いたずら大好き竜のこそだては大変そう。でも楽しくて、ついついいっきに読めてしまう。竜一家のざまあは見物。
乙女ゲームのキャラクターに転生した主人公が、本来のエンディング(刑死)を回避するため、様々な苦労、冒険をする物語です。 悪役令嬢と銘打っていますが、本当に悪役なのは主人公ではなく、また後々、「ああ、そうだったのか」と膝を叩きたくなる隠し球が存在していました。 脇を固める登場人物たちも、ゲームのキャラクターを思わせる気の良いキャラクターばかりで、だからこそ読み進めていく内に、徐々に明かされている諸処の問題が、より印象に残っていったような気がしました。 この面白さ、もしできる事ならば、一気読みする事でこそ味わえるものだ、と強く感じています。
ドイツスキーなので、ドイツ名がたくさん出てきてワクワクしながら読みました。途中で「グレーテルのかまど」状態なのも個人的には好き。できればそのスキルを最初のエピソードに付け加えてもらえるとキャラの魅力がもっと伝わってよかったかな、と思います^^
悪役令嬢として終身刑にされそうで脱出した主人公。 とてつもない破壊力を持つドラゴンと仲良くなり、 精霊の力により迷いの森と化した奥に棲み。 ご本人は静かに暮らしたいと思っているようですが、迷いの森の奥深くに強力なドラゴンを従える魔王にしか思えない状態。 今後、ドラゴンの力によって寿命を極端に伸ばして貰ってほとぼりが冷めた頃に人里に降りて平穏な生活が出来るのか。 それとも竜と交わり強大な力を手に入れて世に覇を唱えるのか。 周りに振り回されて喜劇と化すのか。 今後が楽しみです。
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