蛇と蛙の幸福論

 僕は君に笑わないで欲しいと思った……笑顔が恐いから……


 寝る前にweb小説投稿サイトにアクセスした流紀の目に、そんなキャッチコピーの学園ラブコメ小説が飛び込んできた。


 気になると思いながら、スマホの画面をタッチすると、タイトルが表示される。


 蛇と蛙の幸福論/しい

 https://kakuyomu.jp/works/1177354054895995592


 初恋の相手と死別した主人公の前に現れたのは、初恋の相手とは対照的な女の子。

 そんな2人の交流を描いた物語を自分の部屋のベッドの端に座って、読み進めた流紀は、なるほどと思った。


 死別した初恋の相手との違いは、性格だけではないという点も面白く、今でも初恋の相手のことを引きずっているような主人公も魅力的に感じる。


 そして、第4話で分かるヒロインの想いを踏まえて、読み返したくなる。


 果たして、この先、どのような展開が待っているのだろうか?


 そんな期待を抱きながら、流紀は続きを待ち遠しく思った。


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