保存
保存したままの文章というのはいつになれば完成するのか、この「20歳」にももう十何個か完成されずに公開されない言葉達がいる。思いついた言葉を思いついた時に並べるのが僕の文章なら、不意に思いついた言葉を書き留められるタイミングに書き留められたものだけが誰かの元へ届くんだろう。だったら、こぼれ落ちてしまったものはどうすればいいのか、どこかに溜まっているのだろうか。もう二度と思い出すことのできない彼らは死んでしまったと言えるのか。
そういえば昔、思いついたアイデアをその一瞬のものではなく永遠のものにできればいいのにと思っていた。そうすればとても価値のあるものになるんじゃないかと思っていた。だけど今になって思えばそれこそが価値を失わせるものなのかもしれないし、もはやそんなものに価値なんて言葉は似合わないのかもしれない。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます