引きこもりは、イメチェンした幼なじみに振り回される。
「オススメの学園ラブコメ小説は、引きこもりは、イメチェンした幼なじみに振り回される。@miplさんの作品です」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054896131396
静かなブックカフェの中で、椎葉流紀は正面に座る双子の妹と隣の席のクラスメイトにオススメのweb小説を明かした。
「引きこもりはラブコメの主人公になれるのか? そんな哲学的な雰囲気のキャッチコピーが付けられたこの作品。引きこもりの男子高校生が1年ぶりに顔を合わせた幼馴染に振り回される話です。この作品は、幼馴染の関係性がしっかりと描かれてると思うの。引きこもりになった男の子に対して、毎日のように学校に行かないかって根気強く誘う行動から、小さな時から一緒にいる男の子を気にかけているってことが伝わってくる。この1年間、本気で心配していたんだってことも分かるよ」
「いいんちょなら、学級委員長として、不登校になったクラスメイトの家に毎朝通って、学校に行くよう誘いそうだよなぁ」
流紀のプレゼンを隣の席で聞いていた倉雲奈央がボソっと呟く。
「そうかもしれないけど、幼馴染さんが尊いって言いたいの。この設定だけで、ごはん3杯は食べられそう」
流紀の反論に食いつくように、東野吹雪は椅子から立ち上がり、右手を前に伸ばした。
「私も同じだよ。不遇ヒロイン《おさななじみ》に光を!」
「不遇ヒロイン《おさななじみ》に光を!」
同じように立ち上がった双子の姉が、右腕を前に伸ばす。
そして、苗字が違う双子は手を繋ぎ、声を揃えた。
「不遇ヒロイン《おさななじみ》に光を!」
「お前ら、仲良すぎだろ!」と双子らしくシンクロした双子の姉妹を前にした倉雲奈央は苦笑いした。
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