第28話、粗忽な幽霊11
目的を果たした一行はあの世に帰ろうとしている
権米、為やん、サチ そして、、、
なぜかトコちゃんと太郎丸も付いて来ている
「なんで神様と河童がおら達と一緒に来てるっぺ!」
権米は不思議そうに言った
トコちゃんも太郎丸も面白そうだからという理由である
「旅は大勢の方がおもろいから別にええやん」為やんはお気楽である
「そうですわ、別にそんなことどうでもいいじゃないですか、めんどくさい笑」
サチも何とも思ってない
三人の幽霊達はお気楽なのに
神様と河童は仲が悪い
「なんでおいらがこんな河童もどきと一緒に旅しなきゃならねえんだよ!このゴキ虫野郎!消えな!」
トコちゃんは太郎丸に罵声を浴びせる
太郎丸に体当たりされたことが気に入らない、神様の沽券に関わるから
「じゃかしい!おのれが消えんかい!このアホンダラ!!」太郎丸も頭に血が昇ってる
鶏と河童二匹が道中でギャーギャーと罵りながら三人の後を付いてくる
「さて、おら達どうやって帰ればいいっぺかな?」権米は呟いた
為やんもサチも「さ~~?」と答えた
なんともいい加減な幽霊達であった
権米はトコちゃんに聞いてみた
「なぁ神様よ、あの世の入り口って知らねえっぺかな?」
「そんなのおいらが知るわけねえだろう笑」トコちゃんは笑い飛ばした
幽霊3人は人の目からは見えない
人が見えるのは鶏1匹と河童の太郎丸だけ
太郎丸は目立つ!
人間からすれば化け物にしか見えない
子供は泣く、年寄りは腰を抜かす、犬は吠える、大人は見ないように避ける
太郎丸が人の目に映ればトラブルしか起きない
だから物語になる笑
大人は太郎丸を見たら避けて逃げる
変な生き物が二本足で歩いている
やんちゃな子供は太郎丸に石をぶつけてくる
「このバケモンめ、wwww」
太郎丸がキレる
「このガキ!しばいたろか!!!、指鉄砲!!!」
石を投げた子供に対して太郎丸は指先から出た水で悪ガキを水びたしにして反撃をした、終始こんな感じである
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