魔法少女戦録ブレイズ　討滅の桜花 弐

魔法少女戦録アナザーストーリー、桜花編です。
レゾン編、ヴァンゼッヒ編と同じ時間軸となります。
本編より続きます。

地球と魔界衝突回避と言う戦いを越え、ようやく落ち着きを取り戻したかに見えた日本。
しかしその守護の力である三神守護宗家は、この上ない疲弊の只中にあった。

そんな中――宗家を代表するクサナギ裏門家を小さき身で担う少女は、己が背負った宿業に苛まれる。
それは他でもない先の戦いの最後―― 一騎打ちの名の元に、一人の魔導姫を討ち取った事に起因する。

彼女は慈愛の限りで少女と相対し、兵器である少女を人間として討ったのだ。
それは即ち刀と言う力にて、人と言う存在を斬り捨てたと言う事実。
背負った業によって、その手に刀〈力〉を手にする事に迷いが生じる少女――そこへ降りかかる野良魔族被害…続きを読む