散り
「おにいちゃん」
――
今
今更、
なのに、
「おにいちゃん、
「おにいちゃん。私、何かした?」
「……何も、何もしてないよ……みぃちゃんは、なんにも悪くない」
そうだ、みぃちゃんは何にもして無い。
みぃちゃんは、
力を入れ過ぎて、強張った手をなんとか自力で引き
今にも
「……ほんとに、そうかなあ」
「みぃちゃん?」
でも何故?
「……ほんとのほんとに最初から言うならさあ、たぶん私が気づいちゃったから、だよね。おにいちゃん」
みぃちゃんはそう、
「それは……」
だが、
「だからさ、私は、その分の責任ぐらい、負うつもり、あるよ?」
「……………………みぃちゃん、何を、言ってるんだい」
何を言っているのか、
何の
だから、問い返そうとして、でもみぃちゃんの
みぃちゃんは唇を
「というか、ずーっとしてきてるし、おにいちゃんもわかってるもんだと思ってはいたんだけどな」
みぃちゃんは私を
「だって、おにいちゃん、ずっとここにいるし」
けれど、みぃちゃんは
「おにいちゃんはおにいちゃんじゃん。たとえ何をしてたとしても、私にとってはおにいちゃんだよ」
今
――
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