少女、日常へ戻る?

「う・・・ん」


 リリィが目を覚ましたのは、まだ外が暗い時間だった。まだ眠かったリリィは近くにあった何かに抱き付き、心地良い安心感を得て目を瞑る。


「んふふ・・・」


 リリィはそのまま何に抱き付いたのか確認せずに眠りに就いた。



 そして、陽が昇る頃。


「・・・・・え!?」


 リリィの目の前にアビーの顔があった。アビーはまだ眠っているらしく、静かに寝息を発てていた。


(あ、そっか。昨日アビーさんの部屋で寝たんだった)


 リリィは昨晩のことを思い出した。


(・・・こう見てると可愛い寝顔かも)


 リリィはアビーの寝顔を見てそう思った。窓から差す朝日の光は明るくなってきたので、少し名残惜しいがリリィは起きることにする。


「あ、あれ?」


 リリィは起き上がろうとするが、何かが引っ掛かって布団から出られなかった。


「ん~~!!」


 リリィは力を入れて出ようとすると


「にげるな~」


 アビーが寝言と共にリリィを引き寄せてきた。


「わわ!?」


 アビーの力に敵うわけがなく、リリィはそのままアビーに抱き付かれてしまう。


「ア、アビーさん!」


 リリィはアビーを起こそうとするが、アビーはリリィを巻き込みながら寝返りを打ち、アビーの手がリリィの服のスカートの中に入ってきた。


「そ、そこは!」


 アビーの手は器用にリリィのお尻を掴んできた。


「ア、アビーさん!?起きてるでしょ!!」


 リリィは勢いよく離れる。その時、足から何か抜けたが、それどころではない。そして、ベッドから下りてアビーを見ると、目を開けていて笑っていた。


「あはは、バレたか」


 まるでその笑顔はいたずらっ子のようだ。


「流石にわかりますよ!」

「それより、ほれ!」

「わわ!」


 アビーはリリィに向かい白い何かを投げてきた。


「さっき脱げたお前のパンツだ」

「~~っ!!」


 リリィは自分のお尻を触りパンツを穿いていないことを確認した。


「朝ごはん抜き!」

「わ、悪かったからそれだけは!」


 二人はドタバタした朝を迎えたのだった。



 --------------------------



「お邪魔するよ」


 朝食を食べた後、暫くするとロイスがやって来た。


「あ、ロイスさん。おはようございます」

「ああ、おはよう」


 リリィが挨拶するとロイスも返事を返した。そして、店内をキョロキョロと見渡した。


「アビーの奴はどうした?」


 店内にアビーが見当たらなかったので、リリィに聞いてきた。


「アビーさんならまだ食事中ですよ」

「結構遅い朝食だね」


 ロイスは朝の時間に訪れているが、すでに10時を過ぎている。朝食を食べるには遅い時間だった。


「あははは・・・。ちょっと朝ドタバタしてしまいまして」


 リリィは少し頬を染めながら苦笑いをした。


「またアビーがリリィに何かやったんだろ?」

「まぁ・・・そうなんですが」

「昨日おめぇが一緒に寝たいって言ってきたのが原因だろうが!」


 そこへ朝食を食べ終わったアビーが怒鳴りながらやってくる。


「で、でも!朝あんなことしなかったらいいじゃないですか!」


 リリィもアビーに反論する。そして、二人の言い合いが始まった。


「・・・・・・・仲がいいんだね」


 その様子を見ていたロイスがそう呟く。


「「どこが(ですか)!!」」


 二人が同時に叫んだ。


「そう言う所がだよ」

「「むぅ・・・」」


 二人は全く同じように返事を返してしまい何も言い返せなかった。


「それよりそろそろ本題の方いいかな?」


 ロイスはただ遊びに来たわけじゃない。そのためリリィも今日は骨董品屋アメリースを開けていない。昨日のことでロイスがやってくるからだ。


「昨日の件は一部の人間以外には伏せておいた。ハンター協会の中に内通者がいる可能性が濃くなったからね。一応奴の身体を確認したところ、漆黒の花の刺青がされていた。恐らくは奴らの仲間だったんだろう」


