だめ。好き以外、言わせない
自室のベッドの端に座り、スマートフォンでWEB小説を読む。
そんな日曜日の昼間、椎葉流紀が見ているサイトのピックアップ欄に、こんなタイトルが載っていた。
だめ。好き以外、言わせない/美木 いち佳
https://kakuyomu.jp/works/1177354054889784763
強気な女性のセリフのような第一印象。気になった流紀は、リンクをタッチする。
「彼女は澄で俺は澱。彼は光で私は陰。高校生の初恋は、その境界で生まれた。」というキャッチコピーが表示され、隣のあらすじを読む。
女子生徒から人気を集める高校二年生の千早李一郎は、初めて見かけたときから同級生の兼行さや果に惹かれていた。澱と澄、光と陰。住まう場所の違う二人は、それでもーー。それぞれの感情がひとつの気持ちを気づかせる、高校生の初恋物語。
*
『えんむすびで、今夜』の登場人物・さや果の高校時代のお話です。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054888153633
このお話をご存知ない方でもお楽しみいただけるよう、独立したものにしておりますので、どうぞお手に取ってみていただけると、幸いです。
もちろん、ご存知の方には、見知った名前が登場しますので、クスリとしていただけるかもしれません。
どうやら、高校生の初恋を描いた作品らしいとあらすじから察した後で、彼女は読み進める。
流紀がまず思ったのは、構成力や文章力のレベルは高さだった。お世辞ではなく、本当に文章が読みやすい。感情移入できる描写力も良い。
『えんむすびで、今夜』という本編で、さや果はどんな活躍をするのだろうかという興味も尽きない。
本当にクオリティの高い恋愛小説であると思いながら、椎葉流紀は最終話までイッキに読み進めた。
そのあと、彼女は本編も読み始め、暇な日曜日が過ぎていく。
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