第27話、粗忽な幽霊10

 「おいら子供の時は病弱でさ、いつも熱を出して寝てる時が多かったんだよ

おいらは寂しかったよ、その時に一緒に布団の中に入って添い寝して話してくれたのがあんただよ」

 「え?私は貴方様の寝屋の中に入り添い寝をしていたのですか、私は貴方様の母親なのですか?」

 「それが違うんだよな、あんたは人間ではないよ、子供の時のおいらとだけ会話できる人形だったのさ、今で言う生き人形という妖だったんだよ」

付喪神、器物も100年経てば魂を持つ妖怪になる

しかも人形は持ち主の愛情を長く注ぎ込まれたので妖になりやすい

「そうなのですか、わたしは人間ではなく人形の妖だったのですね…」サチは俯きながら悲しそうな声で答えた

(それで誰も私を思い出さなかったのですね)、人間ではなく私は妖

一時的なショックを受けたがサチは生来のめんどくさがりなので直ぐに立ち直った、「そっか、私は人形だったのか!まあどうでもいいわ!そんなこと笑」

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