 ロイスは昨日の男の襲撃者について語った。昨日のハンターはハンター協会の、しかも第1部隊に属する人間だった。ロイスがそのハンターについて調た。一年程前に第1部隊所属になってようで、普段は真面目で指示にも従っていたのこと。いつから闇夜の使徒と関わりを持ったかまではまだわからないそうだ。


「でもアビーさん、よく気がつきましたよね」


 昨日リリィは普通にハンターの言葉を信用して、報告しようとしていた。アビーが止めてくれなかったら、すでに相手に知られていた可能性がある。


「ん、それはまぁ・・・。こいつの性格はよく知っているからな」


 アビーはロイスの方を向き言った。


「ふふ、お前なら僕の意図に気付いてくれていると思っていてからね」


 ロイスが報告に向かう人選を特定して指示したのは、最初から内通者がいることを懸念しての行動だった。今回はそれが功を成したということになる。


「君達の方からは何かあるかい?何か報告しようとしていたが」


 昨日のハンターにリリィが報告しようとしていたのに気が付いていたようだ。


「は、はい!あのですね!昨日の・・・」


 リリィは昨日、古い鍵を拾った場所で黒いコートの男二人が遺跡の中へと侵入した話をした。



「ふむ・・・、その遺跡は黒狼の遺跡だね。確かにあの遺跡は今発見している遺跡の中で大きい方に入る。結構前に発見しているが、まだ全貌が明らかになっていない。まだ調査をしている状況だ」


 遺跡の調査は基本的に第3部隊の管轄だ。だが、黒狼の遺跡の内部はあまりに大きく、守護者ガーディアンも複数いるのだ。そのため、第1部隊も共に行動することが多いのだ。


「だが昨日の報告でも例の男達の情報は上がってきていないな」


 ロイスは腕を組み悩んだ。リリィの話では男達は穴に飛び降りて遺跡に侵入したということ。出るのには別の出入り口が必要になる。だが、ハンター協会の方で把握している黒狼の遺跡の出入り口は一つしかない。そこは四六時中監視が配置されているのだ。理由としては生半可なハンターが中に入らないようにするため。なので入るときも出る時もハンター協会の方で把握しているはずなのだ。


