寂しい
どうしようもないなって時に、
どうしようもないなって言えるみたいに、簡単に負けることが出来たらもっと楽に、もっと単純に生きていけるのに。
それをわかってて出来ないのは、まだどうにかしようとしてるからなのか、どうにか出来ないと思いたくないのか。
とにかく、それが寂しい、きっと夏なんて寂しい、やたらと飲み会が多い会社で、対して話すことなんてないのにぐたぐたと酒に飲まれて楽しげな雰囲気を出すのも寂しい、全部寂しい。
学生の頃は絶対に離れることがないなんて、思ってた友人が東京に行ってどんどん向こうの生活に取り込まれて行って、挙句恋人まで出来て、もう友人の中に僕なんてとうの昔にいなくなっていたことも、その程度だったことも、今は離れないと思っている人たちともそんなものすべてタイミングのせいだって、季節のせいだって、今だけだって、そう思ってしまうこともひどく寂しい。
こんな感情も朝になったらわすれるし、秋になったらもう覚えることもないんだろうから、それが一番寂しい。
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