(笑)、頭はいい方に描いています。そのため、叡智とおっしゃっていただけると嬉しいです。
雪さん……政治漫才ばっかりだとアレなんで、ホームドラマ的なこともやってみました^^;
実は狂言回しまでは意識してませんでしたが、うまくやってくれました(笑)
ありがとうございました。
03 鬼吉川の姫への応援コメント
緊迫した場面なのに、私も兄妹たちを微笑ましく見ちゃいました。
雪が可愛すぎます。「ばかですか!」って勇ましいですね。さすが姫。
お兄ちゃん、うるさいからって頭叩いちゃダメですね。笑
元就はやはり聡明ですね。続きが楽しみです。
作者からの返信
お星さまもありがとうございます!
ごつい男たちの政治漫才ばっかりだと何だなぁ……と感じ、兄妹登場(笑)
末っ子の妹の気が強いというのも、兄貴の拳骨というのも、一昔前のホームドラマ的な雰囲気を描きたかったのです。ご容赦あれ^^;
元就は地頭は良い方に描こうとしていたので、聡明とおっしゃっていただけると嬉しいです。
ありがとうございました。
02 吉川(きっかわ)の城への応援コメント
雪と元就のやり取りから、古より日本に伝わる(?)ラブコメの波動を感じました😄というか、「たんぽぽ」って漢字だとあんな風に書くんですね🎵
作者からの返信
「河越夜戦」はオッサン祭り(笑)だったので、今度はちがう路線に挑戦してみました^^;
タンポポ……古文か俳句の授業で習った気がするのですが、昔風な感じがするので、つい使っちゃいました♪
ありがとうございました。
編集済
02 吉川(きっかわ)の城への応援コメント
「……いや、無いな」← 元就のいけず~!(≧▽≦)
初恋の若武者に寄せる雪の乙女心がいじらしいです。
名門・吉川家を率いる元経の深謀遠慮に共感しました。
作者からの返信
拙作の元就は、心理を読むことに長けているし、後の知将なので、実は雪のことを分かっていたりします。分かっているのに、なんでこんな対応なのか……それはこれからということで^^;
吉川家の立ち位置、この時点で結構微妙なんですよね。
ここから下った時代だと、親尼子派として、逆に毛利を攻撃してくるのですが、そっちの方がむしろ分かりやすいんですが、この時点だとなぜか毛利とも親しくして、そして同盟に……という立ち位置です。
その辺、何でなのかという疑問があり、この辺(と次回)を書かせていただきました。
ありがとうございました。
02 吉川(きっかわ)の城への応援コメント
若き日の毛利元就の才が試されますね。
わたしも小倉山城ではないですが、吉川元春の館跡に行った事があります。
なかなかの山の中ですよね。現在の国道261号線が主要街道だったのかなと思いますが、当時の交通事情など考えると興味深いです。やはり、せいぜい数人横隊で進軍したのかな、とか。
でも雪さん、残念……。(笑)
作者からの返信
広島県って意外と山が多いなぁという印象です。
(実は、修学旅行で広島市と宮島しか行ったことがあるだけで、あとはwikipediaとにらめっこだという……)。
やはり山口(周防)と出雲の二大都市、それと宮島(瀬戸内海)への陸路なり水路(川)なりに根付いてきた勢力なのかなぁと想像します。
だからこそ、大内と尼子の争覇の場となってしまったのやも……。
雪さん、頑張れ^^;
拙作の元就は鈍感でもないし、頭も良いので、実は察しているんですけどね……。
ありがとうございました。
編集済
01 多治比の若殿への応援コメント
為政者が国許を留守にすると、日頃の不満が噴き出して謀反の芽を育てる。
それは現代でも同じでしょうから、トップは外遊の時期を慮るのでしょうね。
比較にもなりませんが、わたしも仕事時代、泊り出張には気をつかいました。
武人が入り乱れた群雄割拠、描写が的確にして簡潔なのでよく理解できます。
信濃もむかし戦国の草刈り場の不名誉を負いましたが、中国でもねえ……。
「そういえば、その時、もうひとり……」の尻切れトンボ作戦、ずいぶん気を持たせ……いえ、何でもありません(笑)。
作者からの返信
クーデターがその最たるものなんでしょうね。
大久保利通が外遊に→西郷隆盛が……みたいなのも、そういうきらいがあると思います。
泊り出張……たしかに。上の不満を言うのは、下の特権ですが、出過ぎると……ですね^^;
中国地方って、結局、中央の動向の影響をもろに受けているところがあって、右往左往していて……そのあたりの説明が煩雑なのが、毛利や尼子や大内を描いた作品の少なさに起因していると思うのです。大河ドラマの制作陣も苦労なすったと思います。
尻切れトンボ作戦……まあ、どうせ明日見られますから、というところで(笑)
新聞小説のノリでやらせていただいております^^;
ありがとうございました。
00 プロローグ 安芸の宮島への応援コメント
新しい物語が始まりましたね🎵今度の舞台は中国地方。かなり昔ですが、大河ドラマでも毛利元就のお話がありましたね🎵それと同じぐらいに今から楽しみです🎵毎日、楽しみに待っています😄
作者からの返信
そうなんです。
河越夜戦を書いたから、じゃあ厳島合戦かという何も考えていない発想(笑)があり……でももうちょっと青春風味が欲しくて……有田中井手の戦いです^^;
大河ドラマ、私も見ていました。
この大河ドラマがあるから、今さら自分が書かなくてもいいだろう……そう思っていた時期が、私にもありました(笑)
でも何か、自分なりに書けるところがあるのでは、と模索しているうちに思い至り、書いてみました。
その偉大な先達である大河ドラマと同じくらい楽しみとおっしゃっていただいて、まことに恐縮です。
ご期待に沿えればと切に祈る次第です。
ありがとうございました。
編集済
00 プロローグ 安芸の宮島への応援コメント
いよいよ始まりましたね、壮大なスケールの戦国物語。
導入部で前作の記憶がありありと引き出され、私の記憶もこれでなかなか……作者そっちのけで妙な自信を持ちました。(*‘ω‘ *)
申し上げるまでもありませんが、あの短編がそれだけ秀作だったという証しであり、あのときすでにこの長編を温め始めておられたのかと、その後の不気味な(笑)長い沈黙を含め、いまさらながら敬服しております。
いくつかの既作と異なり、頭から「雪」という愛らしい女子を出して来られたことに、女性の読者も、より親近感を抱かれるのではないでしょうか。漢たちの群雄割拠に混じって弓取り名人の雪がどのような活躍を見せ、魅力的な女性として成長していくか楽しみです。
作者からの返信
お星さま、ありがとうございます。
恐れ入ります。
作者としては、前作から継続して書いていたりします(今も、本作の次のを書いていたりします)。
まあ、何となく、河越夜戦を書いたら、じゃあ次は厳島合戦かなという安易な発想(笑)があり……あと、執筆開始時点で「河越」は朝読部門から落ちていたので(一般部門で通過していましたが、私としては「落ちた」と思っていました)、そのあたりの反省を込めて、まあいろいろとやっていたところが、反映されたのではと自己分析している次第です。
ですので、「不気味な沈黙(笑)」なのですが……実は継続して執筆していたのです。単に推敲とかしていたら、こんなに経っていたという……^^;
女の子を出そうというのは、「河越」の反省点のひとつです。
「河越」はオッサン祭り(笑)だったので、もうちょっとこう……若い男女というのを出してみようと思ったのです。
このことにより、厳島合戦ではなく(元就が還暦前なので)、さかのぼって、この有田中井手の戦いに着目したのです。
実は、その有田中井手の戦いについて調べるうちに、「こじき若殿」の素案が出来上がり、これは独立して書こうと思って書いたという裏話があります(笑)
さて、「雪」。登場人物紹介でネタバレしていますが、妙玖夫人です。大河ドラマという偉大な先達があるので、この娘をどう描いていくか、模索しながら書いていました^^;
頑張ります、というところですが、もう脱稿していますので、どうぞご覧くださいとしか言えませぬ。ご容赦ください^^;
ありがとうございました。
00 プロローグ 安芸の宮島への応援コメント
冒頭からぶっ飛ばしてますね。
若い時分に経久と元就、それに妙玖夫人が厳島で会っていたという設定。舞台も含めて凄いと思います。
早く女房のところに行きたい、とかお手紙書いちゃうほどにラブだったようなので、2人の恋の行方にも注目したいと思います。
作者からの返信
「つかみ」をなるべくキャッチーなものにしたくて……^^;
で、このお話は広島が舞台なんだよ、ということを言うために、敢えて「安芸の」宮島を設定しました。
まあ元就は少年時代に厳島神社で、「天下を取ると思って初めて中国が取れる」という、ある意味、厨二な発言をしているから、宮島にいてもいいか、と。
そこまで考えたら、妙玖もいた方が、出会った方がドラマチックだなぁと思い、なら付き添いが必要→せや、尼子経久や! ……という発想です。
いや、最初は経久を出すつもりは無かったんですけどね。黒幕はこいつ、というナレーションだけにしようかと思ったんです。そしてこいつのせいで話が長くなるという……。
元就の手紙ネタ、出てきます(笑)
このネタを見抜くとは、おぬし、できるな! ……という感じです^^;
ありがとうございました。