「それなら別の出入り口があるか、中に籠っているかのどっちかじゃねぇか?」


 アビーがロイスに意見を言った。


「確かにその線が高そうだ。一応この話は信頼出来る奴に話しておくとしよう」


 ロイスは立ち上がり、ハンター協会の方へと帰ろうとする。


「あ、あの!」


 リリィはそんなロイスを呼び止めた。


「わ、私達は何かすることありますか?」


 リリィは報告はしたが、今後のことを話されていない。どう動くべきか分からなかったのだ。


「ん~・・・そうだなぁ。今は普通に過ごしてもらって構わないよ」

「え?いいのですか?」


 リリィは遺跡の方へと駆り出されるかと考えていたのだ。


「ああ、しばらくは普段通りに過ごしてもらって構わない」

「その・・・お役に立てていませんでしたか?」


 リリィは上目遣いでロイスに聞いた。


「う・・・。いや、そうではなくてね。えっと・・・」


 ロイスはリリィの目を真っ直ぐに見れなくなり、説明がしづらくなっていた。


「リリィ、ロイスをあまり困らすな」


 そこへアビーが助け船を出した。


「アビーさん・・・」


 リリィはアビーの方を向いた。


「昨夜こっちにあの男が来たということはもしかすると俺達が関わっていることを、向こうに報告されているかもしれねぇだろ?」

「・・・確かに」

「で、あまり突っ込みすぎると俺達が狙われる可能性が増えちまう」

「・・・そうですね」


 リリィはアビーの説明に一つ一つ納得しながら聞いた。


「ここで普段通りに過ごせばどうなる?」

「・・・私達が今まで通りに過ごすことで私達が関与していると思われなくなる?」

「その通りだ」


 リリィは説明されてロイスの言った意味がやっと分かった。


「すまないね、リリィ」


 ロイスが謝ってきた。


「いえ、私もすみませんでした」


 リリィは困らせてしまったことを謝った。


「でも、必要になったらまた僕かセレナがここに来るから、その時は頼むよ」

「はい!わかりました」


 リリィは元気よく返事をする。


「じゃ、アビーもよろしく頼むよ」

「あいよ」


 アビーは適当に手を振ってロイスを見送った。そして、ロイスはハンター協会の方へと帰って行った。



「アビーさん、お店開けますね」

「おう!よろしくな」


 もうすぐ昼の時間だが、普段通りに過ごせとの事なので、お店を開けることにした。こうして束の間の日常が帰って来たのだった。



 --------------------------



 コツ・・・コツ・・・コツ・・・コツ


 暗い洞窟のような遺跡を男二人が歩いていた。この遺跡は建造物と自然の洞窟のような場所が入り交じっていた。人が住んでいそうな区画もあるが、全て朽ち果てていた。物によっては、遺跡の魔力なのか崩れることなくその姿が健在の建物も幾つもあった。


「兄貴、何処までいくんすか?」


 後ろを歩いている男ズズが前の男に聞いた。


「・・・・・・・・・・」


 だが、兄貴と呼ばれた男は口を開くこともせずに歩き続けた。


「仲間を呼んだ方が良いんじゃないすか?この遺跡は大き過ぎますぜ」


 二人の男は遺跡に入って2日目を迎えている。探索を続けてはいるが、中は迷宮の様になっており、一向に目的の場所が見つからないのだ。


「・・・他の地方にいる奴等は招集中だ。ルインにいる奴等は奴等はでやることがある」


 兄貴と呼ばれている男は簡潔に質問に答える。


 そして、そのまま二人は歩き続ける。


「っと、どうしました?兄貴」


 突然止まった兄貴にズズは何かを見つけたのかと思い聞いた。兄貴と呼ばれている男が止まった場所は、岩肌が剥き出しの壁の広い通路の途中だ。ズズには特に何も無いように見えた。


