乙女ゲームのキャラクターに転生した主人公が、本来のエンディング(刑死)を回避するため、様々な苦労、冒険をする物語です。
悪役令嬢と銘打っていますが、本当に悪役なのは主人公ではなく、また後々、「ああ、そうだったのか」と膝を叩きたくなる隠し球が存在していました。
脇を固める登場人物たちも、ゲームのキャラクターを思わせる気の良いキャラクターばかりで、だからこそ読み進めていく内に、徐々に明かされている諸処の問題が、より印象に残っていったような気がしました。
この面白さ、もしできる事ならば、一気読みする事でこそ味わえるものだ、と強く感じています。