――何のために、誰のために、その力を振るうのか?
世界大戦は起きず、小さな紛争やテロが繰り返されていた。
世界はアジア軍事共同体(Asian Military Union)とメニティ合衆国(Unidet States of Menity)その実質的な機動部隊である国連軍(United Nations Armament)が睨み合っている。
そんな時代の中、国連軍に所属している民間軍事会社『スレイプニール・アームズ社』はある試作機動兵器を受け取るために行動する。
傭兵パイロットであり、戦闘員の<ユーリ>はそこで新世代型『ストライカー』のパイロットとしての任務を託される。
そして、その機体のコクピットには<ヒカリ・タカノ>という少女が乗っていた――
繰り広げられる陰謀と惨劇、真実と欺瞞、与えられた任務の狭間で傭兵と少女は何を見出すのか……?