「・・・・・・」


 男は何も無さそうな岩の壁に手を這わせた。よく見ると岩の1ヶ所におかしな穴があった。


「あ、兄貴!その穴は!」

「・・・・ここだけ風が乱れている。恐らくは隠し部屋か何かあるのだろう」


 そう言って例の鍵を取り出し穴に差し込んだ。差し込む際に古いからなのか多少の抵抗はあったが、すんなりと鍵は差し込まれた。すると


 キィィィーーーーン


 突然、鍵がぼんやりと光り始め、岩に何かの魔方陣の様なものが浮かんだ。そして、岩が元から何もなかったように消えていった。


「・・・・・・行くぞ」

「へ、へい!」


 消えていった岩の向こうに現れた暗い通路を二人は進んで行った。



 --------------------------



「リリィちゃん、これを頼む」

「はい、それは・・・」

「リリィちゃん!こっちもだ」

「はい!少々お待ち下さい」


 お昼前に開けた骨董品屋アメリースは昼過ぎから大忙しになっていた。


「アビーさん、下からこれ持ってきてください」

「えっと・・・どれだ?」

「これです。右の棚の一番上に入ってますから」


 リリィはアビーに場所を教えていると


「リリィちゃん!ちょっといいかい?」

「ちょっと待ってください。ではアビーさん、お願いします」

「あいよ」


 アビーは珍しく店内の仕事を手伝っていた。今日はアビーに手伝って貰わないと、店が回らないくらい忙しいのだ。


「リリィちゃん、これはもう無いのかい?」

「確認しますのでお待ち下さい」

「赤の方も確認してもらっていいかい?」

「はーい」


 今日のお客が求めているものは殆どが魔石だった。後は鉱石やら薬の材料になる野草とかが売れていく。


「おい、リリィ。魔石はこれで全部だ」


 アビーは地下の倉庫から残っている魔石を全部持ってきた。


「わかりました。申し訳ありませんが、この魔石で最後となります」


 リリィがそう言うとお客が群がってきた。リリィは慌てて離れて、会計に回ることにする。



「ありがとうございました」


 それから暫くして、やっとのことで最後のお客を捌けた。


「つ・・・疲れた」


 リリィはカウンターにパタっと倒れ込んだ。


「すげぇ客の数だったな」


 アビーは椅子に腰掛けて笑いながら言ってきた。


「それにしても魔石が全部売れるなんてな」

「・・・そうですね。また作らないと」

「だな。しっかしこの客の数、向こうさんの魔石も無くなったのかねぇ」


 アビーが言った向こうさんとはハンター協会のことだ。ハンター協会の方でも魔石を売っている。というのも以前も説明したが、基本的に魔石はハンター協会の方で発掘して、ハンター協会の中で販売しているものなのだ。それ以外の方法だと遺跡で見つけるしかないが、数はもちろん少ない。そのため、ハンター協会で魔石が発掘出来なくなれば、魔石の流通は滞り、街の外から取り寄せる形になってしまう。


 だが、この店の魔石はリリィが作った物だ。リリィが魔石を作れるのでこの店は安定して売ることが出来るのだ。ただまぁ、今は最近作っていなかったので在庫が少なかったのと、お客の殆どが魔石を買いに来ていたので無くなってしまった。


「・・・少し休憩したら作ってきますね」


 外はもう夕方でオレンジ色に染まりつつある。リリィが魔石を作る場所は徒歩10分ぐらいの場所だ。完全に暗くなる前には戻って来られるだろう。


「ああ、頼んだぞ」

「・・・ゲートリングで送りますので地下室の整理も頼みますね」

「・・・・・・ああ、わかった」


 アビーはせっかく休めると思ったのに仕事はまだ少し残っているようだった。



 --------------------------



「んーーーー!!」


 リリィが地の魔力を圧縮している。これが今日作る最後の魔石だ。流石に4種類の魔石を1日で作るのは疲れる。最後は気合いで作っているようなものだった。


 カランカランカラン・・・


 ドーム状に凹んだ場所に黄色の魔石が何個も転がった。暴走も起きずになんとか魔石をある程度補充することが出来た。


「・・・今日はもう限界かも」


 リリィのように莫大な魔力の持ち主でも魔力を圧縮し続けるのは疲れるのだ。全色合わせて100個程は作ったと思う。リリィはゲートリングで魔石を倉庫に送りながら夕飯のことを考える。


(もう疲れたから簡単な物でいいかな・・・。でもアビーさんはいっぱい食べたそうな気がするよね・・・。うーん・・・)


