概要
主人公の後ろこそ、最も安全で、最も強い場所。
竜の亜人である少女・タルトは、姉の長女・ロワと喧嘩をし、家出をした。タルトが逃げ込んだ先は、国とは認められていない『竜の国』――その下町だ。
同じタイミングで、長年、家出をしていた姉であり次女のテュアが、竜の国へ戻ってくる。
テュアは再会した妹のタルトを『とある理由』から外の世界へと連れ出そうとするが、ロワによって阻止されてしまう。当然、喧嘩中であるためロワの説得など聞かないタルトだ。
ロワは説得を諦めて、妹を牢獄へ入れることを決意する。投獄されたタルトの元に、今度は姉の三女・フルッフが姿を見せた。彼女がタルトに囁く。「――ロワを倒せばいい」
世界は不思議で満ちている。死にかけた生命にだけ与えられる異能。「僕はそれを『エゴイスタ』と呼んでいる――」
牢獄の中で、フルッフの提
同じタイミングで、長年、家出をしていた姉であり次女のテュアが、竜の国へ戻ってくる。
テュアは再会した妹のタルトを『とある理由』から外の世界へと連れ出そうとするが、ロワによって阻止されてしまう。当然、喧嘩中であるためロワの説得など聞かないタルトだ。
ロワは説得を諦めて、妹を牢獄へ入れることを決意する。投獄されたタルトの元に、今度は姉の三女・フルッフが姿を見せた。彼女がタルトに囁く。「――ロワを倒せばいい」
世界は不思議で満ちている。死にかけた生命にだけ与えられる異能。「僕はそれを『エゴイスタ』と呼んでいる――」
牢獄の中で、フルッフの提
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?