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おにいちゃんは少し目を見開いてから、しぱしぱと
「……そうだね、みぃちゃん。
みぃちゃんは本当に頭が良い子だね」
気付いていなかった訳ではないだろう。
単におにいちゃんが私を
それから、おにいちゃんはずっと
「……おにいちゃん」
「はーに?」
ぽりぽりと
さっきまでの怖い空気は完全に鳴りを
その時点で、私はなんだか無性に腹立たしくなってきた。
「説明とか何もなしなの」
「んー、説明したところで、ねえ。
みぃちゃん、その感じだと父さん、母さんに言う気ないだろ?」
対戦結果だけが表示されていた画面が、おにいちゃんがボタンを押したことで、メニュー画面に戻る。
「それはおにいちゃんの説明次第」
「逆に説明しなければ絶対言わないってことでしょ。
あと、みぃちゃん一人中途半端に
ぽりぽりと
そして、
「おにいちゃん!」
私の抗議の声に、おにいちゃんは少し面倒くさそうにため息をついた。
「……じゃあ、今は一つだけみぃちゃんの質問に答えたげるよ」
だから、私はおにいちゃんにこう
「おにいちゃんはさ、何?」
おにいちゃんは私をじっと見て、数回
「……そうだね、自分でも本当のところはどう言えばいいか、迷うとこだけど、吸血鬼、と言うべきなんだろうな、きっと」
その時のおにいちゃんの声は、
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