 今日はアビーも働いたので何かと作ってくれと言われる気がするリリィだった。


「・・・帰ろ」


 リリィは魔石を全て倉庫に送り終わり、帰路に着いた。



「・・・・・・ん?」


 リリィはアメリースに帰る途中に黄色い仄かな光の球を見つける。最初は蛍か何かと思ったが、光の球が大きかったので気になった。


「な、なに?」


 黄色い光はリリィの周りをくるくると回りある方向へ行ったり来たりする。


「えっと・・・・来てほしいの?」


 リリィはその光に話しかけるが光は何も言わずにふよふよとリリィを待つかのように同じ場所に留まった。


「・・・・・・」


 リリィは何となくその光に付いて行く。光はリリィが来ることを確認すると更に進み始める。


「やっぱり付いてきてってことなのかな?」


 リリィはそのまま光を追い続けた。アメリースとは方向が違うがまだ暗くはなっていない。少しなら平気と思いリリィは黄色い光を追い続けた。


 そして、黄色い光はある石碑の様な場所で止まった。


「・・・ここは」


 リリィは辿り着いた場所は朽ちた遺跡が広がる草原のような場所に一つだけ石碑が佇んでいる場所だった。石碑をよく見ると何かの文字が書かれていた。


「へいき・・・かぎ・・・・・おく・・ふう・ん・・・やみよ・・・・ねむる・・・・ひとつ・・」


 リリィは読める場所だけ読んだ。その文字は知らないはずの文字なのだが、リリィは何となく読めてしまった。


「・・・なんで私こんな文字読めるの?それに闇が眠る一つって・・・。それに鍵と封印って」


 リリィは心当たりのある単語が幾つかあり混乱した。


「・・・え?」


 いつの間にか黄色い光の球はリリィの目の前にいた。


「な、なに!?」


 いきなり、リリィの目の前が黄色い光に包まれた。



 --------------------------



「巫女様、ではこれはここに封印するのですね?」

「ええ。これで全ての封印が終わります」


 白装束を着た女性と神秘的な衣に包まれた女性がどこかの神殿の様な場所で話していた。


(え?なに・・・これ?)


 リリィはその光景を上から見ている感覚に陥る。


「では、これの封印もあの子と同じ時期にしましょうか?」

「・・・いえ、これは少し遅らせましょう。あの子が成長する時間も必要ですから」


 そう言いながら二人の女性は大きな何かに触れて言う。


「これは・・・が・・・・・・に・・・・なのです」

「しかし・・・・・では・・・・・・・危険・・・す」


 途中からリリィは二人の声が聞き取り辛くなってきた。


(ねぇ!何が危険なの?ねぇ!)


 リリィは叫ぶがその女性二人には聞こえていない様で何かを話し続けていた。もう声は一切聞こえなくなり、次第に視界も白く染まり悪くなっていく。


 そして、視界が完全に白に染まる瞬間、神秘的な衣に包まれた女性がリリィの目を見て何かを言った気がした。


(ごめんなさい?)


 リリィにはそう聞こえた気がした。そしてそのままリリィの意識は途切れていった。



 --------------------------



「おい!リリィ!おい!」

「・・・・ん」


 アビーが叫ぶ声で目を覚ましたリリィ。


「おい!大丈夫か!?」

「えっと・・・ここは?」


 リリィは身体を起こし辺りを見渡す。そこは先程魔石を作った場所からアメリースへ帰る途中の道だった。


「怪我はないか?」


 アビーはリリィを心配して顔を覗き込んでくる。


「う、うん。怪我とかはしてないから大丈夫」

「よかったーーーー」


 リリィの安全が確認できるとアビーは深く息をついた。


「えっと・・・どうしてアビーさんがここに?」

「ここに?じゃねぇ!お前が全然帰って来ねぇから探しに来たんだろうが!!」

「え!?」


 リリィは慌てて周囲を見てみる。先ほどまで夕焼けだったのにいつの間にか辺りは暗くなっており、太陽は沈み切っていた。


「本当に心配したんだぞ!」

「うぅ、ごめんなさい」


 心配をかけてしまったことに涙目になって謝るリリィ。アビーはそんなリリィを優しく抱きしめて来た。


「いや、怒鳴って悪かった。お前が無事ならそれでいい」

「うん・・・。ありがとう」


 リリィは心配してきれる心ことに嬉しく感じた。


「それより何があったんだ?ここで倒れていたから魔物か何かに襲われたのか?」

「えっと・・・光の球を見たような・・・」


 リリィは何かあったことは覚えていたが、内容まで思い出せないのだった。


「んーよくわからんが、大丈夫なら帰ろうぜ」

「うん」


 リリィはアビーと一緒にアメリースへと帰って行った。

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