3
「おにいちゃんさあ、なんでうちだったの?」
「……」
単なる疑問でしかなかった。
それ以上でも、それ以下でもなかった。
それは、ちゃんと私の声にも乗っていたと思う。
黙ってごりごりと
「……そうだな。うーん、ダメだ。どうやっても、こればかりは後付けの理由にしかならないよ」
「つまり、衝動的かつ通り魔的犯行と解釈してオーケー?」
「……反論もできないけど、人聞きが悪いなあ」
どうしてこうなったかなあ、と
それは
「……おにいちゃんは、何がしたいの?」
目的を問うと、おにいちゃんは返事をせずに、またごりごりと
そのまま
逃げられないと観念したのだろう。
「それ、
色の白いは
その顔を至近距離で見る事に慣れている私も、さすがに一瞬だけ
「
「そっか。うん、丁度いい頃合いかもね」
長話になると
「……僕はね、
それは、
「
「
それでもかなりの
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