俺の彼女が吸血鬼なのにキラキラJKすぎる
「倉雲くんに読んでほしいweb小説を見つけたんだけど」
ある日の学校の昼休み、椎葉流紀は隣の席に座るクラスメイトに、スマホを取り出しながら、こう話しかけた。
「また庶民とお嬢様の恋の話か?」
「身分違いの恋の話だけど、違うよ。本日ご紹介する作品は、俺の彼女が吸血鬼なのにキラキラJKすぎる。八代明日華さんの作品です」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054896193333
「吸血鬼だと!」と予想外なことに倉雲奈央は驚きを隠せなかった。
「二人だけの恋の秘密――だけど彼女は隠す気ゼロ!? そんなキャッチコピーの作品なんだよね。明るいギャルのような吸血鬼の女子高生がメインヒロインです。五階にある部屋の窓から侵入できるフィジカルがスゴくて、キャラクター同士の掛け合いも面白い。そんな中で、個人的に良かったと思ったのは、吸血鬼の習性を作者が理解できていると思ったこと」
「えっと、吸血鬼の習性ってアレか? 十字架やニンニクが弱点だっていうのが有名だと思うのだが……」
「確かにそれは有名な話だけど、それじゃないよ。吸血鬼って他人に招かれないと家に入れないんだよね。家に来ていいよって標的に許可を貰えないと、自宅の敷居を跨ぐことすらできない。そして、一度許可を貰えば、いつでも侵入可能。第一話時点で初めて主人公さんの部屋に侵入したわけではないようなので、あの設定を理解しているのかと思った」
「そんなマニアックな設定、作者さんは知らないと思うぞ」
学級委員長の推測を聞いていた倉雲奈央は苦笑いした。
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