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「具体的には?」
「……慣れたもんだね、本当に。
回りくどい。いつも以上に回りくどかったし、それはすべておにいちゃんの責任であって、私に
私を
そうわかってたから、私は黙っておにいちゃんの回答を待っていた。
おにいちゃんは、はぐらかせそうにないと見て取ると、ふう、とため息をついて口を開いた。
「死、だよ。僕のこれは、ちゃんと死ぬための旅だ」
「……退治されればいいじゃん」
「
おにいちゃんは、そう言って薄く笑った。
いつもよりも力のない、おにいちゃんにしては弱々しい笑いだった。
「死ねないのは罪人だ。
それなのに、僕に決定的な罪があったとはどうにも思えない。それが最初だ。もう、生前のことはほとんど忘れたけどね」
「……死刑って考えでいくなら、罪人は殺されるんじゃないの?」
ぼんやりと考えて、私はそう返した。
おにいちゃんは何度か
「……みぃちゃんは、ジャック・オ・ランタンのお話を知ってるかい?」
だから、私は黙っておにいちゃんの言葉を待った。
「ジャック・オ・ランタン。ランタン持ちのジャック。
伝説では、ジャックは生前悪魔と
それを
あるいは、あまりにもこっぴどく聖ペテロを
カボチャじゃないんだ。
そう真っ先に私は思った。
それは顔にも出ていたらしく、おにいちゃんは私を見てくすくすと笑った。
「アメリカへ移民した人達がカボチャを使い出して
そして同じような話はウィル・オ・ウィスプ、
どちらも、日本でいう
「おにいちゃんのお仲間?」
かさり、と
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