第29話、粗忽な幽霊、12
「ドキューン!ピューン、バン!!!!」
太郎丸の横に何かが横切った
「なんや!なんや!なんや!なんや!なんや!なんや!!!!!!!」
太郎丸はびっくりした
トコちゃんは冷静に呟いた
「おいおい、水遊びじゃなくて本物の鉄砲の弾が飛んできやがったぜ」
「なんでや!なんでや!なんでや!なんでや!なんでや!!!!!」
太郎丸は慌てふためいている
「ち!外したか!」大勢の人間の男の声が聞こえてきた
「とうとう人魚を見つけたぞ!、今度は外すなよ!囲めよ」
トコちゃんは太郎丸に笑いながら話した
「おいおい、お前のこと人魚だと思われてるぜ 撃たれるぜ 笑」
「なんでわいが人魚やねん!わいは河童やで!」
太郎丸が人間に撃たれて剥製にされるのはどうでもいいが
自分まで巻き添えを食らうのは迷惑だとトコちゃんは考えた
「しょうがねえな、助けてやるか、この迷惑なゴキ虫野郎め」
トコちゃんは火柱を猟師達に撒いた
猟師達が隠れていた草むらは火に囲まれて次々の出たきた
「あつ!あつ!あつ!」突然火に囲まれた人間達は慌てて出て来た
全員で10人、むさ苦しい中年男ばかりだった
太郎丸は激怒して四方八方に水流を浴びせて
一人づつ体当たりをかまし相撲技で地面に叩き倒していった
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