少女、狙われる

 リリィが遺跡の奥深くに落ちて救出される出来事から数日が経ったある日のこと。


 骨董品屋アメリースも通常営業しており、以前のような日常が訪れていた。


 そして、この日の午後、リリィは遺跡には入らないで、地上を一人で素材探しをしていた。流石に例の落下してしまった場所に行かないようにして、別の場所で採取をしていた。


「この花は魔力を宿してるやつ・・・。こっちの草は薬になる・・・」


 リリィがいるのは遺跡とは関係の無い、小さな湖のほとりだった。


 実はこの湖、店の前を流れる川の下流にある湖なのだ。付近には遺跡は無く、自然の植物が湖を中心に群生しており、綺麗な広場みたいになっている。ただ、広場になっているといっても、一般人が簡単に来れる場所ではない。


 ルインの街から少し離れているというのもあるが、魔物や動物の水場としても活用されているので、襲われる危険があるのだ。ハンターでさえも魔物と遭遇するからという理由であまり近寄らないのだ。


「ふんふんふふーん」


 リリィは自然と口ずさむように鼻歌を歌いながら採取をしていると、近くの茂みから何かが近付いて来る音がした。


 リリィは音がした方へと光るリングが装着されている腕を出して構えた。


 以前のトラブルで学んだ、一人でも出来る魔物への対処法の一つだ。腕には事前に『カルテット・エレメンツリング』を唱えて装着することで、奇襲に対応できるようにしてある。


 がさ!!


 次の瞬間、リリィ目掛けて猪が突っ込んできた。


「ファイアボール!」


 リリィはすぐさま無詠唱で魔法を唱えて猪を丸焼きにする。


「あ・・・風とかで切り刻んだ方が素材として売れたかな」


 リリィは丸焦げになった猪の皮を見て呟いた。


「まぁ、牙は使えそうだし、普通の猪なら肉も食べれるよね」


 リリィはそう言うと『ゲートリング』を起動させて、骨董日屋アメリースの倉庫へと送った。


「ふぅ。それにしても今日は暑いなぁ。髪が汗でくっついちゃう」


 リリィは手で汗を拭いながら湖を見る。


「・・・・・・少しなら水浴びしても誰にも見られないよね」


 リリィはそう考えると言ったん採取をやめて、草陰で服を脱いだ。一糸纏わぬ姿になるとリリィは湖に足から入る。


「冷たーい!けど気持ちい!」


 リリィはそのまま身体に付いていた汗や土を洗い流した。


「やっぱ今日みたいな日の水浴びは最高・・・。ってもうちょっと胸大きくならないかな」


 リリィは洗い流している時に自分の胸を触ってそう呟いた。そして、洗い終わった後は身体を水に浮かせて漂ってのんびりと過ごしていた。


「っ!」


 そこで何かの視線を感じ、慌てて水に潜って身体を隠した。


「な、何?今の」


 周りを見渡すが魔物の気配もないし、人の気配も感じられない。だが、不安は残っていた。


「とりあえず出よう」


 リリィはそそくさと湖から上がり、軽く身体を拭いて服を着た。髪は濡れているがこれだけの日差しがあるならばすぐに乾きそうだ。


「・・・・何だったんだろう」


 この日、骨董品屋アメリースまで帰るまで、その時の視線を感じることはなかった。



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「ふぅ・・・今日もいい天気になりそう」


 朝早い時間、リリィは店の前で簡単に掃き掃除をしていた。この日もいつももいい天気で空は快晴だった。


「さてと・・・そろそろ朝ご飯の用意しようかな」


 そう考え、店の中に入ろうと身を翻した時


「っ!」


 リリィは何かの視線を感じた。


(これってこの前と同じ?でも・・・)


 リリィが辺りを見渡した時にはすでに視線を感じることはなかった。




「視線を感じる?」

「うん・・・」


 リリィは朝食を食べ終わった時に、最近感じる視線のことをアビーに相談した。


「それってお前のファ・・・じゃなくてお客の誰かじゃないのか?ほら、お前って結構人気あるみたいだし」

「でも視線だけで姿はないの。だから怖くなっちゃって」


 リリィは確かに見られるっていう点では、働いている時にお客から注目をされているのは知っている。ただ、それはいつも可愛がってくれている感じの視線であることが多いため、嫌気はさしてしなかった。


「うーん・・・姿がないか・・・ストーカーとかか?」

「っ!?怖いこと言わないで。ストーカーなんて嫌だよ」

「いや、俺だってリリィをストーカーみたいなことしたことあるしな」

「・・・・え?」


 突然の告白にリリィはきょとんとしてしまう。


「えっと・・・どういう意味?」

「そりゃあシャワーとか浴びて・・・い・・・って冗談!冗談だから!!」


 リリィの笑顔が怖くなってきたところでアビーは何を言っているのかに気が付き、否定を始めた。


「本当に?」

「ああ!お前がシャワーの時に胸を揉んでいる所なんて見てないぞ!・・・・あ」


 アビーは慌てて言ってはいけないことを言ってしまった。それに気が付いた時にはすでに時遅く


「なんでよりによってそんなところ見てるのよ!!」

「ぐほっ!!・・・中身出そう」


 リリィの拳が腹に抉り込み、アビーは先程食べた朝食が出そうになり口を押える。


「それにね!あれは・・・アリアさんから教えてもらったの!そうすれば胸が大きくなるって!」

「・・・・・・アリアってあのぺったん娘からか?」

「そうだけど・・・」


 リリィは教えてくれた人物を頭の中で思い出す。ハンター協会の第一部隊で赤髪をポニーテールにした自分より胸が小さい年上の女性の姿を。


「それって効果あるのか?」

「・・・・・・・」


 改めて考えてみると、効果が無いからアリアは胸が小さいのでは?と、リリィは考えた。


「・・・もうやめようかな」

「ってまだやってたのか」


 この方法では胸が大きくならない、リリィはそう決め込むのであった。


「ま、もし何か視線を感じることがあるんなら俺に言えよ?何とかできっかもしんねぇし」

「うん、ありがとう」


 こうして、いつも通りに店を開けるのだった。



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「なぁ、リリィちゃん」

「はい、なんでしょうか」


 今は接客中で会計をしているところだ。リリィが計算をしている時にハンターの男性が話しかけてきた。


「この間、仲間のハンターから聞いたんだが、最近女性ハンターを狙った犯罪が起きているらしいんだ」

「女性ハンターを狙った・・・ですか?」

「ああ、リリィちゃんはハンターじゃねぇが、外に出回ったりするだろ?だから気を付けてほしいんだ」


 お客のハンターはリリィから渡されたお釣りと商品を受け取りながら言ってきた。


「わかりました。ご忠告ありがとうございます」

「いや、俺には注意ぐらいしか出来ねぇからな。まぁ、リリィちゃんの実力なら逆に返り討ちにしてしまうかもしれねぇがな」


 そう言ってお客のハンターは店を出ていった。


 このハンターの客は、まだセレナに出会う前にリリィの魔法を遺跡の奥で見たことがあるハンターだ。だから、リリィの実力は知っている。


 因みに、少し前にあった大量の魔物の襲来でも、リリィは大半の魔物を討伐してしまう大魔法を使ったが、周りにはロイスの部下である第1部隊の人が大半だった。ロイスの計らいで、口外しないように言ってあるので、リリィがやったという事実はあまり広まってなかったりする。


 だが、あの大魔法は遠くからも視認が出来るほどの大魔法だ。協会からは知らさせていないが、あの大魔法を使える程の魔法使いがいるということだけは噂で広まっていた。



「女性ハンターが狙われる・・・か」


 今の話を聞いて思い出したのが最近感じる視線だ。基本的に外にいる時しか感じないので、こうやって店の中で働いている分には問題はない。だが、採取となるとそうも言ってられない。


「うーん・・・今度ロイスさんに相談しに行こうかな」


 ロイスはハンター協会のエースだ。それにハンター協会はこの街ルインの治安維持にも力を入れている。ロイスとは部署が違うが、ロイスは優秀で色々と手を出しているそうだ。この前、遺跡に落ちてしまった時、助けてもらってからの帰り道にセレナが教えてくれたのだ。


「おい!リリィ!見てくれ!」


 リリィが考え事をしていると店の扉を勢いよく開け放ちながら、アビーがバケツを持って駆け寄ってきた。


「アビーさん、お客さんがいないからよかったけど、もしいたら危ないよ?」

「いや!そんなことより見てくれ!」


 アビーはリリィにバケツの中身を見せた。


「どうしたの!?この魚の数!!」


 リリィは中身を見て驚いていた。時刻はまだ店を開いてから1時間も経っていない。それなのにバケツから溢れそうな量の魚をアビーは取ってきたのだ。


「いつもって昼前になって5匹ぐらいしか釣れてないよね?」

「そうなんだけどよ。今日は入れたら釣れるわって感じで、気付いたらこんなになってたんだ」


 アビーは興奮しながら説明をする。


「っ!!」


 その時、リリィは例の視線を感じた。方向はアビーが開け放ったままにしてある店の扉の外から。リリィは自然とそちらへ視線を向ける。


「・・・・・あ」

「ん?どうした?」


 リリィが目にしたのは大きな黒い鳥の姿だった。リリィの視線に気が付いたのか、大きな鳥は何処かへと飛んで行ってしまう。


「リリィ、どうしたんだ?」

「・・・大きな鳥が」

「鳥?」

「うん・・・、視線の感じた方を見たらいたの」

「・・・・・鳥か」


 アビーも真剣な眼差しをしてリリィが見ていた方を見る。すでにそこには鳥の姿は無かった。


「ううん、鳥が見ていたのは偶然ですよね。それより早くこの魚を捌いちゃいましょうか」

「・・・そうだな」


 リリィは気のせいと言うが、アビーにはどうもその鳥とやらに違和感を覚えるのであった。



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「やぁ、君の方からやってくるなんて珍しいな。って最近はそうでもなかったな」


 ロイスは椅子に座ってお茶を飲みながら言った。


「アビー殿も冷めないうちにどうぞ」

「ああ、あんがとな」


 アビーもセレナに渡されたお茶を飲んだ。


「で、今日はどうした?どうせリリィが関わっているんだろうがな」

「・・・・・・」


 ロイスはアビーが好んでこの場所、ハンター協会に来ようとしないのは知っている。あるとすれば大事な何かを守る時だけだ。


「あいつが最近やたら変な視線を感じるらしい」

「視線か・・・。お前が見ないようにすれば解決するんじゃないか?」

「変態ですね」

「俺じゃねぇよ!」


 視線と聞き、ロイスとセレナはアビーが犯人だと思ったようだ。


「冗談だ。だがすまない、それだけだとこちらも手の打ちようがない」

「まぁ、最後まで聞けって」


 ロイスの言うことも最もだ。視線なら街中に行けば嫌でも感じることになるのだから。


「今日の朝、リリィが視線を感じた先にいたのは大きな鳥だったそうだ」

「大きな鳥・・・。でも大きいといっても魔物ではないのですよね?」


 セレナが考えながら聞いてくる。


「俺も実際には見ていないからなんとも言えないが、リリィは魔物じゃないと思っているようだ」

「視線は感じるけど害意は感じられなかった、ということかな」


 魔物に睨まれると害意を感じる。これは魔物だけではなく、人や動物からも敵として相対するのであれば感じるものだ。少なくとも、基本は魔物に睨まれると害意を感じるはずなのだ。


「隊長、今の話で出てきた鳥というのは、例の事件とも関係あるのではないでしょうか?」

「例の事件?」


 セレナがいう事件に心当たりが無いアビーは首を捻る。


「最近街の内外問わずに女性ハンターが狙われる事件が発生していてね」

「一般女性ではなくハンターが狙われてるのか?」

「はい、それもそれなりに腕が立つハンターですね」


 ロイスとセレナの話だと、ここ1週間ぐらいで10人以上の女性ハンターが襲われる事件が発生しているとのこと。そして妙なのが、襲われた女性は金銭的な物や武器とかも取られずにいるのに、髪を切られて持っていかれているそうだ。


「女性ハンターの髪を盗むか・・・。髪の短い女性ハンターは襲われないのか?」

「今のところは襲われたという話は聞いていません。狙われているのはある程度髪の長い女性ハンターです」

「それならセレナやアリアはどうなんだ?髪長い方だろ?」


 アビーは女性ハンターで髪が長いセレナとアリアは狙われていないのか疑問に思い聞いてみる。


「ええ、今のところ視線は男の目線ぐらいしか感じていませんね。アリアも特に変わった様子はないそうです」

「ん~・・・何か目的があってのことなんだろうが・・・わっかんねぇなあ」


 この事件もよくわからない事件だとアビーは思った。


「で、俺の話した鳥とどういった関係性があるんだ?特に関係性を感じられなかったが」


 思い返すと特に関係は無いように思えた。


「襲われた女性ハンターの皆が、襲われる何日か前に大きな黒い鳥を見たという同じ証言をしたからです」

「そいつは・・・」

「アビー、できる限りリリィの側にいた方がいいぞ」

「ああ、もちろんだ」


 セレナの話が本当なら、リリィはいつ襲われてもおかしくなかった。現に大きな鳥を見ているのだから。


「それともう一つ、襲われた女性ハンターの証言によると、襲ってきたのは女性と思われるそうです」

「・・・・・女性が女性を襲うのか?」

「フードとローブを深く被っていたそうなので見間違いの可能性もありますが、最初の被害者以外はそう証言しています」

「ん?最初の被害者以外?」

「最初の被害者の女性ハンターは鳥に襲われたそうだ」


 最後はロイスが引き継いで説明をしてきた。


「え?鳥が髪を取っていったのか?」

「そうみたいだな。髪の毛を抜かれたって泣いて訴えて来たからな」


 鳥に髪の毛を抜かれて訴えてきたのもどうかと思うが、その鳥が何かをしているのは間違いなさそうだった。


「わかった。リリィが狙われている可能性が高いからには、俺が付きっ切りで傍で守る」

「そうしてくれ。こっちも調べてみる。何かわかったらまたこちらから出向こう」

「おう、サンキューな」


 アビーはこうしてハンター協会を後にした。



 --------------------------



「私もロイスさんに話があったんだけどなぁ」


 リリィは店から出るなとアビーに言われて、普通に店番をしていた。特に異常も無く、いつも通りの日常だった。


 ガタガタガタ


「さっきから風が強いなぁ・・・」


 窓の外を見てみると木々が風で揺さぶられていた。


「でも変な風・・・ってあれは!」


 リリィが窓の外を見ていると木に何かが引っかかっているのが見えた。


「と、取りに行かなきゃ!」


 リリィは急いで外に出て、気に引っかかっている物を回収しようとする。


「あれ?風が吹いてない」


 外に出ると風が強かったはずなのにぱったりと止んでいた。


「っ!」


 リリィは咄嗟に頭を下げる。そこに大きな鳥の鈎爪が通過していった。


「朝見た鳥!?」


 上空を飛んでいる鳥は朝見た大きな黒い鳥と同じように見える。


「リリィ!」


 どんっ!!


 アビーの声と共に何かを突き飛ばした音がリリィの後ろから響いた。


「アビーさん!」


 リリィはアビーの顔を見て一安心する。そして、アビーが突き飛ばしたものを見てみる。


「って、アビーさん!何女性を突き飛ばしてんですか!」


 倒れているのは女性だった。


「リリィ、奴の手を見てみろ」

「手って・・・っ!?」


 女性の手にはナイフが握られていた。そして、この女性はリリィの後ろから突き飛ばされていた。


「ま、まさか私を殺そうと・・・」

「いや、髪を奪おうとしたんだろうな」

「髪?」

「後で説明する。今はこいつらを何とかするぞ」

「こいつらって・・・囲まれてる!?」


 リリィが見渡すと物陰から10人以上の女性がさっき吹き飛ばした女性と同じ格好をして、取り囲んでいた。もちろん手には同じようなナイフが握られている。いや、何人かは剣や槍を装備しているようだ。


「リリィ・・・離れるなよ」

「う、うん」


 アビーは流石に殺すわけにもいかないので、リリィを庇うように拳を構える。リリィもいつでも詠唱が出来るようにと構えた。


『・・・・・・・・・』


 しかし、女性達は何もせずにそのまま何処かへと消えていこうとする。


「待ちやがれ!」

「危ない!」


 アビーがその内一人を追おうとするとリリィが前から抱き付き、無理やり押し倒してきた。そこへ、風を切る音と共に上空にいた大きな鳥が襲い掛かってきたのだ。


「くそ!邪魔な鳥だ!」


 抱き付いてきたリリィを肩に抱えながらアビーは立って鳥を見据える。


「っち、逃げやがったか」


 アビーが見た時には大きな鳥は遠くへと飛んでいくところだった。女性達もその時には姿を完全に消していた。


「あ、アビーさーん、どうなったんですか?」

「お?わりぃわりぃ」


 アビーは投げ出すわけにもいかなかったのでリリィを肩に担いだのだ。そのため、リリィは状況が飲み込めていなかった。


「っ!お尻を揉まないでください!!」

「いいじゃねぇか。せっかくピンク色のパンツも丸見えなんだから」

「いやぁ!!早く!早く降ろして!」

「わかったわかった」


 アビーはリリィを降ろしてやると、顔を真っ赤にしてアビーを睨んできた。流石に殴られるかと思ったアビーだがその衝撃はやってこなかった。


「・・・どうした?」

「助けてもらったから殴るわけにはいかないでしょ・・・。その、ありがとう」


 最初の女性に気が付かなかったリリィは、アビーがいなかったら危なかったと考えていたのだ。


「ま、俺も間に合ってよかったよ。それよりなんで外に出たんだ?店の中にいろって言ったよな?」

「う、それは・・・その」


 リリィはあれが木に引っかかっていたからと言えないでいる。


「ああ、こいつを取ろうとして出て来たのか?」


 そう言いながらアビーはリリィの白いフリル付きパンツをズボンのポケットから取り出して広げた。


「っ!広げないで!見ないで!」


 リリィは慌ててパンツをアビーの手から取り戻した。


「ははは、洗濯物が飛ばされるなんてな」

「もう!知らない!」


 リリィは照れながら店へと戻っていく。


「・・・・・それにしても、さっきのは人間だったのか?」


 アビーは先程、女性を突き飛ばした時に感じた違和感が頭から離れなかった。

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