第30話、粗忽な幽霊、13

10人の中年男達を一纏めに荒縄で縛りつけ太郎丸は尋問し始めた

「なんでワイを人魚と思って撃ってきたんや!」

「人魚の肉を食べたら不老不死になるからじゃ」

「なんで河童のワイが人魚に見えんねん!」

「男の人魚はブサイクやから間違ったんじゃ」

「誰がブサイクやねん!!!指鉄砲!」

答えた男はびしょ濡れになった

「しかしよ、確かに人魚にハゲはいないずらよ」

「誰がハゲやねん!これは皿じゃ!!、指鉄砲!」

また別の男がびしょ濡れになった


「こんな気色悪い河童の肉よりも鶏肉の方が美味そうっぺ」

権米はあいかわらず、いらないことを言った

それを聞いたトコちゃんは激怒した

「てめえ!霊体じゃなかったら真っ先に

【誰が気色悪いねん!!!!】

「このゴキ虫野郎!おいらの言葉を遮るじゃねえよ!」

それを太郎丸から聞いた猟師達は口々に

「確かに気色悪いっぺ!」

「ハゲ、デブ、チビ、ブサイク、キショイ!!!!!!」を連発されて

太郎丸はプッツンきた

「おのれら!全員!水池地獄じゃ!」

太郎丸は地面に手を付けた

「秘儀!水池地獄!!!!!」

猟師達が座っていた地面が突然水になった

「うわ!なんじゃこれは!おら達は水の中にいるずらよ!」

猟師達が水面で騒いでる時に別の水面から女性の顔が現れた


「あれ?ここはどこかしら